フジテレビの「みんなのケイバ」の評判が、想像以上にひどいものだということが分かりました。情報を提供していただいた皆様、御礼申し上げます。
一方、関西テレビは昨年から模様替えしつつ、「DREAM競馬」という題を維持。司会の柳沼淳子さんはいまだ不慣れな印象を与え、度々コメンテーターの杉本清さんのフォローを受けたり、はたまた時折大坪元雄さんにソッポを向かれたりしているが、内容的には宮川一朗太さんが司会を務めていた頃と大差はないので、今のままで推移していってもらいたいもの。
そもそも競馬中継って、レースに関連する情報を網羅しさえすればいいわけで、時間に余裕がある場合には過去のレースや、牧場情報などを交えればいい。お笑いタレントが出てきて、予想会に花を咲かせるような内容のものは、競馬ファンだったら恐らく誰も求めていないはず。
フジテレビのみんなのケイバのコンセプトとは、競馬を知らない人にも競馬を見てもらおうというものらしいが、もし大川慶次郎さんが生存していたら、とんでもない顔をされたと思うよ。
大川さんといえば、斎藤陽子さんが司会を務めていたときに、
「あなたはもう少し競馬を勉強したほうがいい」
と番組内で公然といってのけ、それが遠因となって斎藤さんはまもなく司会を降ろされてしまった。しかも当初は番組の脇役でしかなかった、さとう玉緒さんに司会の座を譲る羽目にもなった。つまり、さとうさんのほうが競馬をよく勉強していたということを意味する。ところが大川さんの死後、フジテレビ競馬中継は、競馬情報路線から少しずつ踏み外すようになっていった。ひいては今や、競馬の面白さを伝える人がいなくなったといえるのかもしれない。
昨日も書いたけど、フジテレビ競馬中継はやはり、大川さんの突然の死というものが今でも尾を引いているようである。