ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



「Monthly Index 2007年7月」(7月31日)
「自民党惨敗」(7月31日)
「ハマゴウ」(7月30日)
「ハマユウ」(7月29日)
「トキンソウ」(7月28日)
「カラテマスター」(7月27日)
「年金問題」(7月26日)
「選挙ボケ?、平和ボケ?」(7月25日)
「ササバラン」(7月24日)
「コクラン」(7月23日)
「待つわ」(7月22日)
「ヤンキーから国会議員へ」(7月21日)
「参議院議員選挙」(7月20日)
「チシャノキ」(7月19日)
「オニルリソウ」(7月18日)
「ブログ再開します」(7月17日)
「ちょっと休みます」(7月14日)
「エゾニガクサ」(7月13日)
「ブートキャンプ症候群?」(7月12日)
「道の駅おふく・於福温泉」(7月11日)
「カセンソウ」(7月10日)
「カキラン」(7月9日)
「コキンバイザサ」(7月8日)
「スズサイコ」(7月7日)
「ネムノキ」(7月6日)
「ウツボグサ」(7月5日)
「ヒナラン」(7月4日)
「ネジバナ」(7月3日)
「ヒメザゼンソウ」(7月2日)
「シロハンショウヅル」(7月1日)

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7月20日の記事で書いたとおりの怖ろしいことが起ころうとしています。大方の予想通りというか、予想以上に自民党は今回の参議院議員選挙で惨敗しました。「俺は政治家の先生だぞ」と威張り散らしていそうな片山虎之助参院幹事長は大嫌いなのですが、まさか民主党の女性の新人議員に負けるとは思っていませんでした。それほどの惨敗だったということです。勝った姫井さんが一番驚いているかもしれませんね。

しかし安倍首相は続投するそうです。「責任は自らにある」と認めながらも、「途中で改革を放り出すわけにはいかない」ということで、厚かましくも首相の座に居座るそうです。惨敗の原因は年金問題と閣僚の失言ということで、安倍政権の行っている政治自体が国民に支持されていないわけではないという理屈です。こうなると思っていました。選挙前から数々の予防線を張っていましたものね。

改革は必要です。公務員制度改革、年金制度改革、教育改革、数々の改革が目白押しです。政治家の方々には絶対にやってもらわなくてはいけません。安倍さんに言わせれば「改革は私の使命」だそうですが、どのように思おうがそれは安倍さんの勝手です。でも国民は「改革は必要だけれども、安倍さんにはもうやってもらいたくない」と思っているのです。そうでなければ、ここまでの惨敗は考えられません。「もういいから早く辞めてくれ」と国民は訴えているのです。

もっと言えば、国民は安倍さんにはリーダーとしての資格も素質も教養もないと思っているのです。この人には日本の舵取りは無理だと判断したのです。これ以上日本がおかしなことにならないように、今のうちに安倍さんには改革から手を引いて欲しいと願っているのです。どうしてそういう結果が出たと判断できないのでしょうか。選挙に負けても相変わらず、同じ内容のことを繰り返してしゃべるだけで、何を言いたいのかがさっぱりわかりません。

さらに言えば、安倍さんの目的は憲法を改正したいだけなのです。それも国民のためとか、日本の未来のためとか、そういうことではありません。自分の祖父、自分の父親がなしえなかったことをやりたい、ただそれだけです。ですから、何故憲法改正が必要かという質問に対しても、トンチンカンな答えしか返ってこないのです。国民のためではなく、自分自身の自己満足のためだけなのです。こんな怖ろしいバカ殿に国の未来を預ける気にはなれません。「戦後レジームからの脱却」、いいでしょう、必要なことです。でも何故、今、戦後レジームから脱却しなくてはいけないのかということは、安倍さんは絶対に納得いく説明は出来ないはずです。

この安倍さんという人は子供の頃からゲームに負けたことがないのでしょうね。総理大臣の孫、外務大臣の息子、ということでいつも接待ゴルフのようなゲームしかやってこなかったのでしょう。だから自分が負けたときにはどうすればよいかということがわからないのです。欲しいものはいつでも手に入り、面倒なことは人任せ、弱者の痛みなんて、おそらく全く理解できないと思います。たくさんの法律を可決させて、いかにも実績を上げているように言っていますが、役に立ちそうもないものばかりです。判断の基準が「国民のためになっているか」でなくてはいけないのに、「何個の法律を成立させたか」ということになっているように感じます。100個のザル法を成立させる前に、たった1個でいいから、国民がほんとうに喜ぶような法律を作ってもらいたいものです。おそらく安倍さんの頭の中には「for the people」という気持ちは全くないのだと思います。

数々の閣僚の悪さや失言に対しても、「自分に責任がある」と言いながら、何の責任もとっていません。辞めさせることすらしません。「自らの判断」ということで人任せです。今度の赤城農水相の問題だって、「領収証を出して、キチンと説明しろ、説明できなければ辞めろ」と命令すれば済む話なのに、ワケのわからないことを言ってかばうだけです。「責任を取る」ということの意味が全く理解できていないのです。こんな責任の取り方すらわからない人に首相なんてやってほしくありません。

