ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



今、世間を賑わしている大阪市と福岡市のコームインの皆さん。大阪市は刺青問題、福岡市は飲酒問題。どちらの問題もあまりにもくだらなさ過ぎて、腹立つというよりも呆れてしまいます。

それにしても100人以上の職員が刺青を入れていたなんて驚きですね。橋下市長の言っている事は至極当然だと思うのですが、今までの市長は何をしていたのですかねぇ。黙認していたわけでしょ。どうかしていますね。さらに驚くことは、この問題が広がらないこと。すべての市町村、県、国で調べるべきだと思うのに、他の自治体で調査したという話を聞きません。おかしいでしょ。ヘンなイベントやお祭りはすぐに真似するのに、こういうことはやらないんですね。

福岡市のコームインに至っては、禁酒じゃなくて、1ヶ月くらい無給で働かせろって感じです。日本で一番、飲酒のトラブルに対してナーバスでなければいけない自治体がこの有様なんでしょ。飲酒運転もしょっちゅう発覚しているし、ちゃんとした大人が仕事をしているのだろうかと疑いたくなります。「禁酒令」だって。こんなことにエネルギーを使うなんて、今の日本はどこも大変なのに、コームインの世界だけは別世界のようです。小学生でも、もうちょっとまともでしょ。

すべてのコームインがそうだとは言いませんが、コームインの皆さんは普通の社会人とは意識が乖離していることを、もっと自覚すべきです。ずいぶん前の話ですが、僕の住む町の役場から、「お金が戻るので取りに来なさい」という通知が来たので、仕事の合間をぬって、4時半ころに取りに行きました。そうしたら、時間が遅いから出せないと言うので、役場は5時までだろと言うと、金庫を閉めてしまったからダメだとその職員はぬかしました。僕も頭にきたので、「だったら、最初の通知に何時までに来いと書いておけ」と言い返したら、しぶしぶ支払ってくれることになったのですが、その時にその職員は「チェッ」と舌打ちをしました。ふざけた話でしょ。

この場面でお金を払うか、払わないかは、その職員の裁量だったわけです。これを大したことではないとコームインの皆さんは思っているようですが、これはとてつもなく大きな裁量権です。もっとコームインの皆さんは自分たちが大きな裁量権を持って仕事をしているのだと自覚すべきです。残念ながら自覚がなさすぎます。

僕の知り合いのコームインは自分の仕事をサービス業だと言いましたが、バカなことを言ってはいけません。サービス業というのは、顧客のニーズに合わせて、自分たちの仕事やサービスを変えていくのがサービス業です。自分たちの決めた事を市民や国民に強制する仕事がサービス業であるはずがありません。ただ単に行政サービスを下々の者に施しているだけです。もっとサービス業の精神を見習ってもらいたいものです。

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昨日と同じような記事になりますが、まずは田中秀征氏(元経済企画庁長官、福山大学客員教授)の次の文章を読んでみてください。

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鳩山由紀夫首相は、5月23日、沖縄を訪れ仲井真弘多知事と会談し、こう話した。「私自身の『できる限り県外』という言葉を守らなかったこと、その過程の中で、県民に大変混乱を招いたことを心からおわびする」

そして、「代替地は辺野古付近にお願いせざるを得ないとの結論に至った」と、政府案を知事・稲嶺進名護市長らに初めて表明した。この2度目の沖縄訪問の経緯や結果については多くの報道があるから言及しない。当然過ぎるほど当然な事態の展開だった。

私が気がかりだったのは、首相の公約が巧妙に後退していることだ。首相は、普天間基地の移設先として『最低でも県外』と言っていたのであり、『できる限り県外』と言っていたのではない。

例えば、一家の主人が家族旅行の行き先について、『最低でもハワイ』と言っていたとする。そうすると家族は、「ひょっとするとアメリカ、あるいはヨーロッパ」と夢をふくらませる。しかし、『最低でもハワイ』と思えば心がときめく。

ところが、『できる限りハワイ』と言われれば、ヨーロッパなどは想定外になる。ハワイが『最高』の目標になってしまうからだ。要するに、『できる限りハワイ』ということは『最高ならハワイ』と言っているに等しい。『最低でもハワイ』とは全く意味が違ってくる。

おそらく、『できる限り県外』という言葉は、首相が日夜考えぬいてひねり出した言葉だろう。

案の定、今のところマスコミの反応は鈍感である。こんな重大な変節を見過ごしているように見える。しかし、ここでこの変節を容認すれば、首相の公約はだんだん消えてしまうだろう。

『できる限り県外』を容認すれば、県外移設は単なる努力目標になってしまう。「一生懸命努力したがダメだった」という釈明を受け入れざるを得なくなるだろう。新聞もテレビも、もっと鋭くならなければ肝心なところを見落としかねない。

もっと端的に言えば、『最低でも県外』なら県内移設は含まれないが、『できる限り県外』なら当然県内移設が含まれてしまう。したがって、期待感は抱かせたが、必ずしも公約に違反するものではないということになる。

しかし、こうやって首相が巧妙に言い逃れようとしても決して成功しないだろう。むしろ首相への不信感が強まるだけだ。首相の発言は常識によって理解されるものだ。常識的理解ではない特異な理解が必要であれば、それは首相の変節と受け取るのが当然である。

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もはや、はらわたが煮えくり返ってしまっていて、コメントしてしまうと過激になってしまいそうなので憚りたいのですが、できるだけ冷静に行きたいと思います。

沖縄や徳之島の人たちが鳩山兄の言動に翻弄されている間に、このバカタレはこんなくだらない言葉のトリックを考えていたのです。こんな事はどうでもいいことです。要はどうすればベストでなくてもベターな解決ができるのかを早急に考えなくてはいけないのです。

橋本竜太郎元首相が1996年に「普天間基地返還」をアメリカに提起し、その後名護市がそれこそ断腸の思いで基地の受け入れを容認し、その後もいろいろな紆余曲折があり、14年もの長い歳月の間、多くの人が積み上げてきた苦渋の決断を「最低でも県外」という安直な言葉で踏みにじったのに、このバカタレはまだこんなくだらない事を考えているのです。何でまだ首相の座に座っていられるのでしょうか。

もはや国民の投票行動を変えていくしか日本を良くする手段はないように思います。現状では民主党に投票しても地獄、他に投票しても地獄の状況です。もはや二世議員やタレント議員に投票している場合ではありません。「地盤・かばん・看板」さえあれば当選するという従来の常識から有権者自体が脱却するしかありません。二世議員やタレントでいることが選挙に不利に働くような投票行動を有権者が地道にしていくしか、この国を変える手段はないように思います。

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まずは武田邦彦氏(中部大学)の次の文章を読んでみてください。

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世にも不思議な政権ができてしまったものだ。

月々1500万円をお母さんからもらったことや、あれほど華やかに登場した鳩山夫人はいったいどこに行ってしまったのかまで、奇妙なことが続く。

そしてさらに普天間では、日本の首相が「学べば学ぶほど、海兵隊のみならず、米軍の存在全体の中で、すべて連携して、その中で抑止力が維持できることがわかった」と言ったのには心底、ビックリした。

もちろん、国会議員たるもの、このような見識では話にならないが、鳩山さんは20年以上も議員をやり、その中でアメリカとの関係は最重要政治課題の一つであり続けた。

1500万円の件での首相の発言も私はまったくのウソ(相続税も、政治資金が透明性を持たなければいけないことを知っていた)を言い続けていると思うが、これもウソだろう。

