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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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山口県は下関市(旧豊田町)の狗留孫山(標高616.3m)に登ってきました。狗留孫山という名前からしていかにも仏教に所縁がありそうですが、あるのです。山腹に修禅寺という古刹をかかえるこの山は登山者というよりは参拝客の絶える事の無い山なのです。
狗留孫山という名前は仏教に関係がありそうなので日本全国にあるのかと思ったら、全国で2座、そしてその2座とも山口県にあります。もうひとつは山口市(旧徳地町)にあります。

★狗留孫山登山口


登山口の大きな看板です。広い駐車場が何ヶ所もあり、キレイなトイレも整備されています。ただ登山者のためというよりは参拝者のためのものです。駐車場から修禅寺までの様子はこちらを見てみてください。

★杉の大木の中の登山道(参道)


このような杉の大木の茂る道を登っていきます。以前は昼でも暗いような鬱蒼とした感じでしたが、台風で杉の木が倒れたみたいで、ずいぶん明るい印象に変わっていました。登山道(参道)の地図はこちらを見てください。

★修禅寺山門


修禅寺は開山1200年の古刹です。詳しいことは修禅寺のホームページに書いてありますので、こちらから見てください。

★修禅寺本堂


歴史を感じさせる本堂です。本堂の後ろに見える草をかぶった巨岩が、古墳時代の古代崇拝の御霊石だそうです。

★タカクマヒキオコシ


先日初めて認識したタカクマヒキオコシが咲いていました。ヤマハッカと比べてみようと思ったのに、ヤマハッカはひとつも咲いていませんでした。

★奥の院分岐


奥の院への分岐です。お昼ごはんまでには時間があったので奥の院に行ってから山頂を目指すことにしました。

★奥の院八十八箇所


奥の院への道には写真の様なお地蔵様があり、四国八十八箇所のお寺の名前が書いてありました。

★修禅寺奥の院


分岐から15分程度で奥の院に到着しました。思っていたよりずっと立派な建物でした。

★ミヤマウズラの美しい葉っぱ


ミヤマウズラの咲き殻や葉っぱを沢山見ましたが、その中でも一番キレイだったのがこの葉っぱです。なかなかここまでキレイな葉っぱには出会えないものです。

★カンアオイの仲間の美しい葉っぱ


ミヤマウズラに続きカンアオイの仲間のキレイな葉っぱです。カンアオイの仲間は種類が多く、名前を特定できませんので「仲間」としておきます。

★キッコウハグマの美しい葉っぱ


続いてキッコウハグマの葉っぱです。この「照り」と独特の形がキッコウハグマらしさです。

★キッコウハグマ


キッコウハグマは閉鎖花がほとんどでしたが、花をつけているものもわずかにありました。

★山頂標識


お昼前に山頂に到着しました。山頂からの響灘の眺めをご紹介したかったのですが、空気がすごく霞んでいたため写真を撮るのを断念しました。以前の山頂標識がボロボロになっていたので、新しいものが設置してありました。

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このブログでも山の写真は何度も登場した右田ヶ岳です。山の名前は書いていませんが、ここで撮影した花も何度も登場しています。
右田ヶ岳は標高426m、防府市街地のすぐ背後に聳える秀峰です。標高的には低山の部類ですが、そそり立つような山容は標高以上の威圧感のようなものがあります。それゆえに人気の高い山で常連さんの多い山としても知られ、毎日登る人が沢山いらっしゃいます。一番回数の多い方は10000回を越えたそうです。
登山口は数ヶ所ありますが、今回はメインの正面コースである天徳寺コースから登りました。

★佐波川河川敷より望む右田ヶ岳


南側から眺めると双耳峰です。先日書いた「矢筈」の形ですが、矢筈ヶ岳というのはすぐお隣にあります。またこの山上部の形は由布岳にも似ていると思うのです。由布岳が「豊後富士」を名乗るのならば、こちらは「防府由布」と名乗ってもいいのではないかと思うのですが、そんな話は聞きません。