これだけの結果が出て、政権が変わらないのであれば、すでにもう日本は民主国家ではないということです。民主国家ではなく独裁国家です。あとはクーデターでも起こさない限り、政権を変えることはできないということですよね。そんなバカな話はありません。政権を変えなくてもいいから、せめて解散総選挙は行うべきです。前回は郵政の民営化を問う選挙でした。ですから今度は安倍政権の存続を問う選挙にすればいいのです。安倍さんにしたって、こんな不安定な状態で仕事をするのはよほどのバカでない限り、イヤなはずです。だったら衆議院議員選挙をやって、すっきりした形で政治を行えばいいと思います。勝てばの話ですけどね。


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★ハマゴウ


ハマユウの咲いていた場所のすぐ近くにハマゴウが咲いていました。ここのものは大きな群落ではありませんでしたが、ハマゴウが大きな群落を作っている様は、暑い夏の浜辺に薄いブルーの花が咲き乱れて、とても涼しげでキレイです。



唇弁の白い部分がママコナやコシオガマみたいなのでゴマノハグサ科と思ったら、クマツヅラ科でした。しかも草本ではなくて、木本でした。
実は蔓荊子(まんけいし)という漢方の生薬で、滋養強壮、解熱、消炎の目的で使われるそうです。葉っぱは蔓荊葉(まんけいよう)と呼ばれ、干したものをお風呂に入れると神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり、冷え症などの痛みを和らげる効果があるそうです。
葉っぱをちぎって匂いをかいでみたら、ミントのようなハーブ系の香りがしました。

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★ハマユウ


ハマユウはヒガンバナ科ハマオモト属の花です。甘い香りがする花です。



ハマユウの甘い香りと潮の香りを楽しむ予定が、浜辺でバーべキューをしている人たちがいて、焼肉の匂いにかき消されてしまいました。



花の形はヒガンバナに似ています。白いヒガンバナって感じです。

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★トキンソウ


この写真のどこに何があるの?、って感じですが、これはトキンソウという花です。キク科トキンソウ属の花で、漢字で書くと「吐金草」と書きます。字のとおりに砂金でも吐き出してくれればいいのですが、成熟した頭花を指で押すと、黄色の果実が出てくるのでこの名前があるそうです。



地を這うように茎を伸ばします。そして写真に写っているものが花なのですが、これが直径3mm~4mmという大きさですから、写真に撮るのがたいへんで、ボケたような写真しか撮れませんでした。
左側の花の茶色の部分は1mmにも満たない茶色の粒々が集まっているのですが、そのひとつひとつがつぼみです。キク科ですから筒状花ということになります。
そして右側の花が開花した花なのですが、ちょっとわかりにくいですね。



こちらのほうがわかりやすいでしょうか。何となく開花しているように見えると思います。
来年はもっとわかりやすくお見せできるように頑張ります。

★スミレの種まき


トキンソウのお隣では、スミレが種まきをしていました。

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これまでに「ひざまくら」「Buddy on Demand」など何度か面白グッズを記事にしましたが、今回は「カラテマスター」という商品を見つけたので記事にしてみました。



商品の詳細は下のリンクから見ていただくとして、何かと腹の立つことの多い世の中ですから、ここは一発「ウリャ~」と厚い板を割ってスカッとしたいものです。でも5040円はちょっと高いです。

気分爽快!、分厚い板が真っ二つ!「カラテマスター」


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参議院選挙もいよいよ大詰めに入ってきました。今回の選挙は政党によるテレビコマーシャルがすごく多かったように感じました。またメディアへの露出も多かったように感じました。でも選挙のときだけ一所懸命PRしたってダメですよね。

どの政党も年金問題を一番の争点に挙げています。「年金記録をちゃんと突きあわせていくら保険料を払ったのかをわかるようにします」、「決められた額の年金は必ず払います」、「将来いくらの年金がもらえるのかをきちんと伝えます」といろんなことを言っています。いかにも「自分のところの政党はすごいことをやります」と言いたげです。

でもよく考えてください、もともと「老後のために働いているうちに掛け金を毎月納めて、将来安心して暮らせるように備えましょう」ということで半ば強制的に納めさせてきたものですから、各政党の主張は当然のことなのです。当然のことをやるのにどうしてこんなにもすごいことでもやるような主張をするのでしょうか。言い方がすごく恩着せがましくて不快です。

例えば企業などが「絶対に儲かります」と言って、資金を集めて、焦げ付かせて元金すら返せなくなったら詐欺罪で刑務所行きになったりします。歴代の社会保険庁の官僚は国民から集めた資金で箱物を作ったり、余計な出版物などを高い金額で発注して、ばら撒き続けてきたわけです。そしてその見返りに退官後に天下りして数億円の退職金を受け取っています。そのあげく年金を払った記録をなくしたから年金は払わないと言っているのですから、同じじゃないですか。騙す意思があったとかなかったとかは関係ありません。政府がやることだから安心してお金を払い続けてきたわけですから、民間がやったのとは訳が違います。本来ならば民間の数倍、数十倍の罪をかぶるのが筋だと思うのですが、夏のボーナスのほんの一部の金額を税金に返納するだけでチャラにしてしまいそうです。こんなバカな話はありません。

