今、世間を賑わしている大阪市と福岡市のコームインの皆さん。大阪市は刺青問題、福岡市は飲酒問題。どちらの問題もあまりにもくだらなさ過ぎて、腹立つというよりも呆れてしまいます。
それにしても100人以上の職員が刺青を入れていたなんて驚きですね。橋下市長の言っている事は至極当然だと思うのですが、今までの市長は何をしていたのですかねぇ。黙認していたわけでしょ。どうかしていますね。さらに驚くことは、この問題が広がらないこと。すべての市町村、県、国で調べるべきだと思うのに、他の自治体で調査したという話を聞きません。おかしいでしょ。ヘンなイベントやお祭りはすぐに真似するのに、こういうことはやらないんですね。
福岡市のコームインに至っては、禁酒じゃなくて、1ヶ月くらい無給で働かせろって感じです。日本で一番、飲酒のトラブルに対してナーバスでなければいけない自治体がこの有様なんでしょ。飲酒運転もしょっちゅう発覚しているし、ちゃんとした大人が仕事をしているのだろうかと疑いたくなります。「禁酒令」だって。こんなことにエネルギーを使うなんて、今の日本はどこも大変なのに、コームインの世界だけは別世界のようです。小学生でも、もうちょっとまともでしょ。
すべてのコームインがそうだとは言いませんが、コームインの皆さんは普通の社会人とは意識が乖離していることを、もっと自覚すべきです。ずいぶん前の話ですが、僕の住む町の役場から、「お金が戻るので取りに来なさい」という通知が来たので、仕事の合間をぬって、4時半ころに取りに行きました。そうしたら、時間が遅いから出せないと言うので、役場は5時までだろと言うと、金庫を閉めてしまったからダメだとその職員はぬかしました。僕も頭にきたので、「だったら、最初の通知に何時までに来いと書いておけ」と言い返したら、しぶしぶ支払ってくれることになったのですが、その時にその職員は「チェッ」と舌打ちをしました。ふざけた話でしょ。
この場面でお金を払うか、払わないかは、その職員の裁量だったわけです。これを大したことではないとコームインの皆さんは思っているようですが、これはとてつもなく大きな裁量権です。もっとコームインの皆さんは自分たちが大きな裁量権を持って仕事をしているのだと自覚すべきです。残念ながら自覚がなさすぎます。
僕の知り合いのコームインは自分の仕事をサービス業だと言いましたが、バカなことを言ってはいけません。サービス業というのは、顧客のニーズに合わせて、自分たちの仕事やサービスを変えていくのがサービス業です。自分たちの決めた事を市民や国民に強制する仕事がサービス業であるはずがありません。ただ単に行政サービスを下々の者に施しているだけです。もっとサービス業の精神を見習ってもらいたいものです。
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