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2022年10/10(祝月)マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)盛岡 1600m:カフェファラオがG寸前差し切った!

2022-10-11 00:55:05 | 競馬
回顧:マイルチャンピオンシップ南部杯2022回顧


2022年10月10日(月) 盛 岡 第12競走 18:15発走 農林水産大臣賞典第35回 マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIオープンダート 1600m(左) サラブレッド系 3歳以上 定量

賞金 1着 60,000,000円 2着 21,000,000円 3着 12,000,000円 4着 6,000,000円 5着 3,000,000円

▲ 11--ソリストサンダー牡757.0吉田隼人栗東 高柳大輔
  12--ミスティネイル牝655.0松本剛志笠松 伊藤勝好
  23--タイムフライヤー牡757.0森泰斗大井 村上頼章
◎ 24--カフェファラオ牡557.0福永祐一美浦 堀宣行
  35--オンザロックス牡957.0達城龍次大井 高橋清顕
△ 36--イグナイター牡457.0田中学兵庫 新子雅司
  47--サンライズノヴァ牡857.0山本聡哉栗東 音無秀孝
★ 48--ヘリオスセ657.0武豊栗東 寺島良
〇 59--アルクトス牡757.0田辺裕信美浦 栗田徹
  510--ヴァケーション牡557.0村上忍岩手 畠山信一
  611--カミノコ牡757.0坂口裕一岩手 佐藤祐司
  612--ゼットセントラルセ657.0陶文峰岩手 菅原右吉
  713--マイネルヘルツアスセ557.0菅原辰徳愛知 今津博之

  714--ゴールデンヒーラー牝455.0山本政聡岩手 佐藤祐司
X 815--シャマル牡457.0川須栄彦栗東 松下武士
☆ 816--エアスピネル牡957.0富田暁栗東 笹田和秀


1 2 4 カフェファラオ 中央 牡5 57.0  福永祐  堀宣行 523(-1) 1:34.6 36.8 3-2 1
2 4 8 ヘリオス 中央 セン6 57.0  武 豊  寺島良 472(+10) 1:34.6 ハナ 36.9 1-1 6
3 8 15 シャマル 中央 牡4 57.0  川須栄  松下武 517(+8) 1:34.7 1/2 36.7 6-5 3
4 3 6 イグナイター 兵庫 牡4 57.0  田中学  新子雅 513(-5) 1:34.8 1/2 36.8 4-4 5
5 7 14 ゴールデンヒーラー 岩手 牝4 55.0  山本政  佐藤祐 460(+6) 1:35.8 6 36.7 11-9 10
6 4 7 サンライズノヴァ 中央 牡8 57.0  山本聡  音無秀 536(+2) 1:35.9 1/2 37.1 10-11 9
7 1 1 ソリストサンダー 中央 牡7 57.0  吉田隼  高柳大 484(+1) 1:36.2 13/4 38.4 2-3 4
8 3 5 オンザロックス 大井 牡9 57.0  達城龍  高橋清 484(-1) 1:36.4 3/4 37.1 11-12 13
9 8 16 エアスピネル 中央 牡9 57.0  富田暁  笹田和 477(-6) 1:36.6 11/4 38.2 8-8 7
10 2 3 タイムフライヤー 大井 牡7 57.0  森泰斗  村上頼 474(-27) 1:36.8 11/2 38.6 7-6 8
11 6 11 カミノコ 岩手 牡7 57.0  坂口裕  佐藤祐 490(+4) 1:36.8 ハナ 37.3 13-13 12
12 5 10 ヴァケーション 岩手 牡5 57.0  村上忍  畠山信 498(+8) 1:37.0 11/4 38.4 9-10 11
13 6 12 ゼットセントラル 岩手 セン6 57.0  陶文峰  菅原右 513(+5) 1:37.3 13/4 36.7 15-14 15
14 5 9 アルクトス 中央 牡7 57.0  田邊裕  栗田徹 541(-7) 1:37.4 クビ 39.4 4-7 2
15 1 2 ミスティネイル 笠松 牝6 55.0  松本剛  伊藤好 512(-6) 1:38.2 5 36.7 16-16 14
16 7 13 マイネルヘルツアス 名古屋 セン5 57.0  菅原辰  今津博 459(-12) 1:38.6 21/2 38.0 14-14 16
コーナー通過順
3コーナー 8, 1, 4, (6, 9), 15, 3, 16, 10, 7, (5, 14), 11, 13, 12, 2
4コーナー 8, 4, 1, 6, 15, 3, 9, 16, 14, 10, 7, 5, 11, (12, 13), 2