そもそも民主党の長妻議員が国会で指摘したから表面化しただけで、表面化しなかったらずっとこのままの状態だったわけでしょ。言い換えれば表面化したから仕方なくやっているわけです。こんな奴らに何かができるとは思えません。自民党の正直な感想は「選挙前に厄介なことが起きたものだ」と思っているだけだと思います。それで選挙があるものだから、選挙前に社会保険庁を解体するだとか、年金制度だを見直すだとか、いろいろな法案を付け焼刃的に成立させましたが、数十年もほったらかしにしてきたのに、ほんの数ヶ月で考え付いたことですべてが解決するとは思えません。

だったら正直に今までほったらかしにしてきた責任を謝罪し、責任の所在を明らかにした上で厳しく断罪し、どうせすぐには解決できない問題なのだから長期的な計画を発表すればいいのに、なんでもかんでもすぐに解決できるような嘘を言って、嘘の上に嘘を重ねています。嘘を重ねることが政治だと言うのならば、そんなものはいらないわけです。もっとまともな事が言えないのでしょうか。本当に腹が立ちます。

とりあえずこれまで支払ってきた年金の掛け金をすべて返納した上で新しい仕組みを提示すべきだと思うのです。そしてその上で国民が納得すれば再び保険料を預ければいいし、納得しなければ未加入でよいと思うのです。徹底的に国民に不信感を与えたのだから、それが筋だと思うのです。これまで支払ってきた年金の保険料という人質をとられた状態で新しい制度を云々言われても逆らうことなど出来ませんから、人質を解放してから議論をするのが当然ではないですか。ずいぶん卑怯なやり方をするものです。そこまでしないと、どうせ今まで働いていた奴らが名前だけ変わった特殊法人でまた働くのでしょうから結局何も変わらないと思います。社会保険庁の職員なんて「腐ったミカンの法則」で、すべてが腐ったミカンばかりでしょうから、ちょっとそっとでまともなミカンに変わるわけがありません。そんな奴らに大切なお金を預ける気にはなれません。

選挙前で安倍首相も小池百合子防衛大臣も社会保険庁と対立するようなコメントを次々と発表しています。とくに労働組合に対しては労組が民主党支持なのでボロクソに言っています。しかしこれもどうせ選挙用のポーズです。選挙が終わればまたこれまでの馴れ合いに戻るのでしょう。本当にやる気があるのならば、まずはこれまで無茶苦茶なことをやってきた社会保険庁や厚生労働省の官僚を引きずり出してきて厳しく断罪するのが先だと思うのです。

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新潟県を中心とした中越地震は日が経つにつれだんだんとその被害の大きさが浮き彫りになってきました。そんな中、長岡市に住む知り合いから暑中見舞いが届きました。長岡市も震度6の揺れに見舞われたそうで、知り合いのところは被害はなさそうでしたが、柏崎市は悲惨なことになっていると書いてありました。一日も早い復興をお祈りするばかりです。

地震関連のニュースの中で気になるものがあったので記事にしました。それは柏崎市にある自動車部品メーカーの「リケン」の操業が停止してしまったために、国内の主な自動車メーカーのラインがほとんどストップしてしまったというニュースです。ようやく操業を再開したようですが、その間に生産できなかった自動車の台数は12万台にのぼったそうです。

気になったのはこのことをニュースで大々的に報じてしまってよかったのかということです。現在国内の自動車メーカーのほとんどはコスト削減のために「カンバン方式」と呼ばれる部品の在庫を極力持たない方式で自動車を作っています。ですから部品が供給されなくなると自動車の製造が止まってしまうというのはわかります。ただ、たった一社の部品メーカーの操業が止まっただけで、国内の主要メーカーのほとんどの製造ラインが止まってしまうというのは、ほとんどの人が知らなかったのではないでしょうか。言い換えれば、現在の日本の好景気の一部分を担っている自動車産業をストップさせようと思ったら、国内のあっちこっちにある工場を攻撃しなくても、柏崎市にある「リケン」の工場1ヶ所を壊滅的に破壊してしまえばよいということを世界中に知らせてしまったことになります。

これって「機密事項」ではないのでしょうか。そうでないにしても、わざわざニュースで知らせなくてもいいと思うのです。こういうことを危機管理意識が低いというのではないでしょうか。でも誰もこんな事言いませんよね。自動車メーカーすらマスコミに対して抗議したという話も聞きません。やっぱり日本という国は平和ボケしていると言わざるを得ません。安倍さんも民主党の揚げ足取りに一所懸命でそれどころではないようです。もともとこの人はちょっとボケたような人ですから仕方がありませんけどね。

柏崎市というところは拉致被害者の多かった新潟県にありますから、北朝鮮が何かしようと思えば一番やりやすい場所ではないかと思うのです。そういう場所に安全性の低い原子力発電所があり、自動車メーカーにとって重要な工場があるというのはちょっと怖ろしいように感じました。僕の思うことが取り越し苦労であることを祈るばかりです。

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★ササバラン


ササバランは昨日のコクランと同じ、ラン科クモキリソウ属の花です。コクランが薄暗い林床に咲くのに対して、ササバランは日当りの良い草原に咲いています。

★ササバランの葉っぱ


花茎が伸びておらず、小さな葉っぱだけの時にはランの花とは思えないほどです。ササと一緒に生えているので花が咲かないとどこにあるのかわかりません。

★ササバランの花




花はコクランとよく似ています。似たような花が全く違う環境に同じ頃にあるというのが不思議です。
今年は見に行くのがちょっと早かったようで、つぼみの株を多く見かけました。昨年の方がよく撮れているので、こちらから昨年の記事も見てみてください。