★右田ヶ岳城の説明版


こんな険しい山の上にお城があったなんて驚きです。確かに頂上付近には石組みが残っています。上の写真では双耳峰に見えるのですが、実は西ノ峰・中ノ峰・東ノ峰の三峰から成っています。写真の双耳の左側が西ノ峰でお城があった場所です。右側が中ノ峰で最高点です。東ノ峰は中ノ峰の影になっていてわかりにくいですね。お城を攻める側も攻めにくかったでしょうが、守る側も行き来が大変だったろうと思います。
説明版の最後に「若者の胸をおどらせている」と書いてあります。この日は休日でしたがどちらかといえば「踊り疲れた世代」の方を多く見かけたように思いました。

★天徳寺と石船山


金網の右側に右田小学校という学校があり、その小学校のグラウンドの南側に登山者用の駐車場がありますので、そこに車を止めます。正面のお寺が天徳寺で、このお寺が登山口ですので山門をくぐって境内に入ります。あとは道標も完備してありますので迷うことはないと思います。
お寺の後ろの岩峰が石船山(前岳)と呼ばれ、右田ヶ岳の前衛峰になっています。ここに登るだけでも結構息が切れます。それにしても大きな地震がきたら大きな岩が落ちてきそうです。

★磨崖仏




石船山までの登山道には磨崖仏の彫られた落っこちそうな大岩が沢山あります。急登の登山道ですが、こういうものを見ながら登ると楽しいものです。

★石船山(前岳)から望む右田ヶ岳


まずは石船山に到着です。登山口から約20分ですから一息入れるには最適の場所です。ここで山頂までの3分の1くらいです。ここから見上げる本峰は迫力があります。

★山頂直下の懸崖


この角度から見上げる右田ヶ岳は本当に低山とは思えない迫力があります。この時期はまだ木の緑が濃いのでさほど感じませんが、冬場の岩がもっと剥き出しになった頃の風景はもっと迫力があります。

★右田ヶ岳山頂


国旗掲揚台のある山頂です。防府市内を眺めるには最適の場所です。毎日国旗の掲揚をされる方がいらっしゃるのですね。
そういえば先日、卒業式などで国旗掲揚のときに起立しなかった教員を罰した東京都が裁判で負けましたね。原告の言い分はわからないでもありませんが、個人的にどのような考え方を持とうとも、そういう式典では教師なのですからとりあえず従うというのが大人の判断だと思うのです。そうしたらその人たちは自分が例えばオリンピックで表彰台に上がったとしても、全世界にテレビで放映されている前で国旗に背を向け、国歌も歌わないのでしょうか。自分の子供がオリンピックで金メダルを取ったとしても国旗に敬意を表すな、国歌も歌うなと言うのでしょうか。もしそのような行動をとったとしたら、世界の人たちにはとても奇妙な光景に写ると思うのです。先日の裁判所の判断は論点がずれているような気がして、ちょっと釈然としませんでした。

★山頂から見下ろす防府市内


大パノラマですね。自分が働いている街を見下ろすというのはいいものです。夜景や夕景もキレイなので、その頃に登る人も多いようです。

★山頂から北方向の風景


上の写真とは反対の方角の写真です。全然違いますね。山また山で、四国に来たような錯覚を起こす風景です。市街地近くの山でこれだけ違った風景を楽しめる山も珍しいと思います。

★スミレが咲いていました


目の端っこのほうにピンクの色が入ったので足を止めたらスミレでした。とても懐かしい人に出会ったような気分でした。シハイスミレのようです。
帰りは塚原コースというのを下りました。薄暗くなっていたのにそれから登る人に出会いました。

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雷山  


雷山(らいざん)は福岡県と佐賀県の県境山地、いわゆる背振山地の西端に位置する山です。標高は955mです。4月20日にご紹介した井原山の西方に位置し、井原山からは1時間程度で縦走できます。

