コメツキムシが仲良くキヌガサタケのグレバを食べています。
上はオオナガコメツキと思われますが、親子でしょうか??
クロサビイロハネカクシ(前翅は短く、その下に後翅をたたみ込んでいる)
最初グレバにいたのですが、カメラの気配に気づき、柄に移動しました。
ハエが比較的多いですが、中でも多いのは、小さなショウジョウバエです。
ヒラタシデムシ
キヌガサタケは、幼菌の頭部が伸び始めて、成菌になるまでの時間が、キノコの中でも最も早い伸長速度と言われています。(柄の伸長は1~4,6mm/分、マントの伸長は1,3~5,5mm/分)
生長過程を観察したくて早朝、何度か足を運んでいるのですが、なかなかタイミングが合いません。
キヌガサタケは、胞子を風で飛ばす種類のキノコではなく、グレバと呼ばれる異臭を放つ粘液質の胞子ペーストで昆虫をおびき寄せ、あちこちに胞子を運んでもらっているそうです。
グレバにはいろんな昆虫が集まってきます。
グレバの臭いは、人間には嫌な臭いですが、虫たちにとっては魅力的なのでしょう。キヌガサタケが、センチコガネやヤマナメクジによって成菌から3日で食べつくされ、形がなくなっていた時には驚きました。虫たちにとってもおいしい食材、キノコと昆虫の持ちつ持たれつのステキな関係ですね。
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