マクキヌガサタケの幼菌。てっぺんが固くなりました。
8月1日、午前5時30分、幼菌のてっぺんが割れ、頭部が見えてきました。
グレバが顔を出しました。
グレバの形ができて、かすかに柄が見えています。
柄の伸長と共に、マントの生長が始まりました。
マントと柄がともに伸びてきています。
幼菌から顔を出して、約3時間半、マクキヌガサタケが完成しました。
マントの丈が短いことと、竹林ではなく茶の木の下に顔を出したことや、マントの網目も粗いことから、マクキヌガサタケと思われます。
上から見たマクキヌガサタケ。
7~8m離れたところでも、グレバの独特の臭いがし、ショウジョウバエをはじめ、さまざまな昆虫がグレバにやってきました。
幼菌からマクキヌガサタケの完成まで、観察することができ、感激です。
生長の様子が肉眼でもわかるくらい速いスピードで、成菌となり、いったん完成すると早いスピードで、しおれていきます。はかない命だけに、強烈なグレバの臭いで虫をよび、昆虫たちの活動によって繁殖をひろげているのでしょうか。自然界の不思議を感じます。
そして、マクキヌガサダケの3時間半の成長を一瞬も見逃さないで観察し、その自然のドラマに感動している千田さんを懐かしんでいます。
お元気な様子、よかったです。
千田耕基で探したところ、すごい活躍なさって
いたことを知りました。
退職してなお別分野でのお働き眩しく感じます。
私は自宅から近い宮城学院で非常勤講師をして
四半世紀、最後の務めに勤しんでいます。
ブログ時々お邪魔させていただきます。
グレバと呼ばれる頭部の表面に、胞子を含んだ粘液があり、においで虫を呼び寄せ、虫の体に胞子をくっつけ、運ばせるキノコの知恵には驚きます。
自然界には驚きや感動のドラマがいっぱい、見ようとしなければ見過ごしてしまうこともあり、里山暮らしをして、初めて気づいたり発見したりすることも多いです。
特に、子どもたちの感性に刺激を受けている日々です。