★雷山登山口


雷山観音前のバス停の広い駐車場に車を置き、舗装道を道なりに進むと5分くらいで写真の道標に出会います。ここから「雷山自然歩道」の道標に従い山に向かって進みます。

★沢沿いの登山道


道標からしばらくは舗装道を歩きますが、そのうち写真のような沢沿いの道に変わります。北斜面の沢沿いの道なので涼しいかと思っていたのですが、ものすごく暑く、虫が多くて閉口しました。

★ヤマホトトギス


花は時期的にそれほど多くなかったのですが、ヤマホトトギスは沢山見ることができました。ところがヤマジノホトトギスは全くありませんでした。棲み分けができているのでしょうか。

★ヤマホトトギスのつぼみ


今まさに開こうとしていました。

★清賀の滝


登山口から林道を何度か横切り、30分くらいで「清賀の滝」に到着しました。前日は台風による大雨でしたので水量が増えていました。蒸し暑くて閉口していたのですが、滝の前に立つと涼しい風が体を包み、しばらくすると寒くなりました。

★滝の右側を登っていきます


滝の右側に木橋が設置してあり、それを渡ってまずは上宮を目指して進みます。

★ガンクビソウ


キク科のガンクビソウです。漢字で書くと「雁首草」です。

★クサアジサイ


ヤマホトトギスとともに多く見かけたのがクサアジサイでした。アジサイの仲間は木本なのですが、クサアジサイは草本ですのでこの名前があります。

★上宮


登山口から約2時間、暑さと虫に悩まされ、ヘトヘトになってたどり着きました。ここから直登すれば30分くらいで山頂なのですが、わざわざ遠回りをして昔のスキー場経由で登ったために山頂までさらに1時間かかりました。

★雷山山頂


ようやくたどり着いた山頂です。思っていたよりもしんどい山でした。山頂には涼しい風が吹いて爽やかでしたと書きたいところですが、山頂も暑くて動いていない分マシといった感じでした。

★ミョウガ


下山時に道の脇に見つけたミョウガの花です。ランの花を思わせる形をしています。

★ヤブミョウガ




そしてミョウガとは全然似ていないヤブミョウガです。実になったものはありませんでしたが、盛りは少し過ぎていました。

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島根県の頓原にある琴引山(1014m)に登りました。麓にある琴引ビレッジ山荘に宿泊していたので、午前7時登山開始で9時半には下山しました。
登山口は数ヶ所あるようですが、今回は琴引ビレッジ山荘から500mくらい車で上がったところにある琴引フォレストパークというスキー場から登りました。

★琴引フォレストパーク


まずはここに車を置いてスキー場のゲレンデを登ります。ゲレンデというのはどこも歩きにくいものです。ゲレンデの上部に登山口の道標がありました。

★琴引山の由来


さすがに出雲の国です。大国主命の伝説の残る山でした。名前からしてやはり由緒ある山だったのですね。

★ウバユリ


大きなウバユリが咲いていました。背丈は2mはありました。昨年のウバユリの記事も見てみてください。こちらからどうぞ。

★ギンバイソウ


ギンバイソウが登山道の脇にずっと群落を作っていましたが、ほとんどの花が終わっていました。これは唯一残っていた花です。

★キツリフネ


道後山ではツリフネソウを見ましたが、こちらではキツリフネが咲いていました。どちらも似たような場所に咲くくせに同じ場所に並んで咲いているところを見たことがありません。仲が悪いのかもしれませんね。

★十畳岩


山に登っていると平らな大きな岩にこのように十畳岩とか八畳岩などと名前がつけてあることがあります。大抵はネーミングの広さよりも実際の方が大きいことのほうが多いように思うのですが、ここはどう贔屓目に見ても四畳半くらいしかありませんでした。神の山が悪徳不動産屋みたいなことをやってはいけませんね(笑)。