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今年は全般的にランの花の開花が遅かったように感じました。このコクランも咲いたかなと思って見に行ったときには早いものでつぼみ、遅いものは花芽が出たばかりの状態でした。
それから10日後に見に行ったのですが、それでも開花したものは数輪でほとんどがつぼみといった状況でした。それから一週間後にようやく見頃を迎えました。50株以上群生していて、近くにこれほどのものが見られるというのは幸せなことです。

★コクラン


暗い林床に咲くので周囲は薄暗く写真に撮るのが難しい花です。しかもシャッターを切ろうとして体の動きを止めると、ここぞとばかりにヤブ蚊が集団で攻撃を仕掛けてきます。
暗い中に黒い花を咲かせるので人目には付きにくい花です。葉っぱがわかっていれば簡単に見つけられますが、それでも見つけるつもりでないと見つからない花です。
こんな花でも悪い人に見つかったらなくなってしまいますから、見つからないほうがいいのです。



それにしても変わった形をしています。花というよりは虫みたいです。上のゴキブリの卵みたいなのがつぼみですが、このつぼみからどのように展開して下のような花になるのでしょうね。



来年もまた見ることが出来ますようにと思いながらお別れしました。

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ヤンキー先生こと義家弘介さんのことは多くの国民が知っていると思います。多くの国民が知っているからこそ自民党は彼を参議院の比例代表の候補にしたのです。

これから書くことは僕の推測の部分もあるので、事実とは違うかもしれません。彼にはこうあって欲しかったという僕の希望みたいなものを書くので、異論は多々あると思いますが、そのあたりはあまり深く突っ込まないで下さい。

彼が元々ヤンキーで、荒れていて、それから北星学園余市高校に入学し、立ち直り、その経験を元に教師となり母校で教鞭をとっていたことは多くの人が知っていると思います。僕は彼を立派だと思いました。テレビですからある程度の脚色があるかもしれないと思いつつも、彼を立派だと思いました。

僕も教員免許を持ち、一度は教師になろうと思ったことがあったので、そのときには今考えればとても青臭い教育理念のようなものを持っていました。青臭くていいんです。青臭い考え方は若いときにしか持てません。青臭さも必要だと思っています。きっと彼も青臭い教育理念を胸に勉強し教師となり生徒と向き合っていたのだと思います。生徒の方もほかの教師にはない彼の経歴と青臭さに惹かれていたのだと思います。青臭さは彼の財産だったと思います。ただいつまでも青臭いままでいるわけにもいきませんから、その彼の貴重な経験と熱意の上に教師になってからの経験を積み上げていって、ずっと現役で教師をやっていくのだと思っていました。

ところがいつの間にか彼は北星余市高校を辞めて横浜市の教育委員になっていました。このところの経緯についてはよくわからないのですが、きっと彼がテレビに出て有名になったせいでやっかみとかひがみとかあり、それで高校を辞めてしまったのだと、このときはまだ彼に対して好意的な見方をしていました。そしていつかまた現役の教師としてどこかの学校で教鞭をとるものだと思っていました。

その考えが間違いだと気付いたのは彼が安倍首相が作った「教育再生会議」の委員になったときです。最初の感想は「何でこんなもの引き受けたの?」でした。この期に及んでも僕は彼が生涯現役教師でいるものだと思い込んでいたのです。ところがこのときすでに彼は教師でいることを止めていたのですね。教師に戻る気もなくなっていたのでしょう。職業選択は自由ですから彼がどのような仕事をしようが彼の自由ですし、それに対して僕が意見を言う立場にはないことはわかっています。ただ彼にはずっと現場の教師でいて欲しかったのです。「そんなのお前の勝手な思い込みだろ」と言われれば、そうです。僕の身勝手な思い込みなのです。

そもそもこの安倍首相が作った「教育再生会議」の意味がわかりません。今の日本の教育の現状が良くないということはわかります。どうにかしなくてはいけません。だからといって有識者と呼ばれる人たちを集めて会議室で「あーでもない、こーでもない」と話し合ったところで何かが解決するとは思えないのです。そしてこの会議と文部科学省との関係がよく理解できません。教育を再生するための公的な機関といえば文部科学省のはずです。その文部科学省を差し置いてこのような機関を設置するということは文部科学省が役立たずだと言っているのと同じなのではないでしょうか。

確かに文部科学省が推し進めてきた「ゆとり教育」というのが大失敗だったというのはおそらく間違いないと思います。僕は常々、このゆとり教育の実施中に学校に通っていた人たちに対して、「受けるべき教育を政府の愚策のせいで受けさせてもらえなかったのだから、これは明らかに教育を受ける権利の侵害です。一致団結して文部科学省を訴えればよい」と言っています。必要であるべき知識を教えてもらえなかったのですから、僕はこれは一種の犯罪だと思っています。でもそれだからといって文部科学省から独立した「教育再生会議」の設立にも納得はできません。もしどうしてもそういう会議を設置したいのであれば、まずは「教育再生会議」ではなくて「文部科学省再生会議」から立ち上げるべきだと思います。

