フクジュソウ(キンポウゲ科)
10日近く三陸を離れていました。日陰に残っていた雪もすっかり融け、落ち葉の下で眠っていたフクジュソウが目をさまし、黄金の輝きで出迎えてくれました。
ハウスの中では、モンシロチョウが飛び始め、小鳥は地鳴きからさえずりに変わり、季節は足早に春へと移ってきているようです。柔らかな陽光に誘われ、野の草花たちは次々と目をさまし、咲き誇った花々に小さな虫たちも集まってくるでしょう。
フクジュソウは花が咲きだしたばかりで萼片に包まれ、葉は伸び切っていませんが、間もなく枯草で覆われた地面が緑葉で埋め尽くされ、命あふれる季節へと移っていくことでしょう。