木枯らしが吹き荒れ、ふきだまりには枯葉舞う寒い冬を迎えました。
玄関先に降り積もった落ち葉を片付けるために、石を持ち上げると、石の下て眠る昆虫達の姿がありました。
石のくぼみを利用して、蛹になったモンシロチョウとコカマキリの卵嚢です。
コカマキリの卵嚢
草木についたオオカマキリやハラビロカマキリの卵嚢はよく見かけますが、コカマキリは、越冬場所に石を選んだようです。傍には、昨年のものと思われるすでに孵化して破けた卵嚢の殻がついていました。
モンシロチョウの蛹
体は、帯糸でしっかり固定され、見つけた時には石の裏側で糸で吊るされた状態でした。
ここを安全な場所と考え、目覚めの日まで、石の下で過ごす昆虫たち、厳しい冬を無事に乗り越えられるでしょうか?
それにしてもモンシロチョウにとってカマキリは天敵、同じ場所で冬越しするということは、コカマキリの産卵後に、モンシロチョウの幼虫が蛹になり、春には、モンシロチョウはカマキリより先に羽化するという自然の流れなのでしょう。
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