でも、問題はウソより恥である。

武士は恥をもっとも恐れた。それは「人々を統治する」という人間にとってもっとも大切なのは「恥を強く感じる」ということだからだ。

あり得ないことだが、仮に鳩山首相が抑止力の内容について知らなかったとしよう。それでも、ひとたび首相になったからには「知らなかった」とは言えない、それは武士にとって死に勝る恥辱だからだ。

それを平気で言う。「私は愚かな首相だ」と公然と言う。その言葉だけで、わたしは誇り高き日本民族の首相としては認められない。

「武士は、生まれながらにして、自らの身分に伴う義務と特権を重んずるように育てられた。」(新渡戸稲造「武士道」より)

つまり、どの国でも同じだが、指導者は高い地位に伴う高い道徳、恥を知る心などを求められた。平易に言えば「良いとこどり」は出来ないのである。

鳩山首相のこのような発言に対して、「正直で良い」という人もいるが、それは「彼が庶民だったら」という前提がつくのである。

首相というのはさまざまなことを決定し、多くの日本人の生活を左右する。その人だからこそ、知識も豊富で判断力もあり、正義を重んじて誠実であり、恥を知って行動が正しいことが求められるのである。

私は鳩山首相が判断したことで人生を左右されたくない。

でも、とんでもない内閣と首相が誕生したものだ。民主主義、マスコミの報道、そして選挙制度、さらには選挙権の行使の制限など多くのことを考えなければならないだろう。

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全くその通りだと思いました。これは鳩山兄のことについて書かれていますが、鳩山弟とて全く同じです。以前記事にしましたので、まずはこちらを読んでみてください。

構図は全く同じでしょ。恥知らずな上に、それを隠そうともしない傲慢さというか、浮世離れしているというか、ちょっと庶民感覚とはかけ離れている点は全く同じです。ただ鳩山兄は首相である分、余計に罪が重いということです。それから昨年の暮れのこちらの記事も読んでみてください。

今まさに、昨年の暮れに感じていた恐ろしいことが現実となっています。鳩山兄は大罪人ですが、福島瑞穂とて今のままでは同罪です。沖縄の人には「いい顔」をするが、権力にはしがみつきたい。こんな虫のいい話はありません。とっとと大臣を自ら辞め、連立を離脱し、社民党の議員全員を引き連れて沖縄で座り込みをしなさい!。社民党の存在意義なんてすでに失われているのですから、「護憲」というシングルイシューを貫き通すだけでいいと思うのです。

鳩山さんは子供の頃から何か希望を言えば回りの人間がその通りにしてくれていたのでしょうね。自分が何か言えばきっとその通りになると勘違いしているのです。これは安倍も麻生も同じでしたね。だから二世議員はダメだと再三言っているのです。武田さんの言うところの「良いとこどり」を追いかけている連中ばかりだからです。これは本人だけでなく育てた親にも問題があるのでしょうが、そんなことは言っていられません。事は国の存亡に関わることです。

でもようやく自分の言った通りに世の中が動かないことに気付き始めたのでしょうね。そこで出た言葉が「私は愚かな首相だ」という言葉です。今度は自分を卑下すれば誰かがかばってくれると思ったに違いありません。武田さんの言われるように彼が庶民であれば、このような思考回路も許されるでしょう。ところが彼は日本国の首相なのです。彼が国民を守らなくてはいけないのです。残念ながら彼にはそんな覚悟も思想もないということです。ほんと、とんでもない内閣と首相が誕生したものです。

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高速道路料金が6月から変わるらしい。麻生太郎が掲げた「高速道路、土・日・祝1000円」というのが廃止されて上限料金制が採用されるらしい。これも一旦は延期されるという報道があったのですが、結局は6月から実施されるそうです。コロコロと言う事が変わるので、何を信用していいのかわからなくなります。

昨年の今頃はETC車載器が品薄になっていて、折角1000円になったのに、ゴールデンウィークに間に合わないという人が沢山いました。そうしたら今度はETC車載器を付けていても、いなくても、料金は同じだそうです。しかもETC利用者に付けられていたマイレージポイント制度も廃止されるそうで、ETC車載器を車に取り付けている恩恵は全くなくなってしまいました。昨年のETCの大騒ぎは何だったのでしょうね。人をバカにするにもほどがあります。

大体、高速道路料金は無料になるのではなかったのですか。無料になるのであればETC車載器が無駄になったとしても我慢はできます。マイレージポイントも発生しなくなるのですから、ポイントがパーになったとしても諦めがつきます。それなのに実質値上げになるというのですから、選挙前に広げた大風呂敷は何だったのと国民全員が思っているのではないでしょうか。

例えば僕がよく利用する山陽自動車道・宇部IC→九州自動車道・小倉南IC間を例にとって見ましょう。僕は高速道路はほとんど日曜日にしか利用しませんので、日曜日に利用したと仮定します。正規の料金は2300円で、現在は料金は1000円です。麻生政権以前は通勤割引を利用していましたので、朝と夕方に利用すれば1150円でした。そして今回の改悪により2000円になります。

「高速道路無料化」というマニフェストがなければ、政策の一環として納得できたかもしれませんが、最初の約束と全く違うことをされては納得しろと言う方が無理でしょ。しかも、約束を反故にした明確な理由は全然示されておらず、全く一方的です。民主党の議員というのは自分たちのことを何様だと思っているのでしょうか。国会議員になったら、何をやっても言っても許されると勘違いしているのではないでしょうか。

大体、鳩山兄がよく言う「国民目線」という言葉自体が上から見下ろしているということですものね。普段は「上から目線」で国民をバカにして見下ろしているけれど、総理大臣になっちゃって下々のことも少しはわからなくてはいけなくなったので、たまには「国民目線」になってみようということでしょ。大体「お前は国民じゃないのか?本当に宇宙人なのか?」と突っ込んでやりたくなります。

さらに、ここに来てガソリン料金がじわじわと上がっています。一時は90円台前半まで下がりましたが、現在は130円前後です。実に40円近く値上がりになっています。これも民主党が約束を果たしていれば現在でも105円前後だったのです。昨年の春「ガソリン値下げ隊」なるものを結成し、国会を混乱に陥れたくせに、現在ではガソリンの話題にすらふれようとしません。いい加減なものです。

マニフェストとは公約ですから、約束事のはずです。民主党の議員さんたちは「うそつきは泥棒の始まり」と子供の頃に聞かされなかったのでしょうか。それともマニフェストを守らないことは約束の反故には当たらないと思っているのでしょうか。国民の気を引くために出鱈目な事を羅列して良いのであればマニフェストなんて要りません。マニフェストというものがようやく根付いてきたと思ったら、誰もマニフェストをこれから後の選挙では信用しなくなるのではないでしょうか。

これまで何度も二世議員はダメだと書いてきました。異論はあるでしょうが、ここまで連続して無責任な二世議員が首相になって日本を無茶苦茶にしているのですから、僕の言ってきたことは間違っていなかったと確信しています。結局、理想論ばかりで全く現実が見えていないのです。例えば「二世議員は2期以上地方議員を経験しないと国会議員になれない」などのハードルを設けないと日本はダメになります。

以前、小渕前首相が急逝されて娘の小渕優子が当選した時のコメントを忘れることが出来ません。彼女は何の悪びれる様子もなく「これから一生懸命勉強して・・・」と(「・・・」の部分は忘れてしまいましたが、おそらく「立派な議員になります」とか何とか言ったと思いますが)、言いました。違うでしょ、国会は議員の養成機関でも教育機関でもありません。法律を作る場所です。一生懸命勉強した後に国会議員になるべきなのです。だから高い給料がもらえるのです。秘書も雇ってもらえるのです。結局二世議員の見識なんてこの程度のものなのです。

