サラシナショウマ(晒菜升麻)
和名は、春先の若葉を茹で、水にさらして食べたことにより、根は升麻(ショウマ)と呼ばれ、生薬に用いられます。
サラシナショウマは、穂状に白い花をたくさんつけ、ブラシのように見えます。
薄暗い林縁に、白い花が浮き出し、一際目立っています。
タマブキ(珠蕗)
葉柄の基部にむかごができ、そのむかごを球に見立て、葉が蕗に似ていることに由来。
山地の木陰に群生しています。
タマブキの花。
葉腋についたタマブキのむかご。
センブリ(千振)
昔から健胃薬として利用され、非常に苦く、千回降り出してもまだ苦いことから名づけられたと言われています。
日当たりのよい山地に細々と咲いていました。昨年から比べると花の付きが悪く、だんだん消滅してしまうのではと心配ですが、嬉しいことに今年は、新たな場所を、もう一箇所見つけました。自ら選んだ地に、いつまでも咲き続けてくれることを願っています。