9月24日午前5時スタートの勇者の道 が終わってからすでに2週間を過ぎてしまった。
詳細はブログにてとFBにて書いたものの・・・どう書いていいか ずーと悩んできた。
どう書いてというか、なぜ100Kの関門の制限時間内(16時45分 :11時間45分)に通過できなかったのか
あれほどラン友さんたちから熱いエールをもらい、当日は松山で応援ランまでしてくれ
当の本人も、ゴールはぎりぎり?かもしれないが 100Kの関門は絶対通過できると信じていた。
が、
結果は間に合わずでした

レース結果はあきませんでしたが、村岡過去数回参加したが
今回ほどラン友さんたちとの出会い、再会 などなど感激の連続でありました。
まずは、前日 山口チームから3人 これは昨年と同じ人数でしたが
ウルトラの父さまが腰の手術後のため不参加となり、初めてお会いする留美ちゃんが100K初参加です。
姫路駅で集合やったですが、楽しい旅の始まりとなりました。
恒例、受付会場にて一夫師匠の車で同乗させてもらい、これまた恒例よなごやさんに2泊お世話になります。
その日の夕飯のこと。食事中に背中合わせになった若者が、坊ちゃんが入会している大阪のマラソンチームの
ウェアーをきてたのでご挨拶。食事後コーヒをみんなで飲んでいるとその若者がブラインドランナーさんの
伴走をするとのことであれこれお話していると・・びっくりでした。
奇跡の再会です


2009年の春に和歌山港から海遊館までの90K深夜スタートのラン大会 たった3人の参加者。
そのときの若者でした

そして、その秋に初めての四万十ウルトラに参加したとき
ゴールしたときにへたりこんでいたときにその若者と再会。
あれから8年
まさかの同じ宿で再会。どこかでお会いしましたですよね~から過去の記憶をさぐりつつ
H山君と同じクラブチームに入っているとは・・。
そして、レース途中で昨年はやっちゃんと遭遇し大盛あがりでしたが、今年は
同じく神戸でお世話になった理恵ちゃんへなんとかエール送らなあかんと
チェック。66キロスタート地点で理恵ちゃんへの応援プラカードもったお兄さんがいたので
伝言しました。ちゃんと、伝えてくれました

猿尾滝に行く途中ですれ違うとき気が付いたのですが
だめでした・・後ろから追いかけていく状態でなく

また会えるかしらと思っていたラン友&仕事仲間の瑞枝ちゃんとはしんどいとき2回もすれ違い
エール交換。励ましあい元気をもらいました。
こんな出会いありーのでしたが、さらにびっくりの出会いもありですがそれは後述にて

午前5時スタート。前方からうえぴょん師匠と並びいい位置でスタートでした。
120K組が500名近くいるので、スタートはかなりハイペース。
でしたがなんとかついていくものの ここ最近のウルトラは出だし体を重く感じる。
スピードに乗れてないというは動かない
日光とほとんど同じ。それでも、あれからかなり走りこんできたし膝の痛みも少なくなっており
走れると思ったのですが。
最初の10キロまでの上りにかなり時間がかかりそのあと25キロあたりまでの下り、平地もペースあがらず。
昨年とうって変わって動いてない。走っている途中はこんなもんかと思っていたが
タイム表をみるとまったく走れてません。
序盤から徐々に、自分では気が付いてないが普段の村岡を走るペースになってない。

昨年はできすぎのタイムだがせめて序盤くらいはこんなもんで走り
貯金をする予定が・・
貯金どころかキロ6~7でぎりぎりの走り。
猿尾滝に入る分岐点入口にくるまで30キロ折り返し高陽あたりでかっとんでいくとんちゃんと
うえぴょん師匠とすれ違うがまだなんとか追いつけるかとこの時点では思ったいたのだが。
分岐点から猿尾滝40K折り返しへ向かうところで熱いコーヒをサイフォンでいれてくれる私設エイドが
ありここで往復立ち寄りいただく


