ナツハゼ(ツツジ科)
裏山のナツハゼの実が収穫時期を迎えました。
ナツハゼの語源は、夏にハゼのような紅葉が見られることに由来しますが、この木の周りにはアカマツやタカノツメなどの高木があり、十分な日光が当たらず、残念ながら美しい紅葉は見られません。
それでもこの時期、ナツハゼの実は黒く熟し食べごろです。一粒口に含んでみると、甘酸っぱい味が口の中いっぱいに広がりました。
早速、収穫しました。
完熟しシワシワになった実もあったのですが、雨上がりの合間を見ての収穫でしたので、みずみずしく黒光りして、まるで黒真珠のようです。
このあと、葉や柄を取り除き、きれいに洗って砂糖とオリゴ糖を入れて煮つめ、ジャムを作りました。
出来上がったジャムを、ヨーグルトに入れていただきました。生食した時は、小さな種が舌に残りましたがジャムにすると全く違和感がありません。純国産のブルーベリーというところでしょうか、最高の味わいのジャムに仕上がりました。
今、木々の実は食べごろを迎え、野鳥たちにとっては大切な食料です。
鳥たちは木の実を食べ、不消化の種は糞と一緒にあちこちに散布、春にはその種が芽を出し、生長して樹木になり、豊かな森がつくられていくという、木の実と野鳥たちの共生の輪を崩さないようにと心しながら山の恵みをいただきました。”ごちそうさまでした。”
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