絶対に二世議員に対する規制は作るべきだと思いますが、半分以上が二世議員の現状では、こんな法律なんてできるわけがありませんよね。

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僕は鳩山邦夫という政治家が大嫌いです。このことは以前にも書きました。政治家の資質があるとは思えませんし、法務大臣に任命した福田首相の見識も疑いたくなります。

しかし、今回の朝日新聞が彼のことを「死に神」と評したことは、また別問題です。僕は犯罪被害者の会の人間ではありませんが、それでも朝日新聞に抗議をしたい気持ちでいっぱいです。

「死刑」に関しては、いろいろな見解があって当然だと思っています。うがった見方をすれば、「合法的な殺人」なのですから、人道上問題のある制度だとは誰もが思っていると思います。しかし、宮崎勤に可愛い愛娘を無残に殺害された親の気持ちになってみれば死刑は当然だという気持ちにもなります。死刑に代わる刑罰が現在のところ存在しない日本では必要な制度ではないでしょうか。

その死刑を執行する判断を下すのが法務大臣なのですが、誰だってこんなことはしたくないと思いますよ。大臣になった人で好きで死刑執行をする人なんていないのではないでしょうか。以前、法務大臣になったとたんに「私は死刑の執行はしません」と言った政治家がいました。批判を浴びたので、すぐにその発言は取り消しましたが、死刑執行が嫌ならば最初から法務大臣を引き受けなければいいだけの話です。ついでに政治家も辞めてしまえばいいだけの話です。そんな中で粛々と死刑執行を行っている行為は批判を受ける筋合いのものではないと思うのです。

確かに鳩山さんが法務大臣になって死刑を執行した人数は、今までの人たちより多いかもしれません。ただこれだって今までの人が先延ばしにしていたせいかもしれないじゃないですか。それに宮崎勤被告の場合、死刑の決定から執行までの期間が通常よりも早かったと言われていますが、被害者家族の立場に立てば、これでも遅すぎるくらいだと思うのです。被害者家族の心情はたとえ犯人の死刑が確定しても、刑が執行されたとしても、決して癒されるものではないでしょうし、溜飲が下がるというものでもないはずです。事件が起きてからすでに20年以上が経過しているのですから、被害者の家族の皆さんにとっては長すぎるくらいの期間だったと思います。

朝日新聞は、失言が多くて国民にあまり人気のない鳩山法務大臣を「死に神」と書けば、国民が迎合してくれるとでも思ったのでしょうか。そういう記事を書く事が、三大新聞といわれるジャーナリズムの使命なのでしょうか。そういう事はスポーツ新聞の「東スポ」とか写真週刊誌に任せるべきものではないでしょうか。あまりにも見識と配慮に欠けた記述だと言わざるをえません。やらせ記事だとか問題の多い朝日新聞ですが、今回の記事に関しては失望を通り越して、あまりの意識の低さに絶望すら感じてしまいました。

天下の朝日新聞であれば何を書いても許されるという驕りのようなものが伺えます。丁度、国民の血税から配給されているタクシー券を、まるで我が物のようにタクシーの運転手にちらつかせて、金品を要求する官僚の驕りと同じです。特権階級だとでも勘違いしているのでしょう。

何だかイヤなニュースや腹の立つニュースばかりでうんざりしてしまいます。おまけに休みのたびに雨ばかりで山にも行けません。ストレスは溜まる一方です。

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折角ガソリン代が安くなったと思ったら、政府与党は衆議院で暫定税率の法案を再可決するそうです。そうしたらまた、ゴールデンウィークの後にまたガソリン代が高くなってしまうのだそうです。しかもガソリン代の卸値自体が上がっているので、安くなる以前より高くなる可能性があるのだそうです。

国民の多くはガソリン代が安いままでいることを望んでいるようです。だったらもうしばらくは暫定税率をさらに暫定的に廃止し、どうしても暫定税率がないと立ち行かないという事態になって初めて暫定税率について議論をするというのが筋だと思うのです。

それなのに政府与党や地方自治体の首長は暫定税率の維持を訴えています。それはすでに今年度の予算が決まっていて、歳入の中にガソリン税の暫定税率分が含まれているので、それがないと折角決まった予算がうまく機能しなくなるというのが理由のように思うのです。うがった見方をすれば、折角決まった予算を見直すのが面倒なので、早々に暫定税率を元に戻し、予算の見直しをしなくてすむようにしたいだけなのだと思うのです。

はじめに予算ありき、道路ありき、なものだから暫定税率がないと困るのです。つまり暫定税率分でお金を集めておいて、そこからどれだけの道路や橋などができるのかを考えるからいつまでたっても無駄がなくならないのです。最初に本当に必要な道路や橋をピックアップし、それに対してどれだけお金がかかるかを算出し、それでなおお金が足りなければ暫定的に税金をかけるというのが筋ではないでしょうか。考え方の出発点からして間違っています。

道路特定財源を一般財源化し、国民の将来のために役立てる。そのためにはどうしても現在の暫定税率の維持は不可欠だとほざいています。道路だけでなく、福祉や社会保障など、国民の未来のためには必要な財源だとほざいています。しかし、国民が将来のためにとこつこつ積み立ててきた年金を無茶苦茶にしたのはどこのどいつですか。政府与党がいくら将来のためになどとほざいても、年金のことで懲りている国民は誰も信用するはずがないのです。

暫定税率がないと、地方の財源はますます逼迫し、中央と地方の格差はますます広がるなどと言っています。しかし今までずっと暫定税率として高い税金を取っていてもこれだけ格差は広がったのですから、この主張には全く説得力がありません。「じゃあ、今まで何をやってきたの?」と言いたくなります。

そんなに大切な税金ならば、暫定ではなく、ちゃんとした税金にしておくべきではなかったのでしょうか。そういう大切な手続きは先送りにしておいて、こういう事態になってはじめて慌てふためく構図に国民はもうあきれ返っているのです。年金にしてもずっと以前から不備を訴える人は沢山いたといいます。それなのにずっと知らん顔を通し、にっちもさっちも行かなくなり、傷口かふさがらなくなった状態になってはじめて表面化させました。この国の政治はすべてそうです。面倒なことはギリギリまで先送りです。官僚の天下りをなくそうとずっと前から言っていても、一向になくなりません。

だったら一度暫定税率なしで数年間やってみればいいと思うのです。そうすれば本当に必要な税金だったのかどうかがわかると思うのです。財源は多いに越したことはないでしょう。しかし、少ない財源で効率よく行うのが政治家や官僚の仕事なのではないでしょうか。彼らは国民からなるべく多くのお金を集めて、それで自分たちがいかに甘い汁を吸うかということしか考えていないように思います。政府与党ができないのならば、下野して、民主党にやらせればいいです。

いずれにしても、彼らの議論の中には国民、県民、市民はいつも不在です。いかに自分たちの仕事を少なくし、自分たちの私腹がいかにしたら肥やせるのか、それしか考えていないのです。あまりに国民が望んでいることと実際の政治とがかけ離れています。これはすでに民主主義とは言わないのではないでしょうか。

しかし、自民党や公明党の国会議員の皆さんは一体何をやっているのでしょうね。遊んでいるとしか思えません。小泉さんが「痛みに耐えろ」と言ってからもう何年も経ちました。痛みは軽くなるどころか、年々強く、さらに広範囲になっています。ですから絶対に暫定税率の法案の再可決はやらせるべきではないと思います。とりあえず、山口2区の補選は自民党に勝たせてはいけないと思います。