単勝 4 280円 1番人気
複勝 4 150円 2番人気 8 280円 5番人気 15 170円 3番人気
枠連 2-4 1,300円 7番人気
馬連 4-8 2,160円 10番人気
馬単 4-8 3,160円 15番人気
ワイド 4-8 740円 11番人気 4-15 430円 5番人気 8-15 820円 14番人気
3連複 4-8-15 3,860円 14番人気
3連単 4-8-15 18,210円 65番人気





【中央所属馬の評価】
カフェファラオは盛岡初登場の5歳馬。今年のフェブラリーS(G1)を2馬身半差で完勝し、見事に同レース2連覇を達成した。東京ダート1600mは3歳時にヒヤシンスS(L)、ユニコーンS(G3)も勝っており、これで4戦4勝。好位確保から盤石のレースを見せており、左マイルがベストの舞台なのだろう。盛岡は初コースといっても、それほど不安には感じない。今回は6月の安田記念(G1)以来の競馬となるが、過去の重賞4勝はすべて2ヶ月半~4ヶ月の休み明けで勝っており、いきなりでも能力を出し切るタイプ。

アルクトスは4年連続の南部杯。初登場の2019年こそ2着に敗れたが、一昨年は1分32秒7の大レコードで悲願のG1級レース初制覇。昨年は勝ち時計が1分35秒3と、一転して時計のかかる走路状態となったが、2馬身半差と後続を寄せ付けない勝利で2連覇を達成した。今回は3連覇がかかるわけだが、問題は2月のフェブラリーS(G1)以来の競馬になること。一昨年はフェブラリーS9着のあと、5月のかしわ記念(Jpn1)4着→8月のエルムS(G3)6着のステップ、昨年はやはりフェブラリーS9着のあと、6月のさきたま杯(Jpn2)1着を挟んでの参戦だった。使い込めないタイプとのことで、こちらも久々は気にならないのだろうが、ひとつ年齢を重ねたわけだし、7ヶ月ぶりがどう出るか。

サンライズノヴァも4年連続の出走。2019年のこの競走でG1級レース初制覇。一昨年はアルクトスから0秒4差の4着、昨年はやはりアルクトスから0秒8差の7着。ここ2年は自慢の末脚不発となっているが、キャリアの全10勝中、左回りで8勝をマークし、その8勝の内訳は東京ダート1400~1600mで7勝、そして南部杯。今回の舞台がベストの条件であることは変わらない。

ソリストサンダーは2年連続の出走。昨年はアルクトスをマークするように直線を向いたが、道中の流れが落ち着いたため、粘るヒロシゲゴールドをアタマ差捕まえられずの3着だった。続く武蔵野S(G3)はレースが流れて、うっぷんを晴らすように中団から抜け出し、重賞初勝利を記録。年が明けて、根岸S(G3)は1番人気で9着と敗れたが、その後はフェブラリーS(G1)4着→ゴドルフィンマイル(G2)4着→かしわ記念(Jpn1)2着。左マイルばかりを使われ、強い相手と好勝負を続けている。昨年の来盛時は中距離の本格差しタイプのイメージもあったが、この1年でマイラーとして地力を上げてきた印象。昨年以上の期待がかかる。

エアスピネルも2年連続の出走。昨年は直線インを狙ったが、突き抜けられずの6着。しかしアルクトスから0秒6の僅差だった。秋華賞馬の仔で3冠4・4・3着、重賞3勝の芝の一流馬だが、ダートではまだ勝利がない。しかし、昨年のフェブラリーS(G1)は最速上がりの末脚でカフェファラオと0秒1差の2着、さきたま杯(Jpn2)ではアルクトスと0秒1差の2着、武蔵野S(G3)ではソリストサンダーと0秒2差の2着。今回の出走馬と好勝負を演じており、力の差はまったく感じない。ただ、昨年のチャンピオンズC(G1)からここまで9・9・5・4着ともうひとつなのは年齢的なものなのだろうか?

