昨日、稲の補植をしていると、左右からヘビが互いに近づいてきました。出会いがしらに、シマヘビがややマダラ模様のヘビの体にかみつき、2匹が絡み合い、動かなくなりました。一瞬、ヘビ同志の喧嘩かと思いましたが、そのままじっとしています。まだら模様のヘビもよく見るとシマヘビでした。不思議に思い、シャッターを切りました。
後で分かったのですがシマヘビの交尾です。絡み合ったまま、春の陽射しのもとでで心地よいのかそのままの姿勢でいました。
初めて目にする光景に、カメラを向けて観察していると、人の気配に気づいたのでしょうか。突然ほぐれ始めました。
なんと!その後、雄のシマヘビは、鎌首を大きくもたげて、私に向かって攻撃体勢のポーズを取りました。これだけ鎌首を持ち上げた状態のヘビの姿を見たのは久しぶりです。
まだ成就してなかったのでしょうか?・・・「ごめんなさい。写真だけ撮らせてほしかったのです」と念じながらシャッターを押しました。
雄ヘビと雌ヘビは互いに背を向けてたち去っていき、草陰に隠れてしまいました。人目や鳥目につかないところで再会できるように祈っています。
それにしてもここは田んぼのど真ん中、猛禽類にとってもは見通しの良い場所で、天敵のことを考えなかったのでしょうか。比較的小さなシマヘビでしたので、大人になったばかりの、初めての恋だったのでしょうか?
つむぎの家の里山は今、いろんな生き物で賑わってきています。