★大神岩


登山口から1時間くらいで大神岩に到着しました。岩屋のようになっていましたが、中を覗いてはみませんでした。

★琴弾山神社


山頂付近にある神社としてはとても立派なものでした。切り立った大岩の間がゴルジュのようになっていて、そこに石段が作ってありその先にこの本殿がありました。演出も見事でご利益のありそうな神社でした。

★琴引山山頂


神社から5分くらい登れば山頂でした。狭い山頂でケルンが積んでありました。背後に見える大きな山塊は大万木山(おおよろぎやま)です。

★三瓶山方面の風景


遠くに薄く台形状に見える山が三瓶山です。左下には登山口のスキー場が見えます。

★コオニユリ


山頂に一本だけありました。今年はコオニユリをまだ載せていなかったので、載せてみました。

★ゲレンデを下ります


スキーゲレンデは登るのも大変ですが、下るのも下りづらいです。正面に見えるのは三瓶山です。

★西の原から望む男三瓶


帰りに三瓶山麓に立ち寄りました。写真は草原の広がる西の原から見た男三瓶です。ここも花の多い山です。

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道後山(1269m)は広島県北部に位置するとてもなだらかな山容の山です。以前は山頂一帯が牧場だったようで山上部は草原が広がっています。
標高は千メートルを越えていますが、登山口の月見が丘と呼ばれる場所がかなり高い位置にあるので、山頂まではわずかです。また急な場所や危険な場所もないので家族連れのハイキングにはもってこいだと思います。

★登山口と案内板


案内板がちょっとわかりにくいですが、今回は登山口から手前にある岩樋山にまず登りました。じつはこちらは標高が1271mで道後山よりも高いのです。それから一旦鞍部に下り、大池経由で道後山山頂に行き、そして再び鞍部に下って、岩樋山の巻道を下り登山口に戻りました。地図的には8の字を描くように登ったことになります。
案内板の下のほうに「マムシ注意、今年は特に多いです」と物騒なことが書いてありました。実際子供たちは3匹、僕は2匹見かけました。以前ならば逃げ回っていたのに、今では「おった、おった」と大騒ぎで逞しくなったものです。さすがにマムシは捕まえませんでしたが、カナヘビは捕まえて遊んでいました。

★ツリフネソウ


歩き始めてすぐにツリフネソウに出会いました。まだ咲き始めでこれから本番のようでした。

★ツリガネニンジンと猫山


今回一番キレイだったのがツリガネニンジンでした。猫山をバックにしてみました。

★ツリガネニンジン


サイヨウシャジンと比べると、花もちょっとふっくらとした印象を受けます。

★岩樋山から望む道後山


登山口から40分くらいで岩樋山の山頂に到着です。草原状の山頂にはツリガネニンジンがいっぱいでした。

★ミズタマソウ


少し日当たりが悪くて湿ったような場所にはミズタマソウがたくさんありました。

★大池


岩樋山から鞍部に下り、それから少し遠回りになりましたが大池を経由して登りました。大池の湿地にはチダケサシやクサレダマが咲いていました。

★キンミズヒキ


草原の日当たりのよい所のキンミズヒキは背も高く、花も大きくて見事でした。

★ワレモコウと赤トンボ


お盆の頃に山に登るとこのシーンによく出会います。ワレモコウと赤トンボはお似合いですね。

★うちの次男と赤トンボ


こちらはお似合いではありませんが、頭にも止まっていました。

★道後山山頂


このあと雨が降ってきたので、慌てて下山しました。

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いよいよ本格的な夏の太陽が照りつけるようになってきました。だからといって山歩きを止めるわけにはいきません。この時期にはアルプスや北海道の山々に行ければ最高なのでしょうが、お金も暇もないので近場の涼しいところを探して行きます。
そこでチョイスしたのが、広島県の深入山です。標高は1153mですからアルプスなどには到底及びませんが、それでも下界よりは涼しいはずです。それとこの時期の深入山はキキョウの花が見事なのです。暑い時期にしか見ることのできない花を求めて登ってきました。
昨年の秋の深入山の様子はこちらからご覧ください。

