先日裏山で、クワの木を伝って4mほどの高さに蔓を伸ばし、たくさんの小さな実をつけているつる性落葉木に出会いました。実の形や大きさが山ぶどうに似ていますが、葉の形はまるで違い、味は山ぶどうそっくり、以前にも出会った気がするがどうしても思い出せない。
蔓ごと4~5本持ち帰り調べてみますと、葉の形が三角形に近いサンカクヅル(ブドウ科)でした。別名ギョウジャノミズ(行者の水)とも言われ、蔓を切ると、樹液が出て来ることから、昔、行者がサンカクヅルでのどの渇きを潤したというのが別名になったそうです。
まだ青い実も残っていますが収穫時期、黒く熟した実は、山ぶどうのように種が大きく食べごたえはないが疲れを癒してくれる心地よい酸味です。
サンカクヅルの実を皮ごと煮て、裏ごしにかけ種を取り除いてジャムを作ってみました。出来上がったジャムをヨーグルトに入れると、アントシアニン色素が広がって、きれいなあずき色になりました。
山の恵みの味は、程よい酸味があり、なんとも言いがたい奥深い味わいです。自然の恵みに感謝!
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