わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

退職後は豊かな人生のセカンドセージへー現職の働き方は?

2011-06-10 02:54:57 | 雇用・労働
 6月に入ると決まって「トッキョキョカキョク」と鳴くホトトギスの声が聞こえます。そして、ウノハナが白い花を咲かせます。
 ♪ 卯の花におう道に ほととぎす早も来鳴きて 夏は来ぬ ♪

 6月8日、金沢市教職員厚生協会主催の退職者懇親会がありました。
 毎回この会に出て、3月末に退職された方のその後の近況を聞くことがとても楽しみです。
 みなさん、一様に晴れ晴れとした表情をされています。30年以上教育に尽くされ、その肩の荷が下り、これから人生のセカンドステージへ歩み始めていらっしゃいます。

 「退職して初めて、四季の移ろいや自然にやっと目が行った」という感想が多かったです。
 朝は連ドラを見るのが日課になり、ゆっくり新聞に目を通す。
 ゆっくり時間が流れる幸せを感じている。
 ついこの間までのあのあわただしさは何だったんだろうか・・・

 同僚だった子育て中の教員から、仕事でお子さんの保育園へのお迎えや病気の時の預かりを依頼されたエピソードを話してくださる方がいました。妻が看護師さんで夜勤がある場合、夫である彼は中学校で部活動があるので保育園の送り迎えにもとても苦労し、お子さんと過ごす時間が十分に取れないでいるようです。保育園からお子さんを迎えに行き、ご高齢のおばあちゃんの下に預け、部活動に戻り、9時、10時に帰宅するそうです。お子さんは保育園では朝は誰よりも早く預けられ、帰りは誰よりも遅くに迎えに行かれるということで、親子のかかわりの時間が少なく、こんな子ども時代で果たしていいのかと思ってしまったそうです。
 少子化がとまらない原因はこのような働き方にも一因があります。せめて子育て中は親子が触れ合える環境をつくらないと、子育てが楽しいと思えず、親子とも幸せを感じることができません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。