わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

原子力防災訓練調査活動―本当に逃げられるのか?

2013-11-18 02:01:21 | 環境・エネルギー
11月16日、石川県原子力防災訓練調査活動に参加。
朝7時からスクリーニング訓練が行われる県立看護大へ。

陸上自衛隊特殊武器防護隊が除染を担当している。
体育館前の屋外で車を除染する機材を組み立てている。除染による汚染水を吸い上げてタンクでためるそうである。1台につき2分のシャワーで100ℓの水を使うそうである。
体育館の中では、全身除染の機材がセットしてあった。温水シャワーで洗い流すことになっている。
自衛隊の担当者に質問すると、実ににこやかに丁寧に説明してくれる。
衣服を脱ぐことで90%の除染ができるそうであるが、除染の必要な車がたくさん来たときは、大量の汚染水をすべて回収できるか、はなはだ疑問である。

9時ごろに志賀町からの避難者が到着する。
スクリーニング、問診等は前回の訓練とほぼ同じである。

そののち、避難先である金沢市鳴和台体育館に移動。
「放射線の基礎と原子力防災について」の映像を参加者は見る。
映像が不鮮明で音声も聞き取りにくく、内容がよくわからないため、終了を待たずに帰ることに。
放射線や食物の放射性物質についての説明は、危険性を過小評価しているような内容ではなかったか?

前回同様、今回も訓練年参加者は、子どもと元気な高齢者が大半を占めている。
支援を必要とする人たちの避難が困難を伴うことは、目に見えている。
それよりも、大量の人たちを短時間に移送する交通手段が確保できるとは考えにくい。
不安なことだらけである。
備えを充分にし、防災訓練は当然必要であるが、いったん事故が起これば、被害を防ぎようのないことは明白である。このような危険と隣り合わせの原発は必要ない。

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