5年生のミノリちゃんとユウカちゃんが「山菜取りに来ましたー!」とつむぎの家にやってきました。「えー! 山菜って今、何があるの?」と聞き返すと「シドケとか~、 タケノコとか~」との返事。 はは~ん、グリーンウェィブの時、食後の散策で食べたタケノコの味を覚えていたようです。「シドケはもう遅いけどタケノコはこれからだから採れるよ、でも今、手が離せないのでその辺のミツバでも採っていて!」と言うと、早速ミツバを摘み始めました。
ミツバは、土手や川べりにたくさん自生しており、二人はミツバの芯を摘んでいるところです。
フキも今、美味しい時期で、土手の草むらに生えています。二人が採取していると、川べりで遊んでいた2年生のケイスケ君もやってきました。
ケイスケ君は、山菜よりも生き物に興味があり、草むらでカノコガを見つけ手のひらに乗せ、観察しています。
カノコガ
カノコガは昼行性の蛾で、黒字に白い紋、鹿の子模様の可憐な蛾で、今の時期によく目にします。
ケイスケ君が次のに見つけたのは四つ葉のクローバーでした。「5つ葉もあったよ!」とのケイスケ君の言葉に誘われ、ユウカちゃんはフキ採りから、四つ葉のクローバー探しに転じ、見つけたクローバーに見とれています。
興味はクローバーに移り、3人で競争しながら、四つ葉のクローバー探しに夢中になっています。
ケイスケ君は、両手いっぱいの四つ葉のクローバーを見つけ、摘みました。父の日のプレゼントができたとニコニコ顔。
今度はタケノコ採りです。
ホテイ竹のタケノコは、グリーンウエーブで植林した場所の近くなので、場所が分かっているミノリちゃんは、先頭を切って走っていきました。
タケノコ(ホテイチク)を探し回っている3人。
タケノコは、まだ出がけで、なかなか目に入らないようです。傍らの桧林まで地下茎を伸ばしているので、そこを重点的に、懸命になって探しています。
ホテイチク
ホテイチクは、七福神の布袋様のお腹を連想させるように、節の間が狭く、根元近くが不規則に膨らむ竹で、釣竿や杖などに利用されたようです。タケノコ自体は小さいのですが、比較的あくが少なく、これからが旬の時期です。
タケノコ採りの後に、ミズ(ウワバミソウ)を採りに行くつもりでしたが途中から雨が降り出してきたので、ミズは次回に採りに行くことにしました。グリーンウエィブの植林体験を機に、自然の中の食べられる山野草に一段と興味を持ってくれた5年生、嬉しい限りです。