結局安倍首相は教育を再生したいのではなく、教育を再生しているというパフォーマンスをしたかっただけだと思います。ですから会議を立ち上げることが重要なだけで、その会議に実効性があるかどうかなんてどうでもよかったわけです。ですからどうせメンバーも安倍首相のお気に入りの集まりで、イエスマンばかりだったはずです。本当に教育を再生しようという気がある人の集まりならば、この会議の設立自体に疑問を唱える人が1人くらいいても良さそうなものです。端からそんな気概のある人はいなかったでしょうから、実効性のある答申というよりは、安倍首相が気に入るような答申を出すための会議だったのです。この会議の立ち上げにも多額の税金が使われたでしょうから、「税金のムダ遣いをなくす」だのと耳あたりのよいことを言っているそばからムダ遣いをしていたわけです。

それはさておき、義家さんが教育再生委員になってからの言動を聞いていると、この人はそのうち自民党から立候補するかもしれないなと思っていました。彼の言葉は教師というよりもすでに教育評論家のようになっていて教育理論を語るようになっていたからです。そう思っていたら案の定、今回の参議院選挙に出馬というニュースが流れました。どうも予定としては次の衆議院議員選挙だったのではと思われるのですが、大仁田議員が立候補を取りやめたので、その後がまに立候補となったようです。どうせ安倍首相あたりから「あなたの教育に対する情熱と理論を是非政治の世界で生かしてください」なんて言われて、きっとその気になったのでしょう。でも自民党にしてみれば欲しいのは彼の教育の理念などではなく、彼の知名度だけです。ですから彼がヤンキーだろうがモンキーだろうが「金ピカ先生」だろうが「赤ペン先生」だろうが、国民への知名度があれば何だってよかったわけです。僕はそこが悲しいのです。

教育にはいろんな側面があって、例えばテストで良い点を取るとか、良い学校に入学するとか、そういういわゆる勉強にはある程度のノウハウとか理論があって、そういうものを持っている人が「カリスマ講師」などと呼ばれて生徒のテストの点数を上げています。またスポーツに関しても、例えば野球などでは優勝請負人みたいな人がいて、そういう人が監督になった学校の野球部はいきなり強くなって甲子園に出場したりします。こういう人は野球を強くするという独特のノウハウを持っているのだと思います。これも教育のひとつだと思います。ところが教育の中には理論だとかノウハウだとかではどうすることもできない部分もあると思うのです。例えば不登校の問題とか引きこもりの問題など、それらを解決できる理論など存在しないはずです。つまりテストの点数を上げるとか、志望校に合格するとか、野球で優勝するなどの結果のはっきりしているものは目的もはっきりしていますから、目標も立てやすいですし、おのずと理論とかノウハウが生まれてくるのでしょうから、こういう教育の方が簡単といえば語弊がありますが、わかりやすいと思うのです。

ところが今は目標や目的を持てない子供たちがたくさんいます。自分がどうしていいのかわからない迷子のような子供たちです。こういった子供たちをどのようにして指導していくかということが現代の教育の課題になっていると思うのです。義家さんのドラマが人々の共感を呼んだのも、彼の本がたくさん売れたのも、こういう迷子になっている子供たちがたくさんいたからではないでしょうか。そして彼らは「こういう人が世の中にはいるんだ」とか「サラリーマンのような先生じゃなく、こんな熱い先生もいるんだ」と勇気づけられたはずです。たとえ直接に彼の指導を受けられなくても、そういう人が日本の教育現場にはいるんだという事実だけで立ち直った子供もいたはずです。彼の書いた本をまるでバイブルのように胸に抱えていた子供もいたはずです。だから彼には教育現場にいて欲しかったのです。

彼は言うでしょう、「教師として救えられる子供は限られているが、政治家となり教育の制度を変えていけば多くの子供が救われる」と。ところが今の制度は政治家や官僚が作ったもので、その制度が完全に疲弊しているから教育再生が謳われているのです。もっといえば制度を作っている人たちが率先して悪いことをし、自分たちの私腹を肥やし、子供たちの悪い見本となっている世の中です。つまりいくら教育制度をあーでもない、こーでもないといじったところで、その教育制度を定めて行っている、立法制度や行政制度が変わらない限り絶対に良い方向へは向かいません。そして政治家や官僚が自分たちの首を自ら絞めるような制度改革を行うとは到底思えませんし、現実いつも政治制度改革とか公務員改革とか言葉だけは出てきても一向に変わらないのですから、これから先も変わることはないと思います。つまり彼がひとり政治家になったところで何も変わらないということです。それよりも彼がどこかの学校で、たとえ限られた人数の生徒しか指導できないとしても、彼が教育現場で先生をやっているということが、世の中の迷子になった子供たちに大きな影響を与えたと思うのです。

ところで現在言われている教育再生とは公教育の再生のことですよね。つまり公立の学校で起こっていることが主な対象になっていると思うのです。義家さんは先日テレビで「親学」ということを言っていました。つまり余裕があるのに給食費を払わない親、学校に無理難題を言いにくる親など、おかしな親が増えていると言っていました。これは事実です。それでこういうことの舞台はほとんどが公立の学校です。ところが現在の政治家の子供や孫、あるいは文部科学省の高級官僚の子供や孫、教育再生会議に招かれた人たちの子供や孫のうちどれだけの数の子供が公立学校に通っているでしょうか。あるいは若い政治家や若い官僚であれば、自らは公立学校に通ったのでしょうか。正確なデータを用意して書いているわけではなく、想像で書いているので間違っているかもしれませんが、ほとんどが私立の学校に通わせたり、通ってきていると思うのです。

