ビニールハウスのイチゴの葉上に2匹のマメハンミョウ(ツチハンミョウ科)がいました。ふっくらとした大きめの体をしたメスと細めのオスのようです。
2匹のマメハンミョウは、互いに顔を見合わせコミュニケーションをかわしているようです。
その後、メスのマメハンミョウが、葉裏をつたって移動を始めました。
すると、オスがその後を追いかけはじめました。
すると、メスは身をかわし、オスに立ち向かっています。
オスは、葉裏に落ちてしまいました。オスの様子を気遣うマメハンミョウのメス。
この後しばらく観察しましたが、カメラをむけても動じず、追いかけあったり、向き合ったりして互いに戯れていました。
マメハンミョウは、「カンタリジン」と言う猛毒成分を持ち、敵から身をまもるすべを備えているからか、人にも恐れず2匹の戯れは3分ほど続きました。
ーマメハンミョウの不思議な生態ー
幼虫時代は土中に埋まっているバッタ類の卵塊を食べる肉食ですが、成虫は大豆などのマメ科の植物を食べる草食のようです。農家にとっては、幼虫時代は益虫であり、成虫になると害虫と言う複雑な存在ですね。それにしても頭赤で触角を震わせながら戯れているマメハンミョウの姿は何ともかわいいですね。
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