私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

快刀洪吉童(ホン・ギルドン)最終回

2008-03-30 18:43:58 | 韓国ドラマ か行
「一緒の道を進むって言っていたのに・・・」というイノクに「二人が一緒の道を歩むことは出来ないことです」と現実の姿を諭す尚宮。しかし「ギルドンに逃げるように伝えなきゃ・・・」尚宮が止めるのも聞かず、ギルドンの元に行くイノク。

「前も俺に逃げろって言ったな」おお、そういえばそんなことがあった。あの時はギルドンが死んだと思い、イノクは毎日泣いて暮らしていたのだ。しかし今度は違うらしい。
イノクが自分の元に再び戻って来たことを受け入れるギルドン。
そして「お前にしか頼めない」とチャンフィへの手紙をイノクに託すのだ。
しかし義賊団のギルドンと王位に就いたチャンフィ。世の中を変えるために戦うギルドンと、国を守るために戦うチャンフィの進む道はもう交わることはなく・・・

未来を託す者は逃がし、杯を交わし、ギルドン達も最後に向けて身辺整理だ。
流れ星のように降って来る弓矢の中、手を握りあって消えてゆくギルドンとイノク。

***
「ギルドン達は永遠に生きている。あの本の中に。皆の中に・・・100年後にも500年後にも、強い人間もいれば弱い人間もいる。いつでも一緒だそしていつの時代にもギルドンはいるんだ・・・」(多分こんな感じのナレーションだった)

ー終ー

時代劇は苦手なのだが(多分今も苦手)、最後まで見られたのはギルドンのキャラクターがきっちりと出来上がったものだったからだろう。
何年も語られたキャラクターには、やっぱり長年語られるだけの魅力があるものらしい。
ギルドンを演じたカン・ジファンも好印象だった。ギルドンとイノクの虎退治ネタと蒸しパンネタも楽しかったし。最後の最後まで「蒸しパンのたわわになる木を植えたい」などと言っていたイノク。イノクを演じたソン・ユリ最初はどうなることかと思ったが、最後にはいつものお姫様然とした感じはなく、あのイノクのキャラクターを楽しんでいた様子だったし。
出演者の息の白さから、ロケの過酷さも伝わってくるドラマだったが、24回最後まで楽しめてよかった。

***
NHKの好きそうな題材だと思う。(私の勝手な推測)
チャン・グンソクが出演するファン・ジニも放送するらしいから、是非チャン・グンソクつながりで、秋頃放送などしてくれたらいいのにと思う。蒸しパンネタと虎退治ネタの内容を再度確認したい・・・

Sweet Rain 死神の精度

2008-03-30 12:19:07 | 映画鑑賞
地上に降りてきて、死神の仕事をする時は千葉と名乗る男(演 金城武)と三人の対象者の物語。

光石研が演じるヤクザのパートが面白かった。映画としては、このパートを挟むことによって前後の二人の女性の物語が浮き上がるようになっているのだろうけれど、金城武が演じる死神の軽さと、ヤクザのパートのなんとも軽い感じが上手くあっていて、私はこのパートを一番面白く見た。

「死」というものが特別でなく、ふわふわとしたものとして描かれているが、そのふわふわさと金城武のどこかデラシネ的なところと合っていて、不思議な2時間だった。

***
黒目の大きいキュートな死神の金城武が好印象。



死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎
文芸春秋

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