現在、学校間の格差、つまり公立と私立の格差が広がっているように思います。以前は都市部だけでしたが、地方にも広がりつつあるように思います。経済的に余裕のある家庭は私立学校に子供を通わせて、そうでない家庭の子供が公立学校に行くという図式です。給食費もまともに支払わないようなおかしな家庭の子供と同じ学校に通わせるのはイヤだと思うようになるのは止められないように思うのです。この教育の格差をどうにかしないと将来とてもおかしなことになると思うのですが、誰もこのことには触れません。そりゃそうです。自分たちの子供や孫は私立に入れておいて、公立学校をどうしようかと議論しているのですから、まともな議論になるとは思えません。政治家や金持ちが自分の子供を公立学校に通わせないということが、すでに公立学校はもうどうすることもできなくなっているという証だと思うのです。どいつもこいつも自分たちは安全な場所に避難して、おかしくなっていく日本を高いところから見物しているように思うのです。

義家さんは公立学校からドロップアウトして、そこから立ち直った人です。そういう人でないと変えられない部分があったと思うのです。自らも高みの見物をしたかっただけなのでしょうか。最初から彼にとって先生とは成り上がるための道具だったとうがった見方もできます。でも僕はそうは思いません。最初は教師としての情熱を持っていたのが、テレビに出て有名になり、本を出してお金も入ったことで変わっていったのだと思います。彼自身は自分は何も変わっていないと思っていることでしょう。彼の特異な経歴や、熱い情熱は今の日本の教育現場にとっては貴重な財産だったと思うので、とても残念でなりません。教育評論家には教育はできませんし、政治家にも教育はできないのです。だから返す返すも残念です。大きなお世話だと云われれば大きなお世話です。

彼は自民党の比例代表から立候補しているので当選するのでしょう。「ヤンキーから国会議員へ」、立派です。でも政治家としての彼にどれだけの人が期待しているのでしょうか。何度も言いますが、自民党が彼に期待しているのはその知名度だけです。国民に飽きられてしまったら用無しです。これは過去のタレント議員やスポーツ選手出身の議員の例を出すまでもないでしょう。事実、プロレスラーの大仁田議員は「人寄せパンダ」が馬鹿馬鹿しくなって自民党を離党したのです。つまり彼にはその役割しか与えられなかったということです。

自民党が大勝した前回の衆議院議員選挙で当選した小泉チルドレンと呼ばれている人たちの議員生活ももうそれほど長くはなさそうです。安倍首相は早々に郵政造反組を復党させましたから、選挙区がかぶってしまう人たちはもう用無しです。もともと地盤のないチルドレンの皆さんは地盤のしっかりしている人たちには勝てません。「いい夢見させてもらったぜ」ということで次回はお払い箱です。いずれ義家さんも同じような運命をたどるのです。そのときに「俺はやっぱり教師だぜ」なんて言って教職に復帰したとしても誰も相手にしないと思うのです。そこのところはわかっているのでしょうか。

こんな風に考えてしまうと、何かとても悲しくなってしまいます。大人でも希望をなかなか見出せない世の中で、果たして子供たちが希望を見出せるのでしょうか。そこのところを政治家や官僚はどのように思っているのでしょうか。もう世の中は自民党が良いとか悪いとか、民主党がどうとかこうとか言っている場合ではないような気がします。すでに日本はいろんなことが末期症状で手が付けられないような状態になってきているように思うのです。もう対抗する政党の揚げ足取りをしている場合ではありません。もっと日本の未来を真剣に考えてもらいたいものです。

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参議院議員選挙が公示となりました。安倍内閣が発足してから初めての国政選挙です。次から次へと問題が噴出していますが、一番の争点はやっぱり年金問題でしょう。国民の現在の一番の関心事です。

ところが自民党の皆さんは参院選は政権を選択する選挙ではないのだから結果がどうあれ安倍首相の進退問題にはならないと言います。だとしたら国民は今の安倍さんのやり方ややっていることに対して、どうやってYESNOを表現すればいいのでしょうか。国政選挙だけがその唯一の方法ではないですか。それなのに選挙の結果は政権に影響しないと言い切っています。だったら参議院は不必要ということですよね。何のために参議院が存在し、多額の税金を使って選挙をし、議員の給料や経費を支払っていると思っているのでしょうか。すでにこのあたりの認識から間違っていると思います。

大体現在、安倍政権が強行採決などのやりたい放題の政権運営が出来るのは、小泉前首相が郵政民営化の真を問うとして衆議院を解散し圧勝したおかげです。圧勝させてしまった国民にも非があるといえばあるのですが、決して今の安倍首相のやりたい放題まで想定して自民党に票を投じたわけではないはずです。要するに今の安倍首相は小泉さんのふんどしを借りて相撲をとっているだけです。自らが国民に支持されているわけではないともうちょっと認識してもいいのではないかと思います。それなのに強行採決の連続でどうしようもない法律を次から次へと可決させています。