★南登山口


深入山の主な登山口はみっつあります。今回は南登山口からの直登のコースを登り林間コースを下りました。直登のコースですからちょっと急なのですが、ここにキキョウが咲くのです。

★キキョウの群生


登山口から中腹まで登山道の両脇にずっとキキョウの花が群生していました。時期的にも丁度良かったようです。

★登山道より山頂方向を望む


山はすっかり夏の色です。濃い緑の色が空の青さとベストマッチでキレイです。右手に見える白い花はオオバギボウシの群生です。山麓ではほとんど終わっていましたが、山頂近くではまだまだキレイに咲いていました。

★ササユリが残っていました


タイミングが悪くて今年どうしても見ることができなかったササユリがたった一輪残っていてくれました。ここはササユリも沢山咲く山なのですが、まさかこの時期に残っていてくれるとは思いませんでした。

★山麓の蔵座高原を見下ろす


山麓の蔵座高原にはキャンプ場や運動場、パークゴルフ場などいろいろなレジャー施設があります。写真の左側に見える登山道を登り、右側に見える登山道を下ったのです。

★おなじみの山頂標識


ゆっくり花を見ながら登って1時間半位で到着しました。この標識のバックには青空が似合います。

まだまだ先週の吾妻山の花も紹介しきれていないのですが、深入山の花も追々紹介していきます。

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広島県と島根県の県境に位置する吾妻山(標高1239m)に登ってきました。

吾妻山はイザナミノミコトの墓があると云われている比婆山の西側に位置します。比婆山はこのほかにもブナの純林や怪獣「ヒバゴン」でも有名な山です。

吾妻山は大膳原(だいぜんばら)という草原をはさんで比婆山と対峙し、比婆山にイザナミノミコトを葬った夫のイザナギノミコトが、この山の頂から妻の眠る比婆山を眺めて「吾が妻よ・・・」と愛しんだことから吾妻山と名付けられたと云われています。

写真は時系列にしたがって並んではいません。今回は国民休暇村・吾妻山よりまず大膳原を通り比婆山連峰の一角の烏帽子山に登り、昼食後、登路を戻って大膳原から吾妻山に登りました。

★吾妻山山頂


吾妻山山頂に着いたときにはガスがかかってしまい何も見えませんでした。本来は360度遮るもののない眺望抜群の山なのに残念でした。

★吾妻山から見た大膳原と比婆山


吾妻山山頂手前から見た比婆山です。手前の草原が大膳原です。大膳原はいろいろな花が咲き、風の爽やかな素敵な場所です。

★大膳原から望む比婆山


大膳原から比婆山を見上げています。この写真が時間的には一番最初です。左側のピークが烏帽子山、右側のピークが比婆山の御陵と呼ばれるピークです。ここにイザナミノミコトのお墓があります。今回は時間の関係で御陵のピークには行きませんでした。

★大膳原から望む吾妻山


烏帽子山で昼食を食べた後に大膳原に戻り吾妻山に向かっているところです。梅雨も明けて、すごい暑さで参りそうでした。

★吾妻山より国民休暇村・吾妻山を見下ろす


吾妻山から下山途中、ガスが晴れて国民休暇村の建物が見えました。赤い屋根に向かって下っていきます。眼下に見える草原にも沢山の花が咲きます。この時はカワラナデシコが咲き乱れていましたが、もう少しするとマツムシソウが一面に咲きます。冬はスキー場になります。

