今日(12月17日)は「馬に親しむ日」
毎月第3日曜日が、「馬に親しむ日」。JRA競走馬総合研究所では、日ごろ目にすることが少ない馬に触れたり乗ってもらったりすることで、馬を身近に感じてもらうため、毎年「馬に親しむ日」というイベントを実施しているようだ。
馬に親しむといっても余り、競馬などもしない私には、馬に親しむ機会は殆どない。今の時期に親しむといえば、「天高く馬肥ゆる秋」・・・じゃないけれど、馬と同じで、美味しい秋の味覚を楽しむぐらいかな~。「天高く馬肥ゆ」はもともと中国北西部の農民の諺で、秋になると馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れていたそうで、夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて肥ってくる秋のころになると、農民たちは蒙古の襲来に対する警戒心を呼び起こすために、馬肥ゆを引用したと伝えられているのだとか・・・。秋になり馬や牛、鶏などが肥えるのは結構なことだが、人間も美味しいものを食べすぎて太る傾向がある・・・・用心用心。
JRA(日本中央競馬会)で、馬と言えば、競走馬だが、特別な競馬ファンでもない私でも興味のある馬と言えば、なんといっても、「ディープインパクト」である。
ディープインパクトは、2005(平成17)年にデビュー以来、無敗で皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞に勝利し、1994(平成6)年のナリタブライアン以来11年ぶり史上6頭目、21世紀に入ってからは初めての牡馬クラシック三冠を達成した名馬であるが第50回有馬記念では ハーツクライに思わぬ敗戦。、8戦目にして初黒星を喫し連勝記録が『7』で途絶えたが、今年・2006年初戦の阪神大賞典で優勝。今年も順調なスタートを切った。続く、本番の天皇賞(春)でも後続を全く寄せ付けず2着のリンカーンに3 1/2馬身の差を付け優勝。
そして、5月8日、凱旋門賞出走に向けた海外遠征プランが発表され、その前哨戦として、6月25日に京都競馬場で開催される第47回宝塚記念にも出走。雨で馬場が悪くなっていたがここでも後方から徐々に進出を開始、直線では馬場外目を鋭く伸び2着のナリタセンチュリーに4馬身差を付け優勝した。
そして、8月9日、凱旋門賞出走のためにフランスに出国。その後現地の調教場で調整され、いよいよ、10月1日、凱旋門賞は8頭という史上2番目の少頭数で行われた。
レースでは好スタートを切り期待を持たせたが、終始ディープインパクトをマークしていた3歳馬のレイルリンクに残り100m地点、さらにゴール直前で牝馬のプライドにも抜かれて3位入賞に終わってしまった。確かに、この日のディープインパクトには、何時ものような後半の飛ぶような差し足は見られなかった。この日のレースは、日本のテレビでも放送され、私と同じ様な、特別な競馬ファンではないが、ディープインパクトが大好きといったファンが、一生懸命応援をしたと思うが、非常に残念な結果であった。しかも、レース後にはフランス競馬における禁止薬物イプラトロピウム(以下参考のイプラトロピウムとは - はてなダイアリー参照)が検出され、失格になっってしまった(同薬物はJRAは禁止薬物に指定していないという)。ガックリ・・といった感じである。
この凱旋門賞には、ディープインパクトが出走したため大きな注目を集め、ロンシャン競馬場には多くの日本人が押し寄せ、フランスギャロ(日本のJRAに相当)は1日のロンシャン競馬場入場者数を6万408人と発表。これは対前年比110・9%をマーク、日本人入場者は約6000人だった。ディープインパクトの最終オッズ(odds。賭け金に対する配当?の比率)は単勝1・5倍で圧倒的1番人気。2番人気はハリケーンランとシロッコで5倍だったという。(以下参考の >SponichiAnnexより)、現地での日本人のマナー等が問題となったいうが残念なことだ。
ディープインパクトは帰国後、10月29日の天皇賞(秋)は復帰間がないこともあり、これを回避したため、天皇賞の春・秋連覇の期待はかなわなかったが、はそれから1ヵ月後の11月26日のジャパンカップでは、いつもの勝ちパターン、終始最後方で待機したままで、第3コーナーから徐々に前へ進出し、直線に向くと他馬を一気に捲くり、最終的にはドリームパスポートに2馬身差をつけ見事優勝を果たした。