僕は今は整骨院をやっていますが、大学は法学部で専攻は政治学でした。ただとてつもなく不真面目な学生でバイトに明け暮れ留年もしました。ですから大した知識も身についてはいないのですが、それでも大学時代にひとつだけ印象に残った言葉があります。誰の言葉だったかは忘れてしまいましたが、次のような言葉です。

「国民の政治的無関心がファシズムの温床となる」

というものです。今の安倍政権がファシズムだというのはちょっと乱暴だと思います。ただファシズムを独裁政治だと解釈すれば、国会閉会前の強行採決の連続は自公の独裁とも考えられ、ファシズムに近いものがあると思うのです。そして数の上で圧倒的に有利ならば何をやっても許されるということを示した形になりました。これが議会制民主主義といえるのでしょうか。安倍首相は国会が閉幕する前に必要な法律は成立させておきたかったと説明していますが、その割には実効性のないザル法ばかりです。十分な審議がなされたとは思えません。そしてそのことを身内の赤城農水相が自ら証明した形になりました。

このような状況下で参院選の結果は政権に影響しないと言い切るのならば、衆議院を解散して安倍政権の支持不支持を国民に問うというのが筋道だと思うのです。そうすれば余計なお金がかかってしまうでしょう。しかし税金も国民のために必要で使われるのであれば誰も文句は言わないと思います。実体のない事務所費や光熱水費を架空に計上したりする姑息でせこい手段を使って小遣い稼ぎをする奴らが国会議員になっているから国民は怒るのです。いずれにせよ政治に無関心でいてはいけないということです。安倍首相というバカ殿に好き放題されてしまいます。

それにしても参院選を前にして久間防衛大臣は失言で辞任するは、赤城農水大臣は事務所費の問題が浮上するはで、安倍内閣が発足してから不祥事のない時がないと言っていいほど次々とでてきます。久間さんの失言は今に始まったことではありませんが、赤城さんは事務所費でもめて自殺した松岡前農水省の後がまに座った人です。この人がまた同じような問題で追及されているというのが不思議でなりません。

この問題では何人もの閣僚や議員が問題になり、自殺者まで出してしまったのですから、普通に考えれば事務所費や光熱水費に関してだけは問題のない人を後がまの農水大臣に据えるというのがまともな思考の持ち主だと思うのです。ところがまた同じようなすねに傷を持った人を後がまに据えるなんて、どう考えても頭のよい人のやることとは思えないのです。もしばれてしまったら大問題になることがわからないのでしょうか。赤城さんの事務所費の問題よりも、大問題になることがわからなかったという安倍さんのおつむの中身の方がはるかに大問題だと思います。ひょっとしたら自民党の中には事務所費に問題のない人は存在しないのでしょうか。自民党の国会議員全員で事務所費や光熱水費をごまかして、せこくて姑息な小遣い稼ぎをしているのでしょうか。そのように考えないとやっていることの辻褄が合いません。

安倍首相も危機感をかなり感じているのでしょうね。選挙の公示前にいろんなテレビ番組に出演していました。ブラウン管越しにも焦っているのがわかりました。しかし相変わらず、風呂の中で屁をこいたようなしゃべり方で何を言っているのかわかりません。その上どういうわけか質問に対して必ずと言っていいほど適切に答えません。限られた時間の中でやっているのですから、キチンと質問にすぐに答えればいいのに、ほとんどトンチンカンな答えをしていました。ですからますます何を言っているのかがわからないのです。言いたいことは沢山あるのでしょうが、国民が聞きたいことをキャスターが代わりに質問しているのだから、それに対してきちんと答えてから自分の言いたいことを言えよと、テレビの前でつっこんでしまいました。

おそらく質問者の質問の意味が即座に理解できないほど頭の回転が鈍いのでしょうね。あらかじめの打ち合わせで決めてあることはしゃべることが出来ても、それ以外のことはわからないし、あまりしゃべるとバカがばれてしまうので、決めてあること以外のことはしゃべらないようにしているとしか思えないのです。たぶん安倍さんの辞書には「レジーム」という言葉は載っていても、「臨機応変」だとか「ケースバイケース」という言葉は載っていないのでしょう。こんな方が政権をとっているというのは、ある意味やっぱりファシズムではないかと思ってしまいます。

僕は山口県民ですから、最初のうちは安倍さんに期待している部分もあったのです。ところが血統一流、実力三流以下というのが早々にばれてしまって、今では早く消えてくれよと思っています。ただ僕以上に期待を裏切られたと感じているのは拉致被害者の家族の皆さんではないでしょうか。小泉さんの時に北朝鮮による拉致の問題が進展し、そのときに安倍さんは拉致問題の顔ともいうべき立場にありました。その安倍さんが首相になったのですから、そのまま一気に問題解決に繋がると拉致被害者の家族の方が考えるのは当然だと思うのです。ところが問題は一向に進展せず、むしろ後退してしまったような感すらあります。拉致被害者の家族の皆さんもすでに安倍首相には期待していないように感じます。安倍首相に批判的な山崎拓元副首相などとコンタクトをとっていることからもわかります。

このように散々期待させておいて裏切るというのはとても罪なことです。横田さん夫妻も最近ずいぶんやつれてしまったように見えます。最近では安倍首相も拉致問題のことには極力触れないようにしているように見えます。できないんだったら最初から出来るようなことは言わないで、「出来ません」と言えよと本当に憤りを感じます。

