太田海也
中野慎詞
太田海也、「幻の」準々決勝ストレート勝ち → 2本目に「押圧」して降格、3本目は僅差負け https://t.co/sGhPCTxLcn #gooblog
— bod (@bod91313247) August 12, 2024
動画:太田海也 東京五輪銅のカーリンから1本取るも敗退 5-8位決定戦へ 自転車 トラック 男子スプリント
太田海也はスプリント準々決勝で、ジャック・カーリンと対戦。1本目はカーリンの捲りを封じて逃げ切り。2本目はジャンから双方激しい競り合いが見られたが、逃げるカーリンを外からロングスプリントで応酬。最後は外から伸び勝った、はずだった。
ところが2本目、ジャン前4角付近で、太田がカーリンを押圧したと判定され、これにより太田は降格。3本目も、2本目と似たような展開になったが、今度はカーリンがわずかに太田を抑えて逃げ切り、カーリンが準決勝進出となった。
しかしながら、2本目のレースの動き、流れで見る限り、蛇行行為がひどかったカーリンに対する警告ならばまだしも、とりたてて大きなラフプレーには見えなかった太田にだけ警告が与えられたというのが解せない。
カーリンはその後、銅メダルを獲得しており、ならば、もしも「ストレート勝ち」していたならば、太田がメダルを獲得していた可能性は高かった、といえよう。
動画:中野慎詞が決勝進出 残り半周で逆転!太田海也は3着も「降着」で決勝進めず 男子ケイリン
動画:中野慎詞がゴール目前で落車 男子ケイリン16年ぶりのメダルならず
男子ケイリンは、準決勝で太田海也がスプリント準々決勝同様に、「不可解な判定」により、3着から降格。それどころか、「イエローカード」持ちだった太田は、この降格により累積警告のため失格。7~12位決定戦にも進めなかった。
太田が出場した準決勝は、最終4角でターンブルとシュピーゲルが落車。太田には直接関係ないように思われたが、太田が外から前を行く2人を追った際に、落車した2人の進行を妨げるプレー(スクリーンプレー)をしたと取られてしまった。
太田は、スプリント準々決勝に続いて、「不可解な判定」により、『勝ち上がったはずなのに敗退』となってしまった。
ケイリン決勝は、中野慎詞が、まずはリチャードソンのアタックに反応。続いて、ラヴレイセンのアタックにも応じようとしたが、最終2角付近で後退。ここで終わりかと思われた。ところが、最終3角付近で中野は息を吹き返し、4角付近で内を突いて前方の2人を追う態勢に入った。このままいけば、銅メダルはあったかに思われたが、太田の降格により繰り上がって決勝に駒を進めた、 ムハマドシャーフィルダウス・サロムの押圧プレーにより落車。4位という着順はついたものの、悔しい一戦となってしまった。
てなわけで、太田も中野も、メダルを獲れていた可能性が高かっただけに、残念至極な大会だったといえる。ただ、年齢的に見れば、2人は4年後も主力として牽引する立場となるだろう。この悔しさをロサンゼルスで晴らしてほしいと思う。