ディープインパクトは、2006(平成18)年限りで現役を引退し、引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となることが発表されているが、どんな良い2代目を生んでくれる事だろうか。2代目に是非、凱旋門賞での勝利を期待したい。単に競馬ファンだけでなく、多くの日本人を魅了するすばらしい馬を育てて欲しいものだ。
あっそうそう、競馬と言っても、このようなJRAの競馬丈ではなく、北海道特有の競馬競走の一種、ばんえい競馬と言うものがあったよね~。ばんえい競走とは、馬がそりを曳きながら力と速さを争う競馬の競走である。一般には「ばんえい競走」と呼ばれている。乗馬に対し輓馬(ひきうま)で曳くことから「輓曳」(ばんえい)と表記される。世界で唯一、北海道でのみ行われている独自の競馬競走である。一般の平地競馬で使われているサラブレッド系種などの「軽種馬」は使わず、古くから農耕馬として利用されてきた体重約800~1200 kg前後の「ばんえい馬」(重種馬)が、騎手と重量物を積んだ鉄製のそりを曳き、2箇所の障害が設置された直線200 mのセパレートコースで力と持久力を競う。公営競馬としての「ばんえい競馬」のほか、一部地域では主に地域の祭典などで「草ばんば」も行われるなど北海道独自の馬文化として定着している。「北海道遺産」にも選定されている。
”もとは農耕馬だったという輓馬(ばんば)たちが数百キロ以上もあるソリを曳きながら障害を越える、北海道の開拓精神が生んだレース“ばんえい競馬”。巨体を前かがみにしながらありったけの力を尽くす輓馬は、ときに歩みを止め、呼吸を整えながら、ゆっくりと確実に進んでいく。そんな馬たちに、つまずきながらも明日を見つめて生きていこうと奮闘するひとりの青年と家族の姿を重ね合わせた、日本映画の傑作が誕生した。”・・・2006年第十八回東京国際映画祭でグランプリを受賞した、ばんえい競馬を題材にした映画『雪に願うこと』(2006年5月20日公開 ])のイントロであるが、この「北海道の馬文化」として北海道遺産に選ばれているばんえい競馬の廃止が決まっったとのマスコミ報道(TV)があったときには本当に残念に思ったが、その後、すぐに、ばんえい競馬の単独開催を検討している帯広市に対し、ソフトバンクグループが支援に名乗り出たという。
何とか、存続して欲しいものだ。ディープインパクトのような名馬も良いが、このような輓馬こそ、愛すべき馬ではないだろうか。「馬に親しむ日」。馬を愛する人は是非支援を送ってあげてください。
『ばんえい競馬』の存続を希望します。↓
http://carol.chu.jp/banei/
(画像は映画チラシ「雪に願うこと」)
ウマ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E
馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/U/U01.html
「関東信越国税局メールマガジン」(第9号)「天高く馬肥ゆる秋」
http://www.kantoshinetsu.nta.go.jp/category/mail_mg/magazine/009.htm
イプラトロピウムとは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%D7%A5%E9%A5%C8%A5%ED%A5%D4%A5%A6%A5%E0
ばんえい競馬/よーこそさっぽろ
http://www.welcome.city.sapporo.jp/feature/05_08/banei.html
JRA
http://www.jra.go.jp/index.html
雪に願うこと - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8744/index.html
『ばんえい競馬』の存続を希望します
http://carol.chu.jp/banei/
馬と競馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/
JRAニュース
http://www.jra.go.jp/news/200611/111610.html
SponichiAnnexロンシャン競馬場 入場者数が1割増
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2006/10/03/05.html
