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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

巨大キノコ  「オニフスベ」

2014年04月11日 | きのこ

里山は、カタクリやイワウチワ、ニリンソウやエンレイソウなど、つかの間の光の中に生きる春の妖精たちが顔を出し、野草の花咲く季節を迎えました。加えて、旺盛な生命力で大地を覆う雑草との戦いも、始まりました。

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先日、草刈をしていると子供の頭ほどの大きさの、チョコレート色をした海綿状のかたまりを見つけました。

キノコのオニフスベ(ホコリタケ科)です。

オニフスベは、夏から秋に出現し、最初は白色で、後に成熟すると表面の皮がはがれて茶色になり、胞子を飛ばして通常は、地上から姿を消します。なぜ、4月までこんな形で残っていたのでしょうか。推論ですが、草刈がやりきれなかった場所で、鬱蒼とした草で保護され、風に吹かれ胞子を飛ばすこともなく、今日まで残ったと思われます。

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オニフスベに圧力を加えてみました。弾力があり、煙のような胞子が舞い上がりました。

真っ白い幼菌のオニフスベは、食用になるようですが、これは胞子を飛ばすことができずにじっと時を待っていたオニフスベの老菌でした。それにしても、真冬の風雨や雪に耐え、春まで良く頑張りましたね。

遅ればせながらも、周りに撒き散らした胞子が地上で菌糸をのばし、この地で子孫を増やして欲しいと密かに、今秋に思いを馳せました。


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