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お騒がせ大臣の鳩山法務大臣がまたまたやらかしましたね。鹿児島の志布志の県議選の買収疑惑で県議たちが無罪になった事件で、鳩山法相は「冤罪と言うべきではない」と発言し、その後追及されたので発言を撤回しました。

その撤回のときの発言が、「冤罪という言葉を広辞苑で調べたら自分の発言が間違いだったことに気付いた」というとんでもないものでした。つまり「冤罪」という言葉の意味も知らずに「冤罪」という言葉を使っていたということです。これが一般市民ならばまだ許されるでしょうが、何と彼は法務大臣なのです。最初に言った言葉も信じられない言葉でしたが、その言い訳も信じられませんでした。この国はすごい国です。

こういう失言癖のある大臣や政治家に共通しているのは、自分の発言がどういう風に影響を与えるのかを計算できないということです。長年政治家をやっていれば、「こういうことを言ったら、こういう風なことが起こるだろうな」ということはわかるようになるはずだと思うのですが、彼らには学習能力というのが著しく欠如しているらしく、同じようなことを何度も繰り返します。

僕はこの鳩山兄弟という政治家が大嫌いです。安倍晋三と同じくらいに嫌いです。とくに弟の鳩山邦夫は嫌いです。たまたま鳩山家という名家に生まれて、その力で政治家になっているだけなのに、何をやっても、何を言っても許されると勘違いしているように思えてなりません。法務大臣だけでなく、政治家も辞めていただきたいです。

ところで人間のタイプは違いますが、鳩山邦夫と安倍晋三には共通点がいくつかあります。まずひとつめは2人とも無責任だということです。鳩山邦夫は兄と一緒に民主党を立ち上げましたが、どういうわけかすぐに自分だけ自民党に戻りました。偉そうなことを言って自民党を飛び出したくせに、自分の思い通りにならなかったのでしょう、とっとと自民党に復党しました。安倍晋三の無責任ぶりは言うまでもないと思いますので割愛いたします。

ふたつめに2人とも三世議員でしかも超良血というところです。どちらも祖父は首相であり、戦後日本の復興に尽力された方たちです。ところが三代目ともなると自分で何も努力していないのでしょうね。国民に選ばれた代表という意識が低く、ただ単に職業として政治家をやっているという感じです。二世議員、三世議員がすべて悪いとは思いませんが、政治家の世襲に関しては議論されるべきではないかと思います。

みっつめに、これが一番大事なのですが、政治家としての信念がないということです。理想論は沢山持ち合わせていても、信念がないものだから具体的に何をしたいのかが全く見えてこないのです。政治とは国民のために行うはずなのですが、信念のない政治家は国民の方を向いていません。空を見上げて政治をしているのです。ですから国民が何を望んでいるかがわからないのです。国民の多くは「成人を18歳からにする」ことよりも「鳩山邦夫に政治家を辞めてもらう」ほうを望んでいるのではないでしょうか。

それにしても鹿児島の無罪になった人たちは腹が立っているでしょうね。ろくな捜査もせずに逮捕され、気の狂った警察官に江戸時代のような「踏み字」を強要され、そうして長い戦いの末にようやく無罪を勝ち取り冤罪を晴らせたと思ったら、法務大臣に訳のわからないことを言われて、踏んだり蹴ったりとはこのことです。鳩山邦夫や安倍晋三のように自分で何も苦労や努力をしていない人間には、人の痛みというものがきっとわからないのです。人の痛みがわからない人間は政治家になってはいけないと思います。

鳩山邦夫の言ったことは「失言」で片付けられるものではないと思います。明らかに「侮辱」です。それも国民の前で堂々と侮辱したのですから、この罪は重いと思います。こういう人間が法務大臣に居座り、接待ゴルフに明け暮れる人間が防衛のトップに長年居座り、政治生命を賭けて改革を実行すると言った舌の根も乾かないうちに投げ出す人間が首相でいられる日本は、お先真っ暗なように思えてなりません。やれやれ。

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「政治生命をかけて改革を実行していく」などとほざいて、自分の思い通りに事が運ばなくなると、拗ねてとっとと仕事を放り出して総理大臣を辞めてしまった「平成の超無責任男~安倍晋三」が山口県にやって来ました。ということは次の衆議院議員選挙に性懲りもなく出馬するということのようです。

「政治生命をかけて」と言って、途中で放り出したのですから、常識的には「政治生命は終わった」はずなのですが、ゾンビのように復活してきました。自分の言ったことにすら、責任を持てないようです。っていうか、きっと自分自身が言ったことの意味すら理解できないほどのバカなのだと思います。

それに加えて、山口県知事や県議会議長は諸手を挙げての大歓迎です。こんなバカは放っておけばいいのに、「まだお若いのですから、また山口県のためにご尽力していただかなくてはいけません」などとほざいています。何度も言いましたが、この人はずっと山口県人ではなくて東京都民です。国民のことすら平気で裏切るような奴が、山口県民のことなんて考えているはずがありません。東京では当選しないものだから、親たちの七光りで山口県で当選しているだけです。よくもまあ、山口県の土を踏むことができたものです。まともな神経の持ち主ではありませんね。しかも選挙に再び出るというのですから、開いた口がふさがりません。政治家としての能力が全くないことは実証されたのですから、家で盆栽の手入れでもしていればいいのです。

山口県は現在とても危機的な状況にあります。人口がどんどん減っています。つまり若い人たちがどんどん流出しているのです。それだけ魅力のない場所だと言うことです。こんな状況なのですから、こんなおバカに付き合っている暇はないのです。もっとまともな人に議員になってもらわなくてはいけないのです。自民党でも民主党でもどっちでもいいですから、もっと山口県を良くしてくれる人に国会議員になってもらいたいのです。流行語大賞ではありませんが、「どげんかせんといかん」のです。ただ、自民党はこのおバカを推薦するでしょうから、民主党に頑張ってもらわなくてはいけません。

前回の全国的に自民党に大逆風が吹き荒れた参議院議員選挙でさえ、山口県は全くの無風でしたから、よほどの大物を送り込まない限りこのおバカには勝てないのです。現在日本で最も自民党が強いのが山口県ではないでしょうか。ですからあまり選挙でも話題になりません。でも逆に考えれば、ここで民主党が議席を取れば、ものすごいインパクトがあるということですから、そのへんのところを考えていただきたいものです。

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はらわたが煮えくり返っています。こんなつまらない男が日本国民の命運を握っていたかと思うと、背筋が寒くなります。僕は自分で言うのもなんですが、朝から晩までよく働いていると思っています。これからまだ20年くらいは働かなくてはいけないはずです。しかしこの安倍晋三という最低のつまらない男は総理大臣を辞めたところで食うに困るわけでもなく、あとはのほほんと暮らしていけばいいだけです。これだけ日本国民に大迷惑をかけても「辞~めた!」と一言言えばそれで済むのです。謝ることすらしません。自分の生活や人生に危機感というものを持っていないからこんなことが平気で出来るのです。同じ国土に足を置いていると思っただけでも腹が立ちます。お願いですから、国会議員も辞めて、どこか遠い国にでも行ってもらいたいものです。こんな奴のために税金で給料や議員の経費を支払う必要はありません。それこそムダ金です。何が「美しい国」ですか、こんな最低の人間に日本のことを語ってもらいたくありません。

