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大阪杯2018回顧

2018-04-02 17:13:09 | 大レース回顧集
関連記事:4/1 阪神・第62回 大阪杯(GⅠ)




鬼門の右回りも関係なし!!「第62回大阪杯」が1日、阪神競馬場で行われ、1番人気のスワーヴリチャードがG1初制覇。スタートで出負けした同馬だったが、鞍上のミルコ・デムーロ(39)は向正面から“神まくり”で進出。3コーナーで先頭に並び掛け、直線でも“二段階加速”で後続の追い上げを振り切った。管理する庄野師もJRA・G1初勝利。2着にペルシアンナイト、3着にアルアインと、4頭が出走した池江勢はあと一歩届かなかった。 【レース結果】

 鬼門の右回りを克服。M・デムーロが早め先頭に立つ、巧みな騎乗で相棒に初タイトルをもたらした。逃げたヤマカツライデンの前半5Fは61秒1と予想よりも大幅に遅いペース。その流れを向正面入り口で見切るや、外々を加速して3角で先頭に。「有馬(4着)は流れが遅くて外々を回らされた。ペースが遅かったら出していこうと思った」と鞍上。芝丈が短くスピードに乗りやすい内ラチをピッタリ回り、余力十分に直線へ。課題の左手前もラスト1Fでスムーズに変換。“二段階加速”で2着ペルシアンナイト以下をねじ伏せた。予定通りの内容に鞍上はしてやったりだ。

 「直線はいい手応えで負けないと思った。有馬のときは手前を替えなかったけど、今回はしっかりと替えていた。右・左(回り)は関係ないね。次も楽しみ」

 庄野師にとっても延べ22頭目挑戦で手にしたJRA・G1初制覇。目に涙を浮かべ鞍上とガッチリ握手。

 「ゲートでワンテンポ遅れたが、ジョッキーがロスなく立ち回ってくれた。序盤から流れが遅かったので、心の中で“動け”と思っていた。いいタイミングで抜け出してくれました」

 トレーナーはリチャードでレース後に流す涙は3度目。1度目は今回と同じ舞台の新馬戦。断然の支持を集めながら鼻差2着。「勝つだろうと思っていた。僕のおごりもあった。悔しくて…」。2度目は昨年のダービー(2着)。レイデオロに敗れ世代の頂点には立てなかった。「馬にとっては一生に一度ですから」。14年のセレクトセールで1億5500万円(税抜き)で取引されたダイヤの原石。この中間も間隔は詰まっていたが最終追いに鞍上を乗せ闘魂注入。調整に一点の曇りもなかった。

 「オーナーもG1を勝たれるのは初めて。(新馬戦で負けた)同じ舞台で勝てて良かった」

 今年の芝1800メートル以上の中・長距離の重賞13レース中、8勝が現4歳世代のV。ハイレベルな世代を戦い抜き頂点を極めた。今後は宝塚記念(6月24日、阪神)も視野に入る。「馬の様子を見ながらオーナーと相談して決めたい。昨年勝ったキタサンブラックは年度代表馬に。追い付け、追い越せでやっていきたい」と庄野師。パワーアップした“新生リチャード”が、このままVロードを突き進む。

 ◆スワーヴリチャード 父ハーツクライ 母ピラミマ(母の父アンブライドルズソング)牡4歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・(株)NICKS 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績10戦5勝 総獲得賞金4億3653万6000円。











アンカツ





場立ちの予想屋「大黒社」です!

JRA土日のおさらい/神田舞ちゃん☆

そして『大阪杯』は「ミッキースワロー」を軸にしていました。緩い流れの中、あの位置から外々を回るという厳しい展開になってしまいました。

一方、「スワーヴリチャード」は、結果を出したのですから、神騎乗なのでしょう。向正面で仕掛け、最終コーナーで先頭に立っつ作戦は、ラチを頼る競馬でモタれグゼが緩和した感じも。もっとも神騎乗に応える確かな能力が、あるのが前提ですが・・・

『競馬塾』やネット予想で、穴馬として挙げた「ヤマカツエース」は4着。

距離と臨戦過程で「シュヴァルグラン」を、今の馬場状態で消した「ダンビュライト」が圏外で、競馬塾でのペナルティは回避できましたが、GIを2週続けて外した事実に変わりなく、反省しています来週は巻き返さないと!





昨年からG1に昇格した春の中距離王決定戦「第62回大阪杯」(G1、芝2000メートル)が1日、阪神競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の1番人気スワーヴリチャード(牡4=庄野厩舎)が優勝。4度目の挑戦でG1初制覇を果たした。

 出遅れて最後方からの競馬となったスワーヴリチャード。スローペースの展開となると、デムーロは3コーナー手前から大まくりの奇襲。一気に先頭に並びかけると、直線でも勢いは衰えずそのまま押し切った。勝ちタイムは1分58秒2(良)。3/4馬身差の2着には追い込んだペルシアンナイト、さらに3着にはアルアインが入り、4歳世代が上位を独占した。

 勝ったスワーヴリチャードは父ハーツクライ、母ピラミマという血統。昨年はダービーで2着に入るなど、世代トップクラスの能力を示したが、G1タイトルには手が届かず。4歳になった今年初戦は金鯱賞を完勝し、このレースに臨んでいた。通算戦績は10戦5勝。これまで重賞3勝すべてが左回りだったが、右回りでも強さを発揮した。