暑いけど、熱いコーヒはしゃきっとします。それよりも、脚をとめるまず理由のためですが

猿尾滝の流しソーメンをみなさんは食べるのですが、まったくほしくない。
代わりに、みそ汁をもらい おにぎりを1個もらい みそ汁に入れて猫まんまにしようとしたのですが
あまりに硬く握っているので箸でつついてもくずれない

おばちゃんが何をしてるのかとのぞきにきたくらい、
ガシガシでした

40K折り返し下りなのにまったく走れない・・・この先はいったいどうなるのしら。
と、改めて記述していくと すでに 40Kあたりで今回の走りはおかしいことになっていたのです

辛い

ですが、
気持ちは120へちゃんと向いている。
帰り道にやっぱり熱いコーヒをいただくために立ち寄り

がんばって~と背中を押してもらいスタート。
しばらく走るとあ!!理恵ちゃん


とすれ違った瞬間に分かったのですが
追いかけて戻る脚がありませんでした



がんばって~と心の中でエール。
いよいよ蘓武岳(1040M)へ300M地点から一気に登りです。
ここを走りきる あるいは攻め続けて
目標は5時間半以内に50K地点を通過
これが、120K勇者の道 成功のポイントかと。
そして、半切りの数値が貯金でさらに後半が楽に走れる。
そのつもりで上り始めたのですが・・・気持ちが続かない。
せめてのろまでもいいから走り続けるランナーの意地のはずが・・歩きが入ってしまいました。
いかん少しでも走らねばとスタートするのですがすぐに止まる。
ちょっと歩いてはしばらく走るが、ちょっと走ってはだいぶ歩くの最悪です。
人々を困らせましたでなく、困ってるのはわしじゃ!!!と一人つっこみ

こんな状態の繰り返しでようやく50K地点まできて
5:50
下りで時間稼ぐしかありません。
脚を残すなんて余裕はなし、とにかくガンガンです



この下りは、前回の日光のときのいろは坂下りが走れなかった状態からくらべると
膝の痛みもサポータでなんとか持っておりずいぶん楽でした。
道は台風の影響で荒れておりますが、直前までスタッフのみなさんたちが道路整備を
してくれここまでになったそうです


感謝であります。
下りはキロ5分くらいで行く予定が追い込めず・・貯金までまっていけず 負を背負ったま
途中の和佐父峠上りに入ったとたんまた歩きが入る。
赤いシャツきたお姉さん何度も途中会うのですが、上りでかならずコツコツ走りで
置いていかれます。あんな走りをせんとあかんのですが・・・脚が、いやメンタルか?
続きません。
峠を越えたら一気に下りドロップバックのある射添73.3Kです。
通常はここはさら~と通過するのですが、今回は少しでも軽くとここで
後半のジェルを補充です。座り込んでしまってやっているためやはり5分くらいロス。
そしてスタート。少し先を右に曲がりあとは登坂、 但馬大仏・長楽寺を目指す。
しばらく走るとふと見たゼッケンに愛媛と書いてある女子さま

の背中が見えた。
ゼッケンにまみちゃんと書いてある。すれ違うときご挨拶したら


あれ~と

さまの笑顔。
なんとなんと隠岐の島の中間エイドで応援してくれたあのMちゃんでした

そのまみちゃん、登坂しんどいはずなのに平気で走ってあがる

これはお付き合いせんとあかんと引っ張ってもらい回りは歩きばかりのランナーをしり目に
長楽寺までついに走ってあがった。まみちゃん恐るべし


が、坊ちゃんは心が弱っているためトイレに回避しあとからおはぎコーナに到着。
とても、2個は食べれず1個も無理な・・でもたべたい。
と、まみちゃんが半分こしましょうと ナイス提案をしてくれ 半分こ。



おまけに、2ショットまで
ありがとうございました。唯一のこのレースの記念となる写真となりましたです。
そこからは、かっこよく
お先にとお別れして走りだしました。
が・・・長楽寺75Kから80Kまで一気に300Mまであがる登坂。
しばらくは耐えて走っておりましたが・・・脚がまた止まる

歩きが入ります。・・・と 後ろからお先にと明るい元気な声が
横を通過した。なんと、まみちゃんです


なんという強い脚・・この坂を走ってあがれるんですか!!!!