そういえば安倍首相の近くにも人に散々期待させておいて裏切るという似たような行為をした人がいましたね。類は類を呼ぶですかね。明日はその人物についてちょっと書いてみたいと思います。

それにしても自民党はやっぱりヤバそうですね。原因は年金問題だと云われていますが、果たしてそうでしょうか。年金の問題は安倍さんの責任ではなく、社会保険庁のあるいは厚生労働省の体質の問題です。もちろん今起こっていることの救済に関しては安倍さんの責任において行われなくてはいけません。国民もバカではありませんから、年金の問題だけで安倍政権にNGを出そうとしているのではないと思います。やはり安倍さんの首相としての能力に対してダメ出しをしているのです。選挙後はこのあたりのけじめをきちんとつけてもらわなくてはいけません。

何が云いたいのかと言うと、おそらく今度の選挙は与党の敗北で終わります。ただその原因は年金問題だから安倍政権のせいではないと決められることが怖いのです。だから前もって政権選択の選挙ではないなどと予防線を張っているのです。数の力でいろいろな法案を成立させましたが、どれだけ国民のためになっている法律があるでしょうか。例えば学校の先生の免許は更新制になりました。つまり教育をダメにしたのはあたかも先生だと云わんばかりです。とんでもない話です。学校をダメにしたのは制度を決めている政治家や官僚、あるいは管理職である教育委員会の職員や校長などが無能で仕事をしなかったせいではないですか。そのあたりを放っておいて、それでなくても忙しい先生の用事をさらに増やすというのはどうかしています。

「ゆとり教育」と鳴り物入りで始めた制度はわずか数年で破綻しました。ところが誰も責任はとっていません。振り回された現場の先生や子供たちが迷惑を被っただけで、机の上の理論だけで制度を決めている文部科学省の官僚は涼しい顔をしています。こいつらにこそ更新制を採用すべきではないですか。このように安倍首相が成立させてきた多くの法律はうわべだけを取り繕ったザル法ばかりで、何の実効性を持たないものばかりです。ところがどんなザル法でも成立してしまえば拘束力を持ってしまいますから、結局迷惑を被るのは国民なのです。だから国民は安倍政権に対してNOを出そうとしているのです。

残念ながら安倍さんは無能で何も出来ませんから、首相だけでなく、国会議員も辞めていただきたいです。たぶんこの人は国会議員ではなくて、地域の世話人でもやらせたら、とても親切で熱心にやりそうですから、そういうことをやればいいと思います。国政を担うのはちょっと荷が重いようです。悔しかったら参院選挙の敗北後に衆議院を解散して総選挙をやってみればいいです。国民のために政治をしていると言い張るならばそうするのが当然です。そこで勝てれば安倍政権が信任されたということですから、堂々とやりたいことをやればいいのです。ただ残念ながら自民党も公明党もそれを許さないでしょうね。それをおしてでも解散総選挙に打って出たら僕は安倍さんを見直します。

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★チシャノキ


チシャノキの花がキレイに咲いていて、あたりに良い香りを振りまいていました。



別名をカキノキダマシといいます。葉っぱがそれほど似ているとは思いませんでしたが、全体的な感じや樹皮などが似ているそうです。



この花を見てこれがムラサキ科だということに気付くのは難しいと思いますが、ムラサキ科の木本なのです。
キュウリグサ、ヤマルリソウ、ムラサキ、タチカメバソウ、それから昨日のオニルリソウなどのムラサキ科の草本とは全然似ていませんね。
果実を確認したわけではありませんが、調べてみると4分割の果実ではありませんでした。

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★オニルリソウ


オニルリソウを見に行ったら、すでに花期は過ぎてしまっていて果期になっていました。かろうじて咲いていた花がこれです。
オニルリソウはムラサキ科オニルリソウ属の花です。花の形はムラサキ科ですね。



昨年はちょっと見に行くのが早くて、ようやく見つけたのがこの花でした。花の時期は難しいものです。
オニルリソウなんていかめしい名前が付いていますが、花は小さな可愛らしい花です。茎や葉に粗い毛が密生するためにこの名前があるそうです。



これがオニルリソウの果実です。オオイヌノフグリの果実に毛が生えたみたいです。オオイヌノフグリは果実の形から「ふぐり」という名前が付いているのですが、それにさらに毛が生えているとなると・・・、スミマセン、これ以上書くのはちょっと控えます。



横から見るとわかりませんでしたが、このようにするとやっぱりムラサキ科ですね。果実が4分割になっています。オオイヌノフグリは「ふぐり」ですから果実は2個です。
どうも下ネタ系の話になるとリキが入ってしまいます。

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東京行きの飛行機から見えた雲の様子です。渦を巻いているように見えたのですが、台風と関係あるのかどうかはわかりません。飛行機はどうにか行きも帰りも飛んでくれました。キャンセルが多かったのか機内はガラガラでした。

店舗の補修も無事に終わり、あとは雨が降ったときに雨漏りしなければOKです。自宅のパソコンも直りました。原因は今もってわからないのですが、モデムとルーターの電源を入れなおしたら、あっさりと直ってしまいました。

明日より従来どおりにブログを再開します。今後ともよろしくお願いいたします。



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