みずほ銀行 “行員 貸金庫から数千万円盗む 6年前に懲戒解雇” NHK 2025年2月18日 18時31分
みずほ銀行は、支店に勤めていた行員が貸金庫から顧客の現金あわせて数千万円を盗んでいたとして、6年前に懲戒解雇の処分にしていたと発表しました。
貸金庫から金品を盗む不祥事は、三菱UFJ銀行などでも明らかになっていて、金融業界の信頼が揺らぐ事態となっています。
みずほ銀行の発表によりますと、2019年に支店の貸金庫から2人の顧客の現金合わせて数千万円が盗まれたことが明らかになり、当時、この支店に勤めていた行員が盗んだことを認めたということです。
銀行は盗みが明らかになってすぐにこの行員を懲戒解雇の処分にし、金融庁に報告するとともに再発防止策を講じたとしていますが、こうした内容についてこれまで公表していませんでした。
公表をしなかった理由について、銀行は「被害の訴えをいただいたお客さまと個別に協議し、解決していたことも踏まえ公表は実施していなかった」と説明しています。
みずほ銀行は1月から貸金庫サービスの新たな利用の受け付けを原則停止にしていますが、相次ぐ不祥事の発覚で金融業界の信頼が揺らぐ事態となっています。
貸金庫から金品盗む不祥事 2019年度以降で計3件
金融庁は、2019年度以降で金融機関の貸金庫から顧客の金品を盗む不祥事は、今回明らかになったみずほ銀行を含めて合わせて3件あったことを明らかにしました。
これは、18日午後に開かれた衆議院の財務金融委員会で金融庁が明らかにしました。
それによりますと、2019年度から去年12月までの5年余りの間で、金融機関の貸金庫から顧客の金品を盗んだという不祥事は合わせて3件あり、このうち1件は今回明らかになったみずほ銀行だと明らかにしました。
このほか
▽三菱UFJ銀行が去年11月、支店の行員が十数億円相当の金品を盗んでいたと発表しているほか
▽去年2月に東京のハナ信用組合が、支店の貸金庫から職員が現金を盗んでいたと発表しています。
貸金庫をめぐる不祥事が金融機関で相次いでいることについて、加藤 金融担当大臣は「こうした事案が続くということは、銀行のサービスのみならず金融機関に対する信頼といった問題においていろいろ懸念が生じることにもなりかねない。しっかりフォローアップをさせていただきたいと思っている」と述べました。
林官房長官 “貸金庫のあり方 検討進めたい”
林官房長官は午後の記者会見で「顧客からの信頼は、預金や財産を預かる銀行業を営む上で最も大切なものだ。金融機関で貸金庫サービスに関する管理体制の点検を進めるなど、信頼確保に努めてもらうとともに、今後、金融庁で貸金庫サービスのあり方について、検討を進めたい」と述べました。
みずほ銀行は、支店に勤めていた行員が貸金庫から顧客の現金あわせて数千万円を盗んでいたとして、6年前に懲戒解雇の処分にしていたと発表しました。
貸金庫から金品を盗む不祥事は、三菱UFJ銀行などでも明らかになっていて、金融業界の信頼が揺らぐ事態となっています。
みずほ銀行の発表によりますと、2019年に支店の貸金庫から2人の顧客の現金合わせて数千万円が盗まれたことが明らかになり、当時、この支店に勤めていた行員が盗んだことを認めたということです。
銀行は盗みが明らかになってすぐにこの行員を懲戒解雇の処分にし、金融庁に報告するとともに再発防止策を講じたとしていますが、こうした内容についてこれまで公表していませんでした。
公表をしなかった理由について、銀行は「被害の訴えをいただいたお客さまと個別に協議し、解決していたことも踏まえ公表は実施していなかった」と説明しています。
みずほ銀行は1月から貸金庫サービスの新たな利用の受け付けを原則停止にしていますが、相次ぐ不祥事の発覚で金融業界の信頼が揺らぐ事態となっています。
貸金庫から金品盗む不祥事 2019年度以降で計3件
金融庁は、2019年度以降で金融機関の貸金庫から顧客の金品を盗む不祥事は、今回明らかになったみずほ銀行を含めて合わせて3件あったことを明らかにしました。
これは、18日午後に開かれた衆議院の財務金融委員会で金融庁が明らかにしました。
それによりますと、2019年度から去年12月までの5年余りの間で、金融機関の貸金庫から顧客の金品を盗んだという不祥事は合わせて3件あり、このうち1件は今回明らかになったみずほ銀行だと明らかにしました。
このほか
▽三菱UFJ銀行が去年11月、支店の行員が十数億円相当の金品を盗んでいたと発表しているほか
▽去年2月に東京のハナ信用組合が、支店の貸金庫から職員が現金を盗んでいたと発表しています。
貸金庫をめぐる不祥事が金融機関で相次いでいることについて、加藤 金融担当大臣は「こうした事案が続くということは、銀行のサービスのみならず金融機関に対する信頼といった問題においていろいろ懸念が生じることにもなりかねない。しっかりフォローアップをさせていただきたいと思っている」と述べました。
林官房長官 “貸金庫のあり方 検討進めたい”
林官房長官は午後の記者会見で「顧客からの信頼は、預金や財産を預かる銀行業を営む上で最も大切なものだ。金融機関で貸金庫サービスに関する管理体制の点検を進めるなど、信頼確保に努めてもらうとともに、今後、金融庁で貸金庫サービスのあり方について、検討を進めたい」と述べました。