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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

光る昆虫

2011年07月18日 | 生き物

2011_0717_171301p7170021 マダラアシナガキンバエ

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跳び跳ねるようにして移動するマダラアシナガキンバエです。

大きさは1㎝足らずの小さな昆虫です。コンフリーの葉の上に4匹いました。

自らは発光しませんが、体は金緑色をしていて美しい金属的な光を放っていました。

2011_0618_175203p6180041 キンバエ

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ハエ=汚いもの、腐ったもののイメージが先行していましたが、見るほどに、陽に反射した輝きに引き付けられます。ファーブルも驚いたようです。

「こんな腐り物の細工人があんなに立派な身なりをしているのにはいささか驚く」ファーブル昆虫記より

ハエは、「生活を追われたものの廃物を、命の宝庫に急いで戻す加工作業をしている、清潔屋さん」立派な働きをしていますね。

2011_0717_202719p7170005 ホタルの幼虫

昨日は、大船渡地方は日中の最高気温が35度の暑さでした。暑さでホタルが一斉に羽化したのか、これまでにないたくさんのホタルが出現しました。、

夜空にも、地上にも、満天の星の輝きに、暑さを忘れさせてくれました。

ほのかな光を追ってシャッターを切ると、2匹のホタルの幼虫が写っていました。夏の風物は、まだ続きそうです。


美しい虫・毒のある虫

2011年07月08日 | 生き物

2011_0707_154351p7070044 ジンガサハムシ

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ジンガサハムシ・・和名のジンガサは、暗褐色の模様が陣笠に似ていることに由来し、透明な甲羅を持った変わったハムシ((体長9mm)。

コンタクトレンズのような透明で美しい羽をつけ、金色に光る小さな虫が目に入りました。変わったつくりと金色の美しさに見とれながらも思わずシャッターを切りました。

太陽光に反射してまぶしいほどに輝く、金色の光の美しさは純金でも背負っているかのようでした。

食草はヒルガオだそうです。

2011_0707_152243p7070012 マメドクガ

ガの仲間で、前足が長く本当に毒々しいつくりですね。美しいと思えないのは、”ドク”のイメージが強いからでしょうか?

草刈り中に、目に入った対照的な2種の昆虫ですが、”自然から生まれたものに、無用のものはない”と信じながらも、どこかで人間のエゴが働いているようです。


クジャクチョウ

2011年07月05日 | 生き物

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クジャクチョウの名前は、大きな目玉模様がクジャクの飾り羽を思わせることに由来し、この目玉模様が鳥などの天敵から身を守る効果があるといわれています。

数日前に,ビニールハウスの中を飛んでいたクジャクチョウの写真が取れずがっかりしていたところ、なんと足元で美しい翅を広げてくれました。

学名は”geisha” 鮮やかな翅の模様を着飾った芸者にたとえたものだそうです。

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表は派手なのに、翅の裏側は褐色で、枯葉や樹木に止まって翅を閉じると擬態になり、見分けがつきにくい。表と裏の極端な模様の違いにも驚きです。

幼虫の食草はイラクサやカラハナソウ等。

クジャクチョウは、私にとっては初めての出会いで、感激でした。


クモのライフサイクル

2011年06月23日 | 生き物

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秋に産み付けられたクモの卵は,卵のうの中で冬を越します。

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卵のうから出てきた「まどい」

子グモ同士の集団生活を一週間ほど過ごすそうです。今、自然の中にたくさん見られます。

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「クモの子散らし」 驚かせててごめんなさい。ちょっと揺らしてみました。

しばらくするとまた元の集団に戻りました。

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子グモたちはやがて旅立ち、分散して自分の網を張り、独立生活を始めます。

脱皮を繰り返しながら成体となり、配偶者と巡り合い結婚し、また卵を産むという一生を過ごしています。

クモの種類は多く、同定も難しいのですが、知れば知るほどに興味深い生き物です。


オタマジャクシの異常行動

2011年06月20日 | 生き物

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オタマジャクシの大群。

6月19日午後、田んぼのあちこちに散らばって泳いでいたオタマジャクシが、一匹もいなくなりすべてのオタマジャクシが取水口に集まってきました。

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オタマジャクシが折り重なって、我先にと、命をかけて戦っているような光景です。

なぜこんな行動を起こしたのでしょうか?

考えられることは、昨日は夏日を思わせるほど暑かったことですが、オタマジャクシは暑さに弱いのでしょうか?

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肺呼吸しているオタマジャクシ。

お腹の渦巻き模様は、腸が透けて見えているそうです。綾里っ子に教えられました。