わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

自然エネルギーで、町づくり

2011-06-17 03:10:41 | 環境・エネルギー
☆6月11日付け朝日新聞の土曜版「フロントランナー」に、タイトルの前高知県梼原(ゆすはら)町長・中越 武義さんの特集が掲載されていました。(写真)

  町長としての12年間、風力、太陽光、地熱、小水力、バイオマスと自然エネルギーを次々と採用したとのこと。
 山奥の過疎の町、人口4千人足らず、税収3億円の町で2億2千万円をかけて風車を設置し、300戸分の電力を得た。風車で売電した利益をほかの自然エネルギーに回した。多彩な環境政策の策定をトップダウンではなく、公募町民15人を欧州に派遣し街づくりの提案を得た。しかも県内トップの健全性と安定性を誇る。

★小さな自治体でもこんなことができるんだと感心してしまいました。スタートは「非現実的な夢想家」だったかもしれないけれど、見事に現実化したのです。

☆6月16日のテレビ朝日「報道ステーション」
「電力不足の救世主か?ガス火力発電の実力」
 ○深夜電力と地中熱システムで建物の電力4割カット(東京スカイツリー)
  地中熱システム:地下の温度は年間を通して15~17度であるため、地下の巨大なプールに水を貯め、それを冷暖房に利用する。

 ○ガス火力
  液化天然ガスは環境に優しく、現在、供給量も多く値段が下がっている。
  液化天然ガスを使ったハイブリッド発電(ガスコンバインドサイクル)を東京都が東京湾で行おうとしている。福島原発1基分の電力が60分の1の面積でまかなえるということで、「クリーン、高効率、コンパクト」である。日本は世界最高の技術を持っている。これからの電力は「地産地消」「分散型」であるべき。
  六本木ヒルズは地下のガスタービン発電ですべての電力をまかなっている。

★金沢市の企業局のガス事業も天然ガスです。天然ガスはクリーンで環境に優しいことで普及に力を入れてきていますが、最近はオール電化攻勢の影響でガス事業の収益は減少傾向です。企業局の公用車は天然ガス自動車で、市立学校の冷房は天然ガスによるものです。しかし、経産省の天然ガス自動車への補助金は本年度廃止されるということで、自治体は困惑しています。
 原発事故、電力不足、ということでやっとほかのエネルギーに目が向いたところでしょうか?どうしてもっと早く転換できなかったのかと思ってしまいます。「原発ルネサンス」の名の下の国策の故なのでしょう。