今まで僕が知っている総理大臣のワースト3は、1位が「森喜朗」、2位が「細川護煕」、3位が「宇野宗佑」だと思っていました。森首相は「総理大臣の器でない無責任タイプ」、細川首相は「実力もないくせに理想ばかり追いかけるタイプ」、宇野首相は「間違って総理大臣になってしまったタイプ」だと分類してきました。しかし、この安倍というバカはこのみっつのタイプをまんべんなく備えた、稀有な総理大臣だと思います。当然僕の中のランキングではダントツの1位にランクされました。以前の記事でも書いたように、参院選惨敗の後に辞めるか、あるいは衆議院を解散すればよかったのです。参院選で民主党が勝ったとはいえ、多くの国民が民主党を支持していたわけではなかったのですから、今ほど傷口は広がらなかったと思います。

このブログで何度も書きましたが、最後まで何を言っているのかさっぱりわからないのは変わりませんでしたね。いつまでたっても、質問に対して適切に答えるという社会人であれば当たり前のことが出来なかったのですから、総理大臣の資質がなかったのではなく、社会人としての資質に欠けているのだと思います。小さい頃から何でも自分の思い通りになってきて、かといって自分で何かを切り開いてやっていくということもなく過ごしてきたのでしょうね。だから「美しい国づくり」だの、「戦後レジームからの脱却」だの、浅はかなスローガンが国民に受け入れられなかったことに耐えられず、自分の思い通りに行かないという普通の人ならば誰でも経験するような逆境にも耐えられなかったのでしょうね。しょうもない奴です。

小泉さんから政権を禅譲されるような形で総理大臣になり、若手のホープとして国民も最初は大きな期待を寄せましたが、国民は安倍さんの人間としての底の浅さに早くから気付いてしまったのです。閣僚の不祥事や、年金問題が参院選の惨敗の原因ではなく、首相の資質に見切りをつけた結果が参院選の惨敗だったのです。ところが惨敗の原因は自分のせいではなく、他人のせいにして続投しました。民主党の重鎮「渡部恒三さん」は「信じられねぇ」となまりのある口調でおっしゃっていましたが、僕も同感でした。

そして今度は辞めるにあたり、その理由のひとつに「テロ対策特別措置法にからみ小沢代表に党首討論を申し込んだが断られたから」とまた他人のせいにしようとしています。最後くらい「自分は総理大臣の器ではなく、国民の皆様にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかないので辞めさせていただきます。どうも申し訳ありませんでした」とでも言えばかわいげがあるのに、最後まですべて他人のせいでしたね。人間として、男として、最低です。

また無駄遣いをなくすと言いながら、閣僚をコロコロと変え、内閣を発足させ新しい大臣が就任したと思ったら、また交代させるという無駄遣いを散々してきたわけです。申し訳ないと思うのならば安倍家の家屋敷を売り払って国庫に入れてもらいたいものです。

このようなバカでも、良い家柄に生まれたというだけで総理大臣までなることができ、国をぐちゃぐちゃに引っ掻き回しても、後は悠々自適に暮らすことができるのです。この国は完璧な格差社会であり、格差の上位にいるものだけがたとえ大バカでも、国会議員になれるということを自ら見せてきたわけです。そんな奴らが格差をなくすことなんてことを一生懸命にやるわけがないのです。今後二世議員のありかたについても議論されるべきときが来たのではないかと思います。

それから北朝鮮の拉致被害者のことには一言も触れませんでした。散々期待をさせて、とうとう何も成し遂げられませんでした。できないのならば、最初からできるようなことを言わなければいいのです。これはとても罪なことだと思います。家族を失ってしまった人の気持ちなど、全くわからないのでしょうね。

これで衆議院の早期解散は避けられないでしょう。自民党・公明党に政権を託しておいていいのかということを争点にした選挙をすべきで、自民党は一度下野したほうがいいですね。「テロ特措法」にしても「職を賭して成立させる」とほざいていた本人がさっさと辞めて放り出して逃げてしまったのですから、いっそのこと民主党に「反対するんなら、あんたらやれよ」と丸投げすればいいと思います。民主党がどういうふうにして処理するのかはわかりませんが、無責任に放り出して逃げ出す政党よりはマシだと思います。

衆議院選挙となれば、前回「小泉チルドレン」として当選した皆さんはどうするでしょうね。自民党から公認がもらえなかった「チルドレン」の皆さんは今度は「小沢チルドレン」に変身して立候補すればいいと思います。ズブの素人よりは、わずかの間でも国会議員を経験した人間の方がマシなはずです。

そして安倍のバカタレは国会議員も辞めていただきたいと思います。屁の役にも立たないことはわかったのですから自ら力量を悟り、後進に譲ったらいいと思います。とはいっても山口県では「安倍ブランド」の力は絶大ですから、立候補すれば当選してしまうのでしょうね。でも今まで山口県に住んだことすらないのですから、どうしても立候補したいのならば生まれ育った東京都から立候補していただきたいものです。山口県人としてこんな最低の人間が県民の代表だと思うと恥ずかしくてたまりません。それかいっそのこと、晋三ちゃんに代わって昭恵夫人が立候補したらどうでしょうか。彼女の方が国会議員には向いているような気がします。ラジオのパーソナリティーをやっていたくらいですから、少なくとも晋三ちゃんよりはまともにしゃべれるのではないかと思います。晋三ちゃんは家で盆栽か庭木の手入れでもしていればいいのです。そうすれば少なくとも国民への害はありません。

(参考記事)
「自民党惨敗」(7月31日)
「参議院議員選挙」(7月20日)

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7月20日の記事で書いたとおりの怖ろしいことが起ころうとしています。大方の予想通りというか、予想以上に自民党は今回の参議院議員選挙で惨敗しました。「俺は政治家の先生だぞ」と威張り散らしていそうな片山虎之助参院幹事長は大嫌いなのですが、まさか民主党の女性の新人議員に負けるとは思っていませんでした。それほどの惨敗だったということです。勝った姫井さんが一番驚いているかもしれませんね。

しかし安倍首相は続投するそうです。「責任は自らにある」と認めながらも、「途中で改革を放り出すわけにはいかない」ということで、厚かましくも首相の座に居座るそうです。惨敗の原因は年金問題と閣僚の失言ということで、安倍政権の行っている政治自体が国民に支持されていないわけではないという理屈です。こうなると思っていました。選挙前から数々の予防線を張っていましたものね。

改革は必要です。公務員制度改革、年金制度改革、教育改革、数々の改革が目白押しです。政治家の方々には絶対にやってもらわなくてはいけません。安倍さんに言わせれば「改革は私の使命」だそうですが、どのように思おうがそれは安倍さんの勝手です。でも国民は「改革は必要だけれども、安倍さんにはもうやってもらいたくない」と思っているのです。そうでなければ、ここまでの惨敗は考えられません。「もういいから早く辞めてくれ」と国民は訴えているのです。

もっと言えば、国民は安倍さんにはリーダーとしての資格も素質も教養もないと思っているのです。この人には日本の舵取りは無理だと判断したのです。これ以上日本がおかしなことにならないように、今のうちに安倍さんには改革から手を引いて欲しいと願っているのです。どうしてそういう結果が出たと判断できないのでしょうか。選挙に負けても相変わらず、同じ内容のことを繰り返してしゃべるだけで、何を言いたいのかがさっぱりわかりません。

