昨日、久保井氏が、朝5時起きで釣ってきたヤマメとイワナを、大小迫川に放流してくれました。昨年の10月に続き2回目の放流です。
http://blog.goo.ne.jp/yukitixyann/d/20121001
ヤマメは、下流域の深みに放流。
イワナは、中流域に放流。
今年は、雨量が少なく川の水も不足しがちな状況ですが、無事に繁殖にこぎつけてくれればと願っています。
イワナの泳ぐ姿を見送っていると、川底にトウホクサンショウの卵のうが目に入りました。手に取って見ると、はがれかかった外皮にくっついて、いくつかの卵のうがあり、卵の中では幼生がうごめいていました。
真珠のように美しく透き通ったサンショウウオの卵のう。
半月の形をしたトウホクサンショウウオの卵の中に、一つ一つの卵のうがあり、その中で孵化して成長する幼生。幼生になってからも、水中で独り立ちするまで、美しい卵のうに守られているサンショウウオの姿に、感動をおぼえました。
3本の鰓も発育し、卵のういっぱいの大きさにまで成長したトウホクサンショウウオも、間もなく外に飛び出し独り立ちするのも間近のようです。
イワナの餌になってしまう恐れも抱きながら、卵のうをそっと水辺に戻しました。