虐待・いじめ・子育てを考えるセミナー

　11月18日、石川県子育て支援課主催のセミナーがありました。午前中は水谷　修さんの記念講演、午後は3分科会が開催され、私は、子育て支援分科会に参加しました。

★講演「地域のゆるやかなつながりのなかで子どもを育てる」
　　講師：杉山　千佳さん（子育て環境研究所代表）

　○子育ての社会化
　　・子育ての責任を親（特に母親）だけに押し付けない。
　　・「子育てがつらい」とつぶやく親（特に母親）の気持ちの向こうには何があるのかを想像する

　○ミクロ・メゾ・マクロの視点をもとう！
　　・ミクロ（個人・家庭）の視点
　　・メゾ（地域コミュニティ）の視点
　　　　行政とNPO等の協働の必要性、ネットワークの必要性
　　・マクロ（行政・国）の視点

★パネルディスカッション
　コーディネーター：前田　武司さん
　　　　　　　　　　（県社会福祉協議会保育部会・額小鳩第二保育園園長）
　パネラー：瀬戸　美江さん（育児サポーター・主任児童委員・北陸学院大学勤務）
　　　　　　　長谷川　有香さん（子育て向上委員会代表）

　・与える支援だけでなく、受ける側に自立を促す支援が必要。
　・単に「サービスを受ける消費者」ではなく、「どういう子育てをしたいか」考える場を提供する必要。
　・地域の人が「言葉かけ」をすることが重要。
　　「あなたがいることを忘れないよ」のメッセージ発信。

　「メゾの視点」をはじめ、さまざまな示唆を得ることができ、金沢市の子育て支援策にもできるだけ生かしていきたいものです。