さらに言えば、安倍さんの目的は憲法を改正したいだけなのです。それも国民のためとか、日本の未来のためとか、そういうことではありません。自分の祖父、自分の父親がなしえなかったことをやりたい、ただそれだけです。ですから、何故憲法改正が必要かという質問に対しても、トンチンカンな答えしか返ってこないのです。国民のためではなく、自分自身の自己満足のためだけなのです。こんな怖ろしいバカ殿に国の未来を預ける気にはなれません。「戦後レジームからの脱却」、いいでしょう、必要なことです。でも何故、今、戦後レジームから脱却しなくてはいけないのかということは、安倍さんは絶対に納得いく説明は出来ないはずです。

この安倍さんという人は子供の頃からゲームに負けたことがないのでしょうね。総理大臣の孫、外務大臣の息子、ということでいつも接待ゴルフのようなゲームしかやってこなかったのでしょう。だから自分が負けたときにはどうすればよいかということがわからないのです。欲しいものはいつでも手に入り、面倒なことは人任せ、弱者の痛みなんて、おそらく全く理解できないと思います。たくさんの法律を可決させて、いかにも実績を上げているように言っていますが、役に立ちそうもないものばかりです。判断の基準が「国民のためになっているか」でなくてはいけないのに、「何個の法律を成立させたか」ということになっているように感じます。100個のザル法を成立させる前に、たった1個でいいから、国民がほんとうに喜ぶような法律を作ってもらいたいものです。おそらく安倍さんの頭の中には「for the people」という気持ちは全くないのだと思います。

数々の閣僚の悪さや失言に対しても、「自分に責任がある」と言いながら、何の責任もとっていません。辞めさせることすらしません。「自らの判断」ということで人任せです。今度の赤城農水相の問題だって、「領収証を出して、キチンと説明しろ、説明できなければ辞めろ」と命令すれば済む話なのに、ワケのわからないことを言ってかばうだけです。「責任を取る」ということの意味が全く理解できていないのです。こんな責任の取り方すらわからない人に首相なんてやってほしくありません。

これだけの結果が出て、政権が変わらないのであれば、すでにもう日本は民主国家ではないということです。民主国家ではなく独裁国家です。あとはクーデターでも起こさない限り、政権を変えることはできないということですよね。そんなバカな話はありません。政権を変えなくてもいいから、せめて解散総選挙は行うべきです。前回は郵政の民営化を問う選挙でした。ですから今度は安倍政権の存続を問う選挙にすればいいのです。安倍さんにしたって、こんな不安定な状態で仕事をするのはよほどのバカでない限り、イヤなはずです。だったら衆議院議員選挙をやって、すっきりした形で政治を行えばいいと思います。勝てばの話ですけどね。


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参議院選挙もいよいよ大詰めに入ってきました。今回の選挙は政党によるテレビコマーシャルがすごく多かったように感じました。またメディアへの露出も多かったように感じました。でも選挙のときだけ一所懸命PRしたってダメですよね。

どの政党も年金問題を一番の争点に挙げています。「年金記録をちゃんと突きあわせていくら保険料を払ったのかをわかるようにします」、「決められた額の年金は必ず払います」、「将来いくらの年金がもらえるのかをきちんと伝えます」といろんなことを言っています。いかにも「自分のところの政党はすごいことをやります」と言いたげです。

でもよく考えてください、もともと「老後のために働いているうちに掛け金を毎月納めて、将来安心して暮らせるように備えましょう」ということで半ば強制的に納めさせてきたものですから、各政党の主張は当然のことなのです。当然のことをやるのにどうしてこんなにもすごいことでもやるような主張をするのでしょうか。言い方がすごく恩着せがましくて不快です。

例えば企業などが「絶対に儲かります」と言って、資金を集めて、焦げ付かせて元金すら返せなくなったら詐欺罪で刑務所行きになったりします。歴代の社会保険庁の官僚は国民から集めた資金で箱物を作ったり、余計な出版物などを高い金額で発注して、ばら撒き続けてきたわけです。そしてその見返りに退官後に天下りして数億円の退職金を受け取っています。そのあげく年金を払った記録をなくしたから年金は払わないと言っているのですから、同じじゃないですか。騙す意思があったとかなかったとかは関係ありません。政府がやることだから安心してお金を払い続けてきたわけですから、民間がやったのとは訳が違います。本来ならば民間の数倍、数十倍の罪をかぶるのが筋だと思うのですが、夏のボーナスのほんの一部の金額を税金に返納するだけでチャラにしてしまいそうです。こんなバカな話はありません。

そもそも民主党の長妻議員が国会で指摘したから表面化しただけで、表面化しなかったらずっとこのままの状態だったわけでしょ。言い換えれば表面化したから仕方なくやっているわけです。こんな奴らに何かができるとは思えません。自民党の正直な感想は「選挙前に厄介なことが起きたものだ」と思っているだけだと思います。それで選挙があるものだから、選挙前に社会保険庁を解体するだとか、年金制度だを見直すだとか、いろいろな法案を付け焼刃的に成立させましたが、数十年もほったらかしにしてきたのに、ほんの数ヶ月で考え付いたことですべてが解決するとは思えません。

だったら正直に今までほったらかしにしてきた責任を謝罪し、責任の所在を明らかにした上で厳しく断罪し、どうせすぐには解決できない問題なのだから長期的な計画を発表すればいいのに、なんでもかんでもすぐに解決できるような嘘を言って、嘘の上に嘘を重ねています。嘘を重ねることが政治だと言うのならば、そんなものはいらないわけです。もっとまともな事が言えないのでしょうか。本当に腹が立ちます。

とりあえずこれまで支払ってきた年金の掛け金をすべて返納した上で新しい仕組みを提示すべきだと思うのです。そしてその上で国民が納得すれば再び保険料を預ければいいし、納得しなければ未加入でよいと思うのです。徹底的に国民に不信感を与えたのだから、それが筋だと思うのです。これまで支払ってきた年金の保険料という人質をとられた状態で新しい制度を云々言われても逆らうことなど出来ませんから、人質を解放してから議論をするのが当然ではないですか。ずいぶん卑怯なやり方をするものです。そこまでしないと、どうせ今まで働いていた奴らが名前だけ変わった特殊法人でまた働くのでしょうから結局何も変わらないと思います。社会保険庁の職員なんて「腐ったミカンの法則」で、すべてが腐ったミカンばかりでしょうから、ちょっとそっとでまともなミカンに変わるわけがありません。そんな奴らに大切なお金を預ける気にはなれません。

選挙前で安倍首相も小池百合子防衛大臣も社会保険庁と対立するようなコメントを次々と発表しています。とくに労働組合に対しては労組が民主党支持なのでボロクソに言っています。しかしこれもどうせ選挙用のポーズです。選挙が終わればまたこれまでの馴れ合いに戻るのでしょう。本当にやる気があるのならば、まずはこれまで無茶苦茶なことをやってきた社会保険庁や厚生労働省の官僚を引きずり出してきて厳しく断罪するのが先だと思うのです。

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偽装  


「偽装」。毎日毎日、この言葉がニュースから流れない日はないというくらいによく聞く言葉になってしまいました。

一番近いところではミートホープ社の牛肉の偽装事件。この社長は悪い顔してますね。自殺した松岡農水相並みの人相の悪さです。そして偽装が次から次へと出てきます。ただこの人はいずれ何らかの刑事罰に問われるはずです。
しかし、数年前から社員などから告発を受けていたのに、偽装を見逃してきたのか、見つけても知らんふりしてきたのか、今までこの会社を長い間放置してきた農水省や北海道の役人たちは罪に問われることはありません。

