私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

どなたですか?第7,8話

2008-03-27 23:06:56 | 韓国ドラマ た行

6話はソウルで見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまっており、全然ストーリーを覚えておらず。あの秘書の人が、スンヒョに一生懸命冬ソナの説明をしていたところは覚えているのだが・・・
で、どうしようかと思ったのだが、これから謎解きで面白くなりそうだったので、とりあえず、見られるところまで・・・・
(どうやら、ただ憑依したスンヒョを面白がるだけの流れからはちょっと脱した様子・・・)

事故現場に来たヨンインとスンヒョ。崖の下に下りていくところをいやいや手助けするスンヒョだが、潔癖症ゆえ素手ではなく、白いハンカチを間に介しての手助けだ。
そしてスンヒョが持っている父親の遺書を受け取りに彼の家に行くヨンイン。父親が乗り移ったおかげで沢山のご馳走とお酒のせいで彼の家に泊まることになるヨンイン。勿論朝になると当然のように追い出されるのだが・・・

そしてスンヒョにとうとうヨンインの父親の姿が見えるようになる。
が、声は聞こえないという設定。(笑)
そうそう簡単にヨンイン父の素性は明かせないのだ。「ヨンイン父は本当は死んでないのでは?」と思いスンヒョが取る行動の数々は、周りの人には理解されず、逆にどんどん彼が怪しく思われるばかり。(それにヨンイン父に憑依されている間は仕事も出来ないので、部下にもどんどん疑われるばかりだ。)


ヨンインがあの美術商の世話になっているのを心配するスンヒョは、彼の家から出るように言うなど、だんだん二人の中は近づいて行き、ヨンインからもその潔癖症は直す努力をしなきゃと忠告を受けるようになるが・・・

ヨンイン父が殺されたのか、それとも・・・という謎解きが中心になるのか、それとも潔癖症のスンヒョとヨンインの恋物


水の迷宮

2008-03-27 21:08:13 | たまに読んだ本
ソウルの空の下で読んだ一冊。

ある夏の一日。東京の水族館での出来事。
それは、三年前のある事件を彷彿とさせるようでもあり、それとは全く違う展開を見せるようでもあり。

一幕目で登場人物が全員登場といった感じなので、最初は誰が誰やらわからずだ。
おぼろげながら人間関係が把握出来たところで、殺人事件が起こりという展開。
しかし、殺人事件が起こりながらも、行間からは生々しい感じがひとつも漂ってこない。
登場人物も、とても殺人事件が起こったとは思えない対応だ。

殺人事件が起きているはずなのに、事件はここで起こっているはずなのに、誰もが努めて冷静さを装って物事に対処していこうとする。
わさわさしていない文章は落ち着いてさくさくと読めるが、「人が一人死んだはずなのに・・・」という緊張感は全然感じられない。
それがこの本の持ち味であり、好みの分かれるところだと思う。

***
結末は更に好みの分かれるところ。私は決して嫌いではない。むしろ好きともいえるだろう。この結末に異を唱えるのは嫌だという思いもある。
それでも「こんな結末が許されると思うのか!」と強い口調で問いただされたら、小さくなってしまう。

なんとなく、歯切れが悪くなってしまうのは、登場人物の誰かの気持ちになって、全力応援という気持ちになりきれないところ。
(特に探偵役ともいえる登場人物の魅力がいまひとつリアルに感じられなかった)
水の迷宮というタイトル通り、水の流れに流され最後までさらさらと読み進め、ふと気が付くと最後までたどり着いていた感じだ。




水の迷宮 (光文社文庫 い 35-3)
石持 浅海
光文社

このアイテムの詳細を見る