昨年8月、クスサンの幼虫が蛹になる場所を求めて大移動する様子を紹介しましたが、今年は、成虫が玄関の灯火にやってきました。http://blog.goo.ne.jp/yukitixyann/d/20120804
クスサン(ヤママユガ科)
玄関マットの上で目玉模様の羽を広げたクスサン。
10センチほどの大型のガで、幼虫は”シラガタロウ”、繭は”スカシダワラ”と呼ばれています。
そっと指を差し出すと、手の平に上ってきました。触覚を震わせ少々怯えている様子でしたが、正面からの可愛い表情を見せてくれました。
幼虫は、クリやコナラなどの樹木の葉を食べる害虫ですが、目立った食害はありません。食物連鎖による循環の輪がうまく機能しているのでしょう。
一度にたくさん飛来するとギョッとするかもしれませんが、私は成虫とは初めての出会いで、これでクスさんの卵から幼虫、成虫、そして透かし俵の繭と全てに会うことができ感激しています。
蛾(毒蛾意外)は、手乗りさせると思いがけない表情が見られ可愛いものです。