7月24日に、確認した直径7㎝の白いボール状の幼菌ような物が、その後赤みを帯び、てっぺんが盛り上がってきて、ひび割れしてきました。
いったい何が出てくるのだろうか?と観察をつづけていると、幼菌が割れ、まるでタマゴのような暗緑色のグレバが頭をもたげてきました。
グレバが出きり、その下に白い柄が顔をのぞかせています。キヌガサタケのようだけれど、こんなに大きなものは初めてです。
グレバが出きって白い柄が伸びてきました。
グレバの下からフリル状のマントが見えてきました。
やがて、マントが波打ってきました。
マントがドレスのように伸びてきました。キヌガサタケにまちがいないようです
グレバが見えてから約15時間、マントの裾が開き切っていませんがキヌガサタケになりました。
通常は、20㎝前後のキヌガサタケが大半で、グレバが見えてから約3時間ほどでキヌガサタケになります。
幼菌の場所が、土手の斜面で不安定なために斜面を這うように、うつむいたさびしげな表情で出現しました。
直径6㎝、高さ35㎝の巨大キヌガサタケです。
梅雨明け宣言と共に夏日になり、まわりの草を刈ったこともあり、直射日光の当たる環境での発生で、ドレスが開き切れず残念でしたが、この大きさには驚きです。
キヌガサタケの生長には、湿度が高く、直射日光の当たらない薄暗い環境が良いようです。
平坦な、草地に出たキヌガサタケ。
これまで約70本のキヌガサタケが確認できました。まだポツリポツリと幼菌が見えていますので、しばらくの間は、楽しめそうです。
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