大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

スプリング・エフェメラル(春の妖精)

2012年04月30日 | 里山風景

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今、つむぎの家の土手は、ニリンソウが花盛り、白い可憐な花が一面に咲き誇る光景はとてもさわやかです。

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ニリンソウ(キンポウゲ科)

ニリンソウの和名は、一本の茎から2輪ずつ花が咲くことに由来。花弁はなく白い花びらは萼片が変化したもの、キンポウゲ科は毒草が多い中で食べられる野草です。

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先日、カタクリの花を見に来られた方々です。

カタクリの花は最盛期を過ぎ、少し色あせてしまいましたが、純白のニリンソウの花が、皆さんを迎えてくれました。

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他の土手には、青紫色のヤマエンゴサクの花がユニークな表情で春を謳歌しています。

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ヤマエンゴサク(ケシ科)

ヤマエンゴサクやニリンソウは、夏になると姿を消し、翌年の春まで長い休眠に入ります。他の植物が活動する前の短い期間に命を燃やす、スプリング・エフェメラル(春の妖精)と言われています。春のはかない命だけに、いとおしさを感じる草花ですね。

ここ数日三陸は暖かい日が続き、里地は緑濃くなり、草取りや畑や田んぼの農作業も忙しくなってきました。