 鞍上のデムーロは中央G1通算25勝目で今年は初勝利。管理する庄野師は開業12年目でうれしい中央G1初勝利。

 昨年、このレースの初代王者に輝いたキタサンブラックはその勢いのまま年間G1・4勝を挙げ、年度代表馬にも選出された。絶対王者が引退し、主役不在で迎えた今年の古馬中距離路線だったが、最多7頭が出走した4歳世代のスワーヴリチャードが世代交代を印象付けた。
[ 2018年4月1日 15:40 ]







11R 第62回 大阪杯(GⅠ) 4歳以上オープン 2,000 (芝) 定量 15時40分

1 枠8桃 15 スワーヴリチャード 牡4 57.0 M.デムーロ 1:58.2 34.1 516 -4 庄野靖志 1
2 枠3赤 5 ペルシアンナイト 牡4 57.0 福永祐一 1:58.3 3/4 33.7 482 0 池江泰寿 6
3 枠4青 8 アルアイン 牡4 57.0 川田将雅 1:58.4 1/2 34.0 516 -6 池江泰寿 2
4 枠2黒 3 ヤマカツエース 牡6 57.0 池添謙一 1:58.6 1 1/2 33.7 518 -4 池添兼雄 10
5 枠1白 1 ミッキースワロー 牡4 57.0 横山典弘 1:58.7 クビ 34.0 474 -10 菊沢隆徳 5
6 枠7橙 14 ダンビュライト 牡4 57.0 浜中俊 1:58.8 3/4 34.5 482 +8 音無秀孝 8
7 枠1白 2 サトノダイヤモンド 牡5 57.0 戸崎圭太 1:59.2 2 1/2 34.5 508 +2 池江泰寿 3
8 枠5黄 9 トリオンフ せん4 57.0 田辺裕信 1:59.2 クビ 35.0 532 0 須貝尚介 7
9 枠3赤 6 スマートレイアー 牝8 55.0 四位洋文 1:59.3 クビ 34.8 474 -2 大久保龍志 11
10 枠8桃 16 メートルダール 牡5 57.0 松山弘平 1:59.3 ハナ 34.5 470 -12 戸田博文 14
11 枠6緑 12 ヤマカツライデン 牡6 57.0 酒井学 1:59.5 1 1/4 35.4 540 -4 池添兼雄 15
12 枠6緑 11 ウインブライト 牡4 57.0 松岡正海 1:59.7 1 1/4 35.4 468 -6 畠山吉宏 9
13 枠2黒 4 シュヴァルグラン 牡6 57.0 三浦皇成 1:59.7 ハナ 35.2 470 -4 友道康夫 4
14 枠7橙 13 マサハヤドリーム 牡6 57.0 北村友一 2:00.0 2 34.7 478 +12 今野貞一 16
15 枠5黄 10 サトノノブレス 牡8 57.0 幸英明 2:00.1 1/2 35.7 510 0 池江泰寿 13
16 枠4青 7 ゴールドアクター 牡7 57.0 吉田隼人 2:01.9 大差 37.2 472 -18 中川公成 12
タイム
ハロンタイム 12.8 - 11.3 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.1 - 11.4 - 11.6
上り 4F 45.3 - 3F 34.1
コーナー通過順位
1コーナー 12,14(6,11)8(2,4)10(3,7)5,16,9,1,15-13
2コーナー 12,14(6,11)(2,8,7)(3,4)(5,10)16(1,9)15-13
3コーナー (12,*15)14,11(6,8,9)7(5,4,10)2(3,16,1)-13
4コーナー (12,*15,9)14(8,11)(4,10)5(6,1)(2,16)(3,7)13
払戻金
単勝 15 350円        
複勝 15 150円 05 310円 08 140円
枠連 3-8 2410円        
馬連 05-15 2930円        
ワイド 05-15 1020円 08-15 300円 05-08 640円
馬単 15-05 3750円        
3連複 05-08-15 2780円        
3連単 15-05-08 17450円



15 スワーヴリチャード・・・スタートで出遅れたが、かえってそれがいい方向に出た。前団もスローペースだったこともあり、向正面で一気に捲り、4角手前で早くも先頭、そのまま押し切った。

右回りでの勝利は阪神での未勝利戦しかなく、典型的な「サウスポー」という見方もされたが、くしくも、右回りでの久々の勝利もまた阪神だった。馬体は一走するたびごとに充実しており、2400mあたりまでならば古馬トップクラスの地位に君臨するのではないか。今後は当面に控える宝塚記念が目標となるだろうが、さらに言うと、「得意の東京」で2つのGI戦が行われる秋のGIが大目標になると思われる。

5 ペルシアンナイト・・・直線で鋭い伸びを見せ、アルアインを抑えて2着に入った。マイルがベストだと思うが、ミドルもこなせる。

8 アルアイン・・・道中、ペースが上がらなかったことが直線でいささか伸びを欠く結果となったのかもしれない。この馬も今後は宝塚記念が目標となろう。

3 ヤマカツエース・・・もともと2000mを得意としている馬だが、後方からの直線の伸びはよかった。

1 ミッキースワロー・・・いささか不完全燃焼気味のレースだった。

2 サトノダイヤモンド・・・内目で競馬をしたが、見せ場作れず。

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