吾妻山でもたくさんの花に出会いました。追々紹介したいと思っています。

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★井原山山頂


井原山(標高983m)は福岡県と佐賀県の県境山地に位置する山です。展望も良く、登山道もあっちこっちから整備され、登山者に人気の山です。
そしてこの山が一番賑わうのは7月のオオキツネノカミソリが開花する頃です。まだ見たことはないのですが、登山道の脇はオレンジ色に染まりたいへん見事だそうです。
「花良し、道良し、眺め良し」と、とても素敵な山でした。

★オオキツネノカミソリロード


登山口から沢沿いに整備してある登山道の両脇はオオキツネノカミソリの葉っぱがびっしりと生えていました。写真に見える濃い緑の葉っぱはほとんどがオオキツネノカミソリのものです。この葉っぱが生えている景色だけでも一見の価値ありです。
オオキツネノカミソリはヒガンバナと同じで、花の時期には葉っぱは全くなくなります。葉っぱがなくなると今度は花茎が地中よりニョキニョキと出てきて花を咲かせるのです。

★ニリンソウロード


上のオオキツネノカミソリの道を登る予定にしていたのですが、道を間違えて別の道を登ってしまいました。ところがそこは登山道の脇にニリンソウがびっしりと生えていて、まさにニリンソウロードでした。歩く人もほとんどおらず、静かな花見ができたのでかえって良かったと思いました。
ですから上のオオキツネノカミソリロードは下山時に利用しました。

★コバノミツバツツジロード


井原山でもうひとつ有名な花はコバノミツバツツジです。山頂付近から雷山に至る縦走路はコールデンウィークの頃ピンクに染まるそうです。
写真の茶色に見える小低木は全てコバノミツバツツジの木です。すでに花芽が沢山付いていました。これらの木が全て開花したらどうなるかは容易に想像できます。きっとピンク色のトンネルができるに違いありません。いずれ訪れたいと思います。

★山頂直下より山頂を望む


「人が少ないねぇ」なんて言っていたのですが、ただ単に自分たちが道を間違えていたせいで人に会わなかっただけで、山頂は沢山の人で賑わっていました。さすが人気の山です。

★遠く背振山を望む


このところ黄砂のせいで見通しがすごく悪かったのですが、前日の大雨のおかげかこの時期にしては遠望がきき、背振山を望むことができました。

★下山後にみた新緑と山桜の山


駐車場から振り返った山の稜線は新緑の薄い緑と山桜のピンクでとてもキレイでした。天気も最高、目的の花も見ることができましたし、満足の山行でした。

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笠山  


笠山(標高112m)は萩市の東部、海岸線から半島状に突き出た山です。標高は低いですが、立派な火山で「日本一小さな火山」とか「東洋一小さな火山」などと呼ばれています。

溶岩台地の上にトロイデ状に突き出た円丘が乗っかっているので、遠くから見た姿が笠のように見えるために笠山と呼ばれるようになったそうです。

山麓には風穴などの典型的な火山地形が見られ、植物が豊富なことでも知られています。この時期には北麓にあるヤブツバキの原生林のヤブツバキが開花し、18日からは椿まつりが開催され、多くの観光客で賑わっていました。

★笠山山頂


★笠山の火口


小さな火山ですが立派な火口があります。土砂の崩落のため立ち入り禁止になっていたのが残念でした。

★笠山沖の島々


笠山沖の島々は溶岩台地なので独特の形をしています。この島々のはるか沖に見島がうっすらと見えたのですが、写真には写っていません。

★虎ヶ崎灯台


笠山の北麓、日本海に突き出た場所が虎ヶ崎です。ヤブツバキの原生林はこの近くにあります。

★明神池


笠山の溶岩で堰き止められ、海と隔離されてできた池です。ところが海とつながっているので海水です。しかも干満によって池も干満があります。池の中にはイシダイやボラなどの海水魚が泳いでいます。