毎月第3日曜日が、「馬に親しむ日」。JRA競走馬総合研究所では、日ごろ目にすることが少ない馬に触れたり乗ってもらったりすることで、馬を身近に感じてもらうため、毎年「馬に親しむ日」というイベントを実施しているようだ。
馬に親しむといっても余り、競馬などもしない私には、馬に親しむ機会は殆どない。今の時期に親しむといえば、「天高く馬肥ゆる秋」・・・じゃないけれど、馬と同じで、美味しい秋の味覚を楽しむぐらいかな~。「天高く馬肥ゆ」はもともと中国北西部の農民の諺で、秋になると馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れていたそうで、夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて肥ってくる秋のころになると、農民たちは蒙古の襲来に対する警戒心を呼び起こすために、馬肥ゆを引用したと伝えられているのだとか・・・。秋になり馬や牛、鶏などが肥えるのは結構なことだが、人間も美味しいものを食べすぎて太る傾向がある・・・・用心用心。
JRA(日本中央競馬会)で、馬と言えば、競走馬だが、特別な競馬ファンでもない私でも興味のある馬と言えば、なんといっても、「ディープインパクト」である。
ディープインパクトは、2005(平成17)年にデビュー以来、無敗で皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞に勝利し、1994(平成6)年のナリタブライアン以来11年ぶり史上6頭目、21世紀に入ってからは初めての牡馬クラシック三冠を達成した名馬であるが第50回有馬記念では ハーツクライに思わぬ敗戦。、8戦目にして初黒星を喫し連勝記録が『7』で途絶えたが、今年・2006年初戦の阪神大賞典で優勝。今年も順調なスタートを切った。続く、本番の天皇賞(春)でも後続を全く寄せ付けず2着のリンカーンに3 1/2馬身の差を付け優勝。
そして、5月8日、凱旋門賞出走に向けた海外遠征プランが発表され、その前哨戦として、6月25日に京都競馬場で開催される第47回宝塚記念にも出走。雨で馬場が悪くなっていたがここでも後方から徐々に進出を開始、直線では馬場外目を鋭く伸び2着のナリタセンチュリーに4馬身差を付け優勝した。
そして、8月9日、凱旋門賞出走のためにフランスに出国。その後現地の調教場で調整され、いよいよ、10月1日、凱旋門賞は8頭という史上2番目の少頭数で行われた。
レースでは好スタートを切り期待を持たせたが、終始ディープインパクトをマークしていた3歳馬のレイルリンクに残り100m地点、さらにゴール直前で牝馬のプライドにも抜かれて3位入賞に終わってしまった。確かに、この日のディープインパクトには、何時ものような後半の飛ぶような差し足は見られなかった。この日のレースは、日本のテレビでも放送され、私と同じ様な、特別な競馬ファンではないが、ディープインパクトが大好きといったファンが、一生懸命応援をしたと思うが、非常に残念な結果であった。しかも、レース後にはフランス競馬における禁止薬物イプラトロピウム(以下参考のイプラトロピウムとは - はてなダイアリー参照)が検出され、失格になっってしまった(同薬物はJRAは禁止薬物に指定していないという)。ガックリ・・といった感じである。
この凱旋門賞には、ディープインパクトが出走したため大きな注目を集め、ロンシャン競馬場には多くの日本人が押し寄せ、フランスギャロ(日本のJRAに相当)は1日のロンシャン競馬場入場者数を6万408人と発表。これは対前年比110・9%をマーク、日本人入場者は約6000人だった。ディープインパクトの最終オッズ(odds。賭け金に対する配当?の比率)は単勝1・5倍で圧倒的1番人気。2番人気はハリケーンランとシロッコで5倍だったという。(以下参考の >SponichiAnnexより)、現地での日本人のマナー等が問題となったいうが残念なことだ。
ディープインパクトは帰国後、10月29日の天皇賞(秋)は復帰間がないこともあり、これを回避したため、天皇賞の春・秋連覇の期待はかなわなかったが、はそれから1ヵ月後の11月26日のジャパンカップでは、いつもの勝ちパターン、終始最後方で待機したままで、第3コーナーから徐々に前へ進出し、直線に向くと他馬を一気に捲くり、最終的にはドリームパスポートに2馬身差をつけ見事優勝を果たした。