ひょっとしたらこの事件、このミートホープ社の社長から関連の公務員や官僚あるいは政治家に賄賂が流れていたのではないかと思うのです。そうでないと、これほど社員や元社員が告発しているのに悪行がもみ消され続けてきた理由がわかりません。
またこの事件が明るみに出る寸前にこの社長の奥さんに退職金の名目で8000万円が支払われているといいます。すごいタイミングです。事件が発覚すれば無一文になってしまう可能性があるので、その前に手を打ったとしか思えません。
だとしたら、誰かが事件が明るみに出ることをこの社長に事前に通告していたと考えるほうが自然です。絶対に裏があると僕は思っています。

偽装といえば、年金の納付率を上げるために年金の納付を免除する人を増やして、納付率を上げていた事件を起こしたのは社会保険庁です。これも立派な偽装です。しかも組織的に全国でやっていました。あれほど国民が苦しんでいるのに、そんなことはどこ吹く風の悪行です。でも誰も刑事罰は受けていません。
ミートホープ社の事件と同じだと思うのですが、誰も責任は取っていません。庁内で異動とかがあっただけで、たぶん異動した奴らの引越しの費用などは税金から出ているのではないでしょうか。あとは訓告とかの身内の処分だけです。

そんな甘いことをやっているものだから、今度は年金を支払った記録までなくしてしまいました。結局社会保険庁の役人にとっては国民が年金をもらえるかどうかなんてどうでもよくて、自分たちの悪事のための資金をせっせと保険料という形で払ってくれればそれで良かったわけです。
そしてその保険料を使って、あっちこっちに箱物を作って、それもどうせ談合ですごく高い金額で落札させて、その見返りに何度も何度も天下りして、数十万円の給料と、数千万円の退職金をもらい続けてきたわけです。これほど美味しい商売はありません。他人の金を餌としてばらまき、その見返りに多額の報酬を受けるという仕組みで、しかも合法です。普通ならば業務上横領とか詐欺とかで刑務所行きです。
こんな美味しいことを日常の業務として行い、給料やボーナスまでもらえるのですから、きっと国民の月々数万円の年金のことなんて馬鹿馬鹿しくて、まじめに仕事をしようなんて思わなかったに違いありません。
そしてまた一連の不祥事でも誰も責任は取りません。テレビカメラの前では頭を下げていますが、後ろを向けば舌を出しているに違いないのです。

そしてこいつらはこのような犯罪者のような手口で手に入れたお金を返す義務もなければ、刑事罰に問われることもありません。年金の支払い記録がなくなってしまって、まともに年金がもらえないかもしれないと右往左往している人たちを高いところから笑って見ているのです。
でもこれって「振り込め詐欺」と同じじゃないですか。将来の為と言って年金の掛け金を集めておいて、記録を紛失したから払いませんと言っているのですから、立派な詐欺です。昨今の「やったもの勝ち」「言ったもの勝ち」「儲けたもの勝ち」の風潮も官僚や政治家がそんな風だから当然の成り行きだと思うのです。道徳教育のことが議論されていますが、子供よりはまず政治家や官僚から始めるべきです。
とは言うものの、法律を決めたり、執行したりする人たちが率先して悪さをしているのが現在の日本です。
法律で裁けないのならば、国民がなけなしのお金を払って中村主水の所にお願いに行くしかありません。

それで今度は安倍首相を筆頭にボーナスを返納すると言い出しました。社会保険庁の職員も返納するそうです。参議院選挙が近いからこのようなことを言い出しましたが、これが選挙が近くなかったらこんなこと言わなかったでしょうね。
それよりもこの前から社会保険庁の職員たちは残業や休日出勤などをしているはずですが、これにも当然給料は支払われているのでしょうね。ひょっとしたら「ボーナスは減らすけど超過勤務や休日出勤の手当ては沢山つけておくから」なんてことで、結局「ボーナスが減る前よりも給料増えちゃったよ」なんてことになっているのではないでしょうか。誰か調べてほしいものです。

民間企業ならば自分たちの犯した不始末の穴埋めに対して給料が支払われるなんてありえませんが、そこは厚生労働省の職員ですから、「与えられた仕事はロクにやらないけれど、法律に引っかからないように悪事を重ねて私腹を肥やす」のはプロ中のプロです。この期に及んでも悪事を重ねている可能性は十分にあります。ほんとこの前からの社会保険庁の残業や休日出勤の手当てがどうなっているのか調べてもらいたいものです。民主党の長妻さん、お願いしますよ。

それから年金の電話相談の人員が足りないからと言ってパートを募集して時給1000円程度支払っています。これだって本来ならば必要のない支出なのですから、正社員の給料を削って、そのパートさんの時給に当てるべきものだと思うのです。ところが財源が税金で、自分たちの懐は痛まないものだからやりたい放題です。当たり前のように税金から支払われていると思います。この人たちの常識というのは絶対に世間の常識とは大きくかけ離れたところにあるとしか思えません。

ミートホープ社の社員の皆さんはいきなり解雇されて退職金が出るかどうかも定かではありません。とても気の毒です。社会保険庁が一般の企業だったら、もうとっくの昔に倒産して影も形もなくなり、働いていた人たちは退職金ももらえずに解雇となり、それこそ将来の年金どころの騒ぎではなかったはずです。それが親方日の丸なもんだから、未だにちんたらちんたら仕事をしていても済んでいます。街頭でビラ配ったりのパフォーマンスだけは超一流ですが、あれだって給料もらえるのならば全然苦にはなりませんよね。どこまでも国民をバカにした人たちです。

社会保険庁は不始末の責任をとってかどうかは知りませんが、解体されて年金部分は日本年金機構に変わるそうですが、これもゲームのリセットと同じで、まずいことがたくさん起こって面倒になったからすべてをチャラにして、悪事を曖昧にするために行うのですよね。ふざけた話です。どうせまた名前が変わっただけで同じことの繰り返しになるのは目に見えています。これこそ「究極の偽装隠し」です。ほんと悪いことにだけはものすごく頭が働くものです。感心します。
本当に官僚の悪さをなくそうとするならば、今のような手ぬるい法律ではダメだと思います。抜け道だらけですし、抜け道を抜けるのはプロ中のプロの連中がそろっているのですから、国民に公務員を辞めさせる事ができる法律を作らないと、官僚の意識は絶対に変わらないと思います。でもこの先何十年経ってもそんな法律はできないでしょうね。

あ~っ、腹が立つ

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タイトルを見たら何の事かと思ってしまいますね。妻がティッシュペーパーを買ってきたので何気なく見てみたら、「ネピアの妹、できました」と書いてありました。

★ネピアの妹


★ネピネピ


「ネピネピ」というそうです。ふざけているのだか、真面目なのかよくわからないネーミングですが、要するに枚数を減らして料金は据え置くという、姑息な値上げだったわけです。ただ枚数を減らして知らん顔していては良心が咎めるので、一応告知だけはしようということになったのでしょう。メーカー側にとっては苦肉の策だったのだと思います。

これもやっぱり原油高のせいなのでしょうね。これから先も原油の値段は下がる材料がないそうです。円安なので余計に高くなっているのだと思います。僕も毎日通勤に車を使うので頭が痛いのです。

それに加えて景気が良くなってきたとかで、店の家賃が2万円も上がってしまいました。まあ今までが消費税とかをサービスしてもらっていたりしていたので仕方がないのですが、いったい誰が好景気なのでしょうか。僕なんかは全然そんな感じはしません。実際、健康保険の治療費は毎年下がっています。好景気ならば上がるはずです。