★ボラ


写真の魚はボラです。

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北九州市門司区は企救(きく)半島という九州北東端に位置する半島にあります。その半島の脊梁山地は企救山地と呼ばれています。今回はその企救山地の戸ノ上山(とのうえやま、標高518m)から主峰の足立山へと縦走するつもりで向かったのですが、天気予報は見事に外れ、歩き始めたとたんに雨が降り出し、その後も降ったり止んだり、一番の見所の関門海峡の展望も期待できないため、縦走は取りやめて戸ノ上山だけ登ってきました。

★戸ノ上山山頂


それほど標高の高い山ではないのですが、山頂には雪が残っていました。空気が澄んでいると、関門海峡の絶好の展望台なのですが、この日はうっすらと巌流島が確認できる程度でした。

★大台ケ原


本日のハイライト「大台ケ原」です。街のすぐ近くの山とは思えない光景です。冬枯れした草原がいい味出しています。正面にうっすらと見えるのが縦走するはずだった足立山です。この縦走路は企救自然歩道として整備され、アップダウンがあって歩き応えのある道です。また植林が少なく、自然林が多く残っています。市街地近くで交通の便がよく、自然も豊かという、とても贅沢な縦走路なのです。

★大台ケ原



下の写真は大台ケ原から戸ノ上山を振り返ったところです。このあと縦走路からエスケープルートを下りました。

★おにぎり山山頂


戸ノ上山の山頂で地元の方にエスケープルートについて教わり、「途中におにぎり山への道があるから、よろしかったらどうぞ」と言われていたので行ってみました。

この縦走路の一昨年のレポートがホームページにありますので、よろしかったらこちらからどうぞ。

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天神山(標高167m)は、防府天満宮の裏山です。市街地のすぐ近くの山ですが、全山が公園で整備されていて意外と自然が豊かです。

★天神山から北方向の眺め


防府市の秀峰「右田ヶ岳」です。登山者の多い山です。手前の川が佐波川、その向こうに山陽自動車道、それに平行して国道2号線が走っています。そしてさらにその向こうに山陽新幹線が走っています。

★天神山から南方向の眺め


防府市街地です。中央の丘が桑山です。ちょっとわかりにくいですが、右奥に航空自衛隊の防府基地があります。

★ヒサカキのつぼみ


あのLPガスの匂いももうすぐです。

★クロガネモチの実


★シャリンバイの実


★サザンカ


★ウメのつぼみ


花らしい花はサザンカだけでした。ウメを見に天満宮の梅園に行きましたが、まだまだつぼみで開花はもう少し先のようでした。

(関連記事)
「防府天満宮」(1月4日)

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「秋穂八ヶ岳」というのは正式な名称ではありませんし、このように呼ぶ人はそれほどいらっしゃいませんが、遠くから見た山容はこの名にふさわしい登高欲をそそるものなのです。正式には「火の山連峰」などと呼んでいます。

正式な名称は最高峰が「火の山」、南側の峰を「亀山」、ロッククライミングのゲレンデのあるのが「陶ヶ岳」、などとなっています。この名称に関しても諸説あるようですが、今のところこのように呼ばれています。

場所は秋穂といっても旧秋穂町ではなく、山口市の秋穂二島から陶という地域にかけて聳えています。最高峰の火の山でも304mですから1時間程度で登れます。それぞれの峰を縦走しても3時間程度です。

★最高峰の「火の山」


右側の峰が火の山です。

★周防大橋から見た秋穂八ヶ岳


この写真を見ていただくと秋穂八ヶ岳と呼ぶ理由がわかっていただけると思います。この鋸歯状の稜線は結構アップダウンがきつくて楽しめます。夏場は標高が低いので大変ですが、冬場のトレーニングなどには最適の山です。

★自宅から見た南端の峰「亀山」


標高は低いのですが、そそり立つ岩峰は迫力があります。南側から見た山容は「本当に登れるの?」と思わせるくらいに険しく見えます。実際登っても急登でしごかれます。



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元越山(もとごえさん)は大分県の南部、佐伯市にある秀峰です。標高は581.5mと高くはありませんが、360度の大展望は国土地理院の調査員が「全国の三角点の中でもベスト4に入る」と言ったほどだそうです。
また明治の文豪、国木田独歩もその著作の中で、この山の素晴らしい眺めを絶賛しています。

