看護婦さんに「手術を受けなかったら、どうなるんですか?」と質問をぶつけるスホ。「そりゃ必ず受けなくちゃ。でもどうしてそんなことを聞くの?」「僕が大きくなったら必ずお金持ってきますから。いくらですか?」そんな一生懸命な態度のスホは、思い余りとうとう置き引きをやり警備員に捕まってしまう。(子どもなりの一生懸命さが泣かせる。)
すると「私の息子です。許してください」と申し出る男性が出現。スホに食事を食べさせ、お小遣いを与え、「おじさんはカナダに住んでいるんだ。しばらくの間、おばさんが元に戻るまでうちに来て息子になってくれないか?学校にも行けるよ。」と突拍子もない話を始める。(あの病室にいた女性のだんなさんだ。亡くなった息子にスホがそっくりだったのだ)
結局ウニョンの手術費用と引き換えに息子の代わりになることを選ぶスホ。(そんなこと有る訳ないと思うが、ウニョンは手術を受け、そしてスホはカナダへと旅立つのだ)
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現在のオーストリア・・・
コンサートのあとのパーティで一緒になる、フィリップとウニョン、そしてイナとジェハ。
(イナは勿論夢心地だ。既にジェハの元にたどり着くまでの15年について懐かしくさえ思っている。)
ダンス中も紳士らしいフィリップの態度と比べ、(笑顔も非常に好ましい!)ウニョンに不躾な視線を送るジェハ。(ウニョンのことを覚えているのか?分かっているのか?)
ウニョンに借りた@赤いくまのセーターを投げ捨て「汽車の中のことは黙っててやるよ。プレイボーイなフィリップの態度を錯覚しているのか?」と言いたい放題。ウニョンに「チェス オプソ(感じ悪い)」といわれても当然のジェハの態度に比べ、どこまでも紳士然としたフィリップ。会場を黙って立ち去るウニョンのあとを追いかけ、足をくじいたウニョンを優しく介護し、部屋まで送っていくとうマナー通りの態度だ。
フィリップの好意に気づいたのか気づかないのか、はっきりしないウニョン。そして子どもの頃の夢にうなされるジェハ。
朝靄の中、クリスタル・ミュージアム(教会?)でニアミスをしたらしい二人。教会の前に積まれていた石、汽車の窓ガラスに書かれたスマイルマーク、貝で作った置物、そしてフィリップから彼女の名前が@ウニョンと聞き、あの元気な女性が「死ぬまで私のお兄ちゃんでいて」と言ってくれたあのウニョンだと気がつくのだ。
偶然については、突っ込んでも仕方ない。この先どうなるか、そちらに注目。
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朝靄の光が差し込む教会の中のライトのきらめき、(シャンゼリアか蝋燭か)、ホテルの部屋から見える湖の静けさと緑色を基調にした画面と、大人になってからも景色が綺麗なことには変わりなし。
今日のフィリップ(ダニエル・ヘニー)
足をくじいたウニョンをお姫様だっこで助けるダニエル。上背があるため、タキシード姿のそんな姿でさえ非常にスマートに見える。
普通は見ている方が照れてしまうお姫様だっこだが、ダニエルなので許される行為か。
今日のフィリップ(ダニエル・ヘニー)の韓国語
ワヨ(着いたよ) ヨギ アパヨ?(ここ 痛いの?)