景気が良いのは「博報堂」でしょうか。政府のクールビズキャンペーンで環境省は博報堂に対して日当に換算すると最高で76300円、平均で50000円程度支払っていたそうです。時給で換算すると最高で10000円を越えるそうです。税金だから環境省もやりたい放題です。大体クールビズというのは二酸化炭素の排出削減を目指したもので、燃料を節約するという意味もあったと思うのですが、そのキャンペーンにこれだけの無駄遣いをしてしまっては本末転倒のような気がします。「アベ」のバカにはとっとと辞めてもらわなくてはこの国は滅びてしまいます。

きっと博報堂にこれだけ美味しい思いをさせておき、あとで環境省の官僚たちは天下りとかなんとかの様々な配慮を博報堂より受けるのでしょうね。いつまでたってもどこの省庁も同じことの繰り返しです。そんなに金が余っているのならば、「ガソリンにかかる税金をもっと安くしろ」と声を大にして言いたいです。

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「ようやく」と言っていいでしょう、厚生労働省が動きました。というよりも、中外製薬との裏取引が合意に至ったのでしょうね。それが年齢を区切った使用中止という中途半端な解決策に如実に表れています。全面禁止にすると中外製薬が打撃を受けますから、裏取引している厚生労働省の官僚、あるいは天下りした元官僚も自分の身が危うくなるのでこういう灰色決着にしたのでしょう。つまり国民の命よりも企業の利益や官僚の利益の方が大切らしいです。今に始まったことではありませんが、腹が立ちますね。

年齢を区切った根拠もいまいちはっきりしませんし、今まで対策を講じなかった理由も明らかにされていません。おまけにタミフル服用と異常行動との因果関係は未だに認めていません。だったら何故使用中止にしたのでしょう。因果関係があると思ったからですよね。厚生労働省の言い訳は「因果関係ははっきりしないが、被害が拡大する恐れがあるから」ということなのでしょうが、それならば昨年からすでに問題になっているわけですから、もっと早く対策を講じるべきではなかったのかということになります。全てが辻褄があいません。ところが企業・官僚・医療関係者が自らの私腹を肥やすために癒着していると考えたら、全ての辻褄が合います。

昨日のニュースではインフルエンザに罹患する4分の3が未成年者だそうです。予防接種の料金が優遇されている高齢者の罹患率はわずかでした。だったら約4000円もかかる予防接種の料金を高校生以下は高齢者と同じにするか、財源がなければ高齢者の負担を少し重くして子供に割り振るなどの対策は講じられないのでしょうか。タミフルよりはずっと安全でしょうから議論の余地はあるはずです。高齢者の皆さんだって子供を助けるためならば理解してくださるのではないでしょうか。結局選挙権を持つ高齢者は優遇し、選挙権を持たない未成年者は冷遇されているのです。日本の将来を考えたら、どちらが大切かわかると思うのですが、将来のことは考えていないのでしょう。

何といっても女性を子供を産む機械としか考えていない人が厚生労働大臣ですから、子供は機械の歯車くらいにしか考えていないのでしょう。罪にならないように法律を作って悪さを繰り返している奴らに非常に腹が立ちます。厚生労働省には社会保険庁の不祥事をはじめとして悪いニュースばかりです。おそらく表に出ているのは氷山のほんの一角でしょうから、国民をコケにして高笑いしている奴らがたくさんいるに違いないのです。僕がこんなに腹が立つのですから、子供さんを亡くされた親御さんの心情はいかほどのものでしょう。

確かにタミフルを服用すれば熱が早く下がり症状も軽いようです。しかしそれもわずか1日か2日早いだけらしいです。タミフルに副作用がなければ服用も構わないでしょうが、効果と副作用を天秤にかければ飲むべき薬だとは思えません。患者の側も罹患してしまったら1週間くらいの時間をかけて直すくらいの心の余裕を持つべきだと思います。高熱が出たということは体が必死になって戦っている証拠ですから、長い人生の中のひとつの試練として受け止めるべきです。医療に関しても結果を早く求めすぎの傾向がどんどん強くなっているように感じます。

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鹿児島県の県議会議員選挙で選挙違反に問われていた12人の人たちが無罪になりましたが、この事件はとても不可解な事件ですね。

鹿児島県のド田舎のさらに20人くらいしかいない集落の人たちに191万円渡して票の取りまとめをしたとして、県議会議員とその集落の人たちが逮捕されたわけですが、選挙違反をするにしてもすごく非効率的ですよね。普通に考えたらこんなことやらないし、警察だっておかしいと思うはずですよね。実際その地域の警察官は最初からおかしいと思っていたみたいだし、どうしてここまでしつこくやったのかがわかりません。

テレビに映っている無罪になった人たちの顔を見ていたら、とてもお金をもらって選挙違反やるようには見えませんよね。これだったら現在の国会議員で大臣をやっている人たちの方がよっぽど人相が悪く、悪事をはたらいているように見えます。

たぶん選挙がらみのタレこみか何かがあって県警が動き逮捕したのだろうけれど、普通は検察がこんな不十分な証拠だったら立件しないと思うのです。よほど強い圧力でもかかったのか、よほど県警がメンツにこだわったのか、あまりにも不可解です。この部分をしっかりと究明してもらいたいものです。どちらにしても逮捕された人たちは迷惑な話ですよね。

しかもその取調べの中で44歳の警部補が、紙に家族の名前なんかを書いて足で踏ませて取調べをしていたそうですが、まるで江戸時代です。テレビに出てくる悪代官を想像してしまいました。先日踏み切りに入った女性を救った警察官が亡くなりましたが、ニュースでみているとその方は地域の人たちにとても信頼されていたようでした。役職は巡査部長で、年齢は50歳を越えていましたよね。そんな人がいるかと思えば、こんな人間のクズみたいな警察官もいて、こっちのクズの方が役職もずっと上だというのですから警察組織がいかにおかしいかがよくわかります。

しかもそのクズに下された処分は減給3ヶ月だったと思います。それで終わりなんてひどすぎます。懲戒免職にして逮捕するのが当然だと思うのですが、そうならないのですね。絶対におかしいです。しかも未だに謝罪すらしていないそうです。そして無罪になった人たちの名前は公表されていましたが、この警部補や県警の本部長の名前は公表されていません。甚だ不公平です。バカが権力を持ってしまうとロクなことはしません。

公務員の方々は自分の行っている仕事が公権力の行使だということをもっと強く認識すべきです。役場の窓口の人だってある程度の裁量権を持っているのです。そしてその権力は住民へのサービスのみに行使されるべきものであって、自分の利益や面子のために行使されるべきものでは決してあってはならないのです。宮崎県や和歌山県などの知事まで巻き込んだ談合事件など、このところ裁量権を逸脱した事件が多すぎます。そのくせ国民へのサービスになるようなことでも前例がないと積極的に働こうとはしません。この腐った構造をどうにか変えることはできないのでしょうか。

無罪になった人たちは国家賠償請求をするそうですが、当然です。失われた4年間は帰ってきませんから国家に賠償してもらわなくてはいけませんし、おそらく賠償を受けられるでしょう。ところがこのお金は税金から支払われます。この警部補や関わった警察官はビタ一文支払わなくていいのです。これだけのひどいことをしておきながら、仕事を失うこともなく、謝罪もしない、名前は公表されないし、賠償金も支払わなくてもよい。いい職業です。こんな奴らが日本の治安を担っているのです。美しい国には絶対になりません。

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