★元越山頂一等三角点


★とてもよいお天気でした。


天気はすごく良かったのですが、空気が霞んでいたために遠望はききませんでした。空気が澄んでいると九重や由布、大崩などの山々や、四国まで見渡せるそうです。

★水平線


くっきりとは見えませんが、水平線が弧を描いている様子がなんとなくおわかりになると思います。噂どおりの眺めでした。

元越山山行の様子はホームページに紹介しています。こちらからどうぞ。

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22日に結構たくさんの雪が降り、23日に登りに行った人から「50cmくらいの積雪だけど、常連さんたちがトレースをつけてるから普通に登れる」と情報をいただいたので長男と2人で登ってきました。

東鳳翩山(ひがしほうべんざん)は山口市にある山で、岩崎元郎さんの選んだ「新日本百名山」の山口県代表です。標高は734mで登山者の多い山です。コースはいろいろありますが、今回は正面からのメインルートを登りました。

★錦鶏湖に写る逆さ鳳翩(さかさほうべん)


思ったよりも雪が少なく頂上付近に雪が見えます。

★もうすぐ山頂


この写真だけ見たら、ヤマケイか登山用品のカタログの表紙みたいでしょ。高い山に登っているみたいです。これにピッケルでも持っていたら完璧だったのですが。
カッパのズボンをはかせているのですが、かなり前に大き目のを買って、すそを折り曲げてはかせていたのに、いつの間にか短くなっていました。

★山頂標識


やはり思ったよりも雪は減っていました。しかも湿った雪になっていて固くなっていました。

ホームページに東鳳翩山の山行の様子をアップしました。こちらからどうぞ。

★ライトアップされた瑠璃光寺五重塔


夕方、瑠璃光寺に立ち寄ってみました。もう少し明るくライトアップしてくれたらと思いました。

(関連記事)
国宝 瑠璃光寺・五重塔(12月20日)






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皇座山(おうざさん、標高527m)は柳井市の南、室津半島の先っぽにある山で、柳井市と上関町との境に位置します。上関は昔から、下関、中関(防府市)と並ぶ瀬戸内海航路の要衝で、NHKの朝の連続ドラマ「鳩子の海」の舞台になった場所です。
皇座山の山名の由来は屋島の戦いで敗れた平家が壇ノ浦に逃れる途中、安徳天皇がこの山の山頂に腰掛けたという古事に由来するそうです。

★登山口の「報恩寺」


皇座山は西側の上関町側から車道が山頂付近まで通じていますが、今回は東側の柳井市側から山道を歩きました。

★登山口道標


この道標から山道に入りました。

★ビナンカズラの実


★ヤブムラサキの実


ヤブムラサキの木が沢山ありました。

★ナガバジャノヒゲの実


庭などに植えられているジャノヒゲより葉っぱが長いそうです。

★ミヤマシキミの実


ミヤマシキミも沢山ありました。

★マサキの実


生け垣に使われるマサキですが、これは自生のもののようです。実はいかにもニシキギ科ですが、葉っぱは常緑です。

★皇座山山頂


ここは山口県で五つしかない一等三角点本点の一つです。展望が良いはずなのですが、周りの木が伸びてしまっていて見晴らしが悪くなっていました。

★上盛山から見た皇座山


皇座山は車道が山頂近くまで伸びているため、ハイカーにあまり人気がないのか登山道は荒れ加減でした。でも植生が豊富で意外に良い山でした。また県内でも暖かい場所なので冬の登山にも最適です。
写真の右下に見えるのが上関大橋です。上関町は室津半島側と長島側に分かれていて、それを繋いでいるのがこの橋です。













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