「きたえるーむ」は「鍛える&部屋(ルーム)」→「鍛えるルーム」→「きたえるーむ」なのですが、何を鍛えるのかといえば、ズバリ「筋肉」です。
最近、少しずつ「ロコモティブシンドローム」(通称:ロコモ)という言葉が浸透してきましたが、「ロコモ」とは運動器という意味です。運動器とは人間の体の中の「骨、筋肉、靭帯」などの運動に関わる組織のことをいいます。そして、それらが弱くなって起こる運動機能障害のことを「ロコモティブシンドローム」と言うのです。厚生労働省は「ロコモ+メタボ=寝たきり」というようなことを盛んに言っています。
多くの方が、どこかが痛くなったりすると骨に異常があると考え、整形外科に行ってX線検査を受けられますが、ほとんどの場合、骨に異常があることはありません。大体が筋肉の痛みです。それで「ロコモ」の場合にも、骨粗しょう症がよくクローズアップされますが、実際に運動機能障害を起こす原因は筋肉の弱化です。何故ならば体を動かしているのは骨ではなく筋肉だからです。また姿勢を維持したり、転びそうになった時に踏ん張るのも筋肉の力です。ですから、「ロコモの解消=筋肉の強化」と言って良いと思います。
それでは、筋肉を鍛えると、どんないい事があるのでしょうか。実はいい事だらけなのです。悪い事といえば一時的にちょっと疲れるくらいのことで、これとて運動した後の疲れというのは心地よい疲れです。ですから、いい事だらけなのです。
まず最初のいい事は「動きやすくなります」。何か当たり前すぎるような気がしますが、実はこれがとっても大事なことなのです。「ロコモ」はほとんどの場合、一気にはやってきません。年齢を重ねるごとに少しずつ起こってきます。ですから、自分の筋肉が弱くなっていっていることには気付きにくいのです。知らず知らずのうちに、出来ていた事が出来なくなっていきます。しかも最初は日常生活にそれほど困りませんし、現代には便利な物がいっぱいあって少々筋肉が衰えたところでなかなか困りません。でも、実際に困る前に対策を取っていくことが大切なのです。
運動で大切なのは「継続」です。1ヶ月2ヶ月と続けていってようやく体の変化に気付きます。例えば「立ち上がりが楽になった」とか「階段が楽に上がれるようになった」とか「物を持つのが楽になった」など身近なことで気付くようになったらしめたものです。そうなると運動への意欲が湧いてきます。体の動きが良くなると、外出も楽しくなるし、他のことへの意欲も出てきます。まさに「いい事だらけ」なのです。
「きたえるーむ」では最初に体力テストを行い、その人に合った運動メニューを考えていきます。そして、1ヶ月から3ヶ月ごとに体力テストを行い運動メニューを見直していきます。
それと運動をしたいけれど痛みがあるのでできないという人のために、少しでも痛みを和らげる目的でマッサージを行います。このマッサージもトリガーポイントマッサージと呼ばれる特殊なもので、痛みを取るために特化したマッサージになっています。
また、筋肉を鍛えるということは、筋肉を収縮させるということです。筋肉も縮んでばかりでは疲れてしまいます。そこでストレッチという筋肉を伸ばすこともやります。ストレッチ体操などという言葉で聞かれたこともあると思いますし、ラジオ体操は基本的にストレッチ体操です。ですが、人にやってもらうストレッチは格別なものがあります。スポーツ選手はトレーナーにやってもらったり、選手同士でやりあいこしたりします。ストレッチを受けると筋肉が喜んでいるのを実感できます。
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