私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

快刀洪吉童(ホン・ギルドン)第22,23話

2008-03-28 21:00:00 | 韓国ドラマ か行
アイラブユーという二人にしか分からない言葉を叫び、ギルドンに気をつけるように促すイノク。
「二人で虎を捕まえた時のように・・・」男装をして危険を知らせに来てくれたイノクにギルドンがかける言葉はやっぱり虎の話だ。
(どこまでも虎退治がついて回る二人の仲だが、虎退治も二人の大切な思い出だから仕方なし)

王の企みも不発に終わり、無事に王に即位するチャンフィ公子。
ギルドン達も自分達の立てた王の下でいい国を作ろうと意気込むが・・・・
(義賊団と王が手を組むなど、そんなに上手く行くはずがない)
更にギルドンには、自分を受け入れてくれなかったことに今更ながらショックを受けたウネの傷心という別の問題もある。


チャンフィは元王から、自分が持っていた刀が贋物だったこと、そしてそれをギルドンも知っていたこと、さらに自分を王位につけるために亡くなった母親がしたことを明かされ非常なショックを受けるのだ・・・
強力なブレーンが尚宮だけというチャンフィの苦悩は王になっても続く。

「私は王になったのだ」というチャンフィと、いい国を作るために頑張りたいというギルドンの思いはどんどん離れていく。
(権力を手に入れていないものは、やっぱり理想をうたうし、実際に権力を手にした者は失脚を恐れるものだ)
「いい国が出来なければ、私をも倒すのか?」というチャンフィの疑心は、民衆に読まれる流行本「ギルドンを王様に」というフィクション本の出現さえ、問題視するようになるのだ。

「イノクにずっとそばに居てもらいたい」というチャンフィの思いは結局実らず、イノクを自分の下から解放しようとするチャンフィ。
遠くに旅立つ前に「少しでいいからギルドンに会いたい」というイノクを止める尚宮。
「今行ったら死にます・・・王が義賊団を襲撃するのです・・・」
チャンフィが義賊団を襲撃することを選択したことに衝撃を受けるイノク。

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ギルドン一筋だったイノクには、権力と愛に悩むチャンフィの苦悩は分からないだろう。しかし最後の最後に優しいところを見せてくれた尚宮。