ディープインパクトは、2006(平成18)年限りで現役を引退し、引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となることが発表されているが、どんな良い2代目を生んでくれる事だろうか。2代目に是非、凱旋門賞での勝利を期待したい。単に競馬ファンだけでなく、多くの日本人を魅了するすばらしい馬を育てて欲しいものだ。
あっそうそう、競馬と言っても、このようなJRAの競馬丈ではなく、北海道特有の競馬競走の一種、ばんえい競馬と言うものがあったよね~。ばんえい競走とは、馬がそりを曳きながら力と速さを争う競馬の競走である。一般には「ばんえい競走」と呼ばれている。乗馬に対し輓馬(ひきうま)で曳くことから「輓曳」(ばんえい)と表記される。世界で唯一、北海道でのみ行われている独自の競馬競走である。一般の平地競馬で使われているサラブレッド系種などの「軽種馬」は使わず、古くから農耕馬として利用されてきた体重約800~1200 kg前後の「ばんえい馬」(重種馬)が、騎手と重量物を積んだ鉄製のそりを曳き、2箇所の障害が設置された直線200 mのセパレートコースで力と持久力を競う。公営競馬としての「ばんえい競馬」のほか、一部地域では主に地域の祭典などで「草ばんば」も行われるなど北海道独自の馬文化として定着している。「北海道遺産」にも選定されている。
”もとは農耕馬だったという輓馬(ばんば)たちが数百キロ以上もあるソリを曳きながら障害を越える、北海道の開拓精神が生んだレース“ばんえい競馬”。巨体を前かがみにしながらありったけの力を尽くす輓馬は、ときに歩みを止め、呼吸を整えながら、ゆっくりと確実に進んでいく。そんな馬たちに、つまずきながらも明日を見つめて生きていこうと奮闘するひとりの青年と家族の姿を重ね合わせた、日本映画の傑作が誕生した。”・・・2006年第十八回東京国際映画祭でグランプリを受賞した、ばんえい競馬を題材にした映画『雪に願うこと』(2006年5月20日公開 ])のイントロであるが、この「北海道の馬文化」として北海道遺産に選ばれているばんえい競馬の廃止が決まっったとのマスコミ報道(TV)があったときには本当に残念に思ったが、その後、すぐに、ばんえい競馬の単独開催を検討している帯広市に対し、ソフトバンクグループが支援に名乗り出たという。
何とか、存続して欲しいものだ。ディープインパクトのような名馬も良いが、このような輓馬こそ、愛すべき馬ではないだろうか。「馬に親しむ日」。馬を愛する人は是非支援を送ってあげてください。
『ばんえい競馬』の存続を希望します。↓
http://carol.chu.jp/banei/
(画像は映画チラシ「雪に願うこと」)
ウマ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E
馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/U/U01.html
「関東信越国税局メールマガジン」(第9号)「天高く馬肥ゆる秋」
http://www.kantoshinetsu.nta.go.jp/category/mail_mg/magazine/009.htm
イプラトロピウムとは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%D7%A5%E9%A5%C8%A5%ED%A5%D4%A5%A6%A5%E0
ばんえい競馬/よーこそさっぽろ
http://www.welcome.city.sapporo.jp/feature/05_08/banei.html
JRA
http://www.jra.go.jp/index.html
雪に願うこと - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8744/index.html
『ばんえい競馬』の存続を希望します
http://carol.chu.jp/banei/
馬と競馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/
JRAニュース
http://www.jra.go.jp/news/200611/111610.html
SponichiAnnexロンシャン競馬場 入場者数が1割増
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2006/10/03/05.html