わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

ペレットストーブ、性能・価格とも進化中

2012-10-16 17:20:41 | 環境・エネルギー
 金沢市民芸術村で10月14日に開催された「木質エネルギー地産地消 金沢市民フォーラム」でペレットストーブが展示されていました。

 ペレットストーブには心動かされるけれど、価格がもう少し安ければ・・・と思っていました。
 展示されていて新潟市にある(株)さいかい産業製のペレットストーブは、FF式温風ファンヒーター(15~40畳用)約26万円~、超小型FF式自然対流ストーブMT-311SUMITA(6~15畳用)約22万円です。金沢市には5万円の補助金制度があります。
 性能は進化し、価格は下がり続けているようです。木質ペレットと灯油では価格はほとんど変わらない、また、金沢産ペレットは、現在、ホームセンタームサシで手に入るそうです。煙突が必要なく、工事は壁に穴をあける必要がありますが、30分程度で終了するそうです。

<MT-311SUMITA誕生ストーリー>
 東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市に隣接し、「林業日本一」を掲げる岩手県住田町では、豊富な森林資源を活かし、地域木材を使った木造仮設住宅の建設を進めました。今もそのバックアップを務める一般社団法人モア・トウリーズ(代表・坂本龍一)の支援プロジェクト「LIFE311」の一環として、仮設住宅用小型ペレットストーブ「MT-311SUMITA」を開発し、住田町の仮設住宅91戸に設置しました。

さいかい産業の社長でフォーラムのパネリストでもある古川正司さんは次のように述べていました。
 東日本大震災後、灯油が届いたのは45日後。大震災による死亡者のうち8%は寒さによるもの。
 地元で作れるエネルギーしか信用できなくなった。
 新潟県にある苗場プリンスホテルグループなどの大企業による利益は地元にほとんど落ちない。
 大企業・国中心でなく、食糧とエネルギーは地産地消が大切。お金が地域で回る自立した経済が必要。
 新潟ではペレット工場が現在14か所、さらに3か所増える予定。

<木質ペレットのよさ>
・化石燃料に頼らなくていい
・森林を再生できる(間伐や整備が行き届く)
・エネルギー効率が高い(電気で熱を供給すると効率は4割に落ちる)
・使ってもCO2が増えない
・地域にお金が回り、雇用が生まれる
・価格が安い(1,000kcalあたりでは灯油とほぼ同じ、電気の半分以下)

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