20日(土)、さわやかな秋晴れの中、稲の脱穀に入りました。
毎年トラブル続きのハーベスター(中古で20年以上稼働)を長屋から出して点検し、試運転を始めてみました。今年は予想に反して調子がよく、そのまま本格稼働に入り、一日中働いてくれました。
この日は、稲ハセ10軒分を終えました。
稲ハセは、毎年植木さんが建ててくれます。
綾里地方では、クリの木の杭をY字に組み、上に長い丸木を渡し、下段のみ藁縄で固定した、2段ハセが一般的です。このハセに稲束を3段にして干します。比較的単純な造りですが、ハセに私が上ってもびくともしない頑丈さです。植木さんの腕と技には感心します。
ハセに逆さに掛けた稲は、天日にさらされ、自然乾燥とともに茎にあった養分が稲穂に移り、ひときわおいしいお米になるようです。
2日目の21日、植木さんも手伝ってくれ、すべての脱穀を終えることができました。
無農薬で米作りを始めて3年目、今年は干ばつと猛暑が続き、稲の生育を心配しましたが、例年通りに育ってくれました。農業の大先輩に支えられながら、さわやかな秋晴れの中、脱穀を無事に終えることができました。自然と人に感謝!秋の恵みに感謝!
脱穀初日に遊びにやってきた来た6年生。
休日は野球クラブで忙しい6年生が、秋の陽射しに誘われたのか、珍しくつむぎの家にやってきました。
「今日の練習は午後からなので」とリョウマ君。久しぶりに「ほら貝」を吹いてみたくなったようで、穀長屋にあるほら貝を借りに来たとのこと。上手に吹くタイキ君を囲んで、ほら貝の高鳴る音色に聞き入っています。
翌21日(日)は、6年生最後の引退試合とのこと、引退したらつむぎの家で思い切り遊んでくれることを心待ちにしています。
脱穀2日目の21日は、今度は親子連れの一団がつむぎの家にやって来ました。
先日学校で3~4年生に木の実や小枝を使った「ネイチャークラフト」の評判が良かったのか、2年生の親子が「リスを作るのでドングリがほしい」とやって来ました。しかし、脱穀中でゆっくり対応ができず、「ツバキの実でもいろいろなものが作れますよ!」と話すと、カタクリ山のヤブツバキの大木から、ツバキの実をとって帰っていきました。
親子にとっては、秋晴れの心地よい休日で、つむぎの家の里山を散策したかったのでしょうが、私どもには絶好の脱穀日で、自然を相手にしていると、休日も忘れがちになります。
手が離せないほど忙しい農作業は限られますが、この日だけは、せっかく親子連れでおいでいただきながらも、ゆっくり案内できずに失礼しました。(このブログ紙面を借りてお詫びいたします)
脱穀を終えたつむぎの家の里山は、シンボルツリーの桂の葉が黄葉し、小枝柿が一段とオレンジに色付いてきました。秋も一段と深まり、霜の降りる来月には、干し柿作りが始まります。
感動です。
今日思いがけなく加藤敬三さん、英子さん夫妻の居宅に
おじゃましました。
学生時代を思い起こし話し込んできました。
いい一日でした。
お元気でご活躍ください。
今、里山では紅葉が進み、生き物たちも厳しい冬を迎える準備で大忙しのようです。
柿の実も色づきはじめてきたので、霜が降りる来週あたりから干し柿づくりの準備をしようと思っています。地域の子どもたちは、今週末の学習発表会に向けて張り切っているようです。私たちも学校から招待を受けていますので、27日の発表会が楽しみです。
自然の厳しさの中で、自然の変化に癒され、地域の子どもたちからも活力をもらいながら生活しています。