掲示板で兵庫読者氏より下記の記事を頂いた。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000811954.shtml
兵庫県競馬組合が2006年度の収支について、8年ぶりに単年度黒字となったという話は、24日の日経新聞・近畿版にも掲載されていた。もっとも、3億4000万円出たという単年度黒字については、全額減り続ける財政基金に回すことになり、兵庫県への繰り入れは行われない。
というわけではないのだが、仮に今後、競馬組合が赤字に転落した場合の年度から起算して5年以内をめどに存廃の検討を行うという、競馬事業活性化委員会の報告書もまとめられ、井戸敏三・兵庫県知事に提出された。
園田は今年11月3日、JBCの開催を行う。そしてこのJBC開催が園田の今後を占う開催でもあるわけだが、一方で、園田・姫路の開催といえば、毎週概ね、火・水・木の3日間開催となっている。そしてそれ以外の日というと、あまり稼動はしていない。他は自場開催の他、合間さえあれば他場発売を行っている様相だというのに、園田はたまに笠松や名古屋を売る程度。
聞けば以前、福山との相互発売を予定していたものの福山に嫌われてそれが実現せず、また、笠松、名古屋は冬季発売を積極的に行ってくれている金沢との連携を強化した。となると園田は今は明らかに孤立状態。
せめて月曜ぐらいは常時開けられないものなのか?ま、確かに月曜日は中央競馬が終わった翌日だから客の入りは決してよくないと思うけど、月曜といえば、ばんばもやっているし、はたまた岩手もやっている。金曜だって、笠松、名古屋をもっと売っあげればいい。
そうしてあげることによって、逆に今度はばんばや岩手側が園田を売ってあげようとう気になるのだろうし、笠松や名古屋も同様だろう。
後日他競技の動向も含めた形で述べることにするが、2007年の1~12月の対前年比売り上げの伸び率は、地方競馬が3.7%増で最も高かった。逆に中央競馬は2.3%減だったことから、中央優勢、地方劣勢といった図式ではなくなりつつある。むろん地方競馬はいまだ経営が脆弱なところばかりであり、もっと飛躍的な売り上げアップがなければ、経営上の危険信号が消えないところがほとんどなのだが、一方で他場との相互連携が功を奏しているということもいえるわけであり、またそうすることによって互いに業績アップも図られよう。
ところが、上述の通り、園田だけがいまだ蚊帳の外の感が否めないのである。確かに活性化委員会が言うところの、スポンサー競馬導入という点もいずれやらねばならないことなのではないかとは思うけど、とりあえずは、やれることはやっておくべきではなかろうか。
とりわけ岩手との連携については是非とも園田側から打診をかけてもらいたいもの。マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになるというのは四則計算の定理だが、もし何もやらねば、マイナス方向はいつまでもたっても消え去るまい。