頂上付近のあけぼの山荘(81.1K)にようやく到着。
ここはカレーエイド、これは食べとかんとあかんといただきさらには
通常ならいろんなところに置いてあったはずの白バラコーヒ牛乳
ここにきてようやく発見しました。むろん、2杯いただく。
と奥に まみちゃんがカレーを食べ終えて 再びお先にと 元気よく走っていかはりました
坊ちゃんも食べ終えてスタート。
ここから5キロ以上下りが続きます。飛ばすしかなし。股関節に痛みがあるもののいけるとこまで。
まだなんとか100Kの関門を通過することをあきらめてはなし。
下りでようやくまみちゃんに追いつく。お先にいかせてもらいました

85キロ通過が10時間ちょい。
ゆるい上りとのこり10キロの峠越えで
100Kの11時間45分の関門
15キロを100分ちょい まだがんばれるかな・・・と思いつつ
いや関門のタイムで入ってものこり20Kをとても2時間15分で折り返ってなんかこれない。
もう間に合わないよ・・と悪魔のささやきがどんどん大きくなる。
あきらめたようなあきらめてないような気持のまま走り続けて一二峠(ほいとうげ)
のぼり初め地点 これが110Kの折り返し地点でもある。
折り返し地点で、スタッフのおばちゃんが まだいけるよ、
帰っておいでよ!!と
エールをくれた。
坊ちゃんかなり心がもう折れており、
「いや顔もみたくありません」
と返しました。そんなこと言わんととさらにエールをいただく

95K地点までののぼりやっぱり走ってあがることできずここでも歩きが入りキロ6分では無理。
峠の頂上からは100K関門(通常はゴールですが)までは下り坂です。
上りを歩いたので、どうあがいても関門には無理みたいである。
それでも、最後は追い込んだと自分に言い聞かせるために



もう間に合わないとあきらめたゴールドゼッケンのランナーが歩きやらゆっくりと走っている。
ここで刺しても順位なんかないのですが・・・それでも走り続ける。
と、折り返ってきたうえぴょん師匠、そしてとんちゃんとすれ違う。がんばれ!!とエール。
(自分はがんばりようがないのですが

)
11時間52分29秒



7分ほど関門閉鎖より経過して
のゴールとなりました。

間に合わないとわかっていても、残りをどうやって走るか その経験をこの大会で学びました。
ゴール写真も完走証 もないのです。 あたりまえなのですが・・・


それでも 記録書(100K地点)はいただけました
振り返ってみて、前半の走りですでにだめだったみたいです。
ではなぜ前半でだめだったのか?・・・上りを走りきる力がなくなったのか?
最初の下りをもう少し脚温存しとけば・・・などなど
とにかく昨年の走りは
幻です。
今どうやって走るか!!
今から何をするか!!
21日の壱岐の島でなんとか 少しは満足に走りたい。

勇者の道は遠い遠い道とわかりました。
でも、村岡ダブルフルはコースえげつないですが何度きてもほっこりとする
すばらしい大会でした。さて、来年 は? ゆっくりと考えることにします
PS 追伸
勇者のリストをみておりましたら なんと最後のランナーの名前に見覚えがある。
萩往還250キロ途中でお会いし挨拶させてもらったブロガーさんです。
萩でもきっちり最後まで粘ってゴール。今回もぎりぎりでゴール。
何が、坊ちゃんに足りないのか?
龍ちゃんのブログから成功の秘訣はここにあるような気がしました。
あきらめない気持ち