シャマルは盛岡初登場。キャリア全11戦の4歳馬。デビューからダートの1200mばかりを使われ、今年4月の東京スプリント(Jpn3)をリュウノユキナにハナ差競り勝って勝利。オープン初戦でいきなり重賞制覇を達成した。続くさきたま杯(Jpn2)は3着に敗れたが、トリッキーな浦和コースでアタマ+アタマ差の惜敗。8月のサマーチャンピオン(Jpn3)→9月のオーバルスプリント(Jpn3)はともに3番手から抜け出す、1番人気にふさわしい危なげない勝利。ここ4戦で重賞3勝と一気にスターダムに躍り出てきた。今回は初となる1600mが鍵。ここ3走は1400mに距離を延ばして、問題ないレースを見せているが、母は1200~1400mの3勝馬。やはり心配。そしてG1級レースは初登場。相手は一気に上がる。

ヘリオスも盛岡初登場。東京ダート1400mのオープン特別を3勝している6歳馬。今年は4戦して、1月の根岸S(G3)→3月の黒船賞(Jpn3)→5月のかきつばた記念(Jpn3)と3戦連続2着。まだ重賞勝ちはないが、もう手の届くところまで来ている。ただ、前走のさきたま杯(Jpn2)は4着のエアスピネルから2馬身差、ちょっと差のある5着だった。1600mに距離が延びるのも歓迎とは言えない。

【地方所属馬の評価】
兵庫のイグナイターは中央→大井→園田の4歳馬。昨秋の地方全国交流・楠賞(園田1400m)を完勝して全国区に名乗りをあげると、暮れの兵庫ゴールドT(Jpn3)でテイエムサウスダン→ラプタスの3着と3歳馬ながら健闘。当時は52キロとハンデに恵まれていたが、年が明けると、3月の黒船賞(Jpn3)、5月のかきつばた記念(Jpn3)をともに56キロで快勝。4歳となって一気に本格化してきた。今回は久しぶりの左回りとなるが、東京ダート1600mの新馬勝ち、ユニコーンS(G3)は12着だったが不利があって参考外。こなせる下地はある。距離が延びる点については半信半疑。

大井のタイムフライヤーは2歳時にホープフルS(G1)勝ち、3冠10・11・6着とフル参戦した芝の実績馬。ダートに転じてからは一昨年にマリーンS→エルムS(G3)を連勝している。今年の春に大井へ移籍しているが、直前のフェブラリーS(G1)では4着のソリストサンダーに次ぐ5着。レッドルゼルや今回の出走馬・アルクトス、サンライズノヴァ、エアスピネルなどに先着しているのだから、衰えたわけではない。事実、ここ2走は大井記念(S1)4着→マイルグランプリ(S2)3着と、強豪揃う南関東の一線級で差のない走りを見せており、このメンバーに入ってもまだまだやれそう。

岩手のヴァケーションは川崎→水沢の5歳馬。2歳時に5戦4勝で全日本2歳優駿(Jpn1)を制し、NARグランプリ2019・2歳最優秀牡馬に輝いた経歴の持ち主。その後は低迷し、今年に入って岩手に移籍すると春の水沢シリーズの重賞2・1・3着と勝ち負けの連続。この時点ではレベル差ゆえの好走と思われていたが、7月のマーキュリーC(Jpn3)でも3着に食い込む健闘。復調確かであるとともに、川崎出身馬で左回りがかなり走るとの印象を植え付けた。ただ、水沢の3戦、そして、川崎に遠征した前走のスパーキングサマーC(S3)でも3~4コーナーで反応の悪さを見せており、この点が解消されないとこのレベルでの好走は難しい。

岩手のゴールデンヒーラーは地元生え抜きの4歳牝馬。これまで遠征競馬では昨年12月のクイーン賞(Jpn3)7着、前々走の読売レディス杯(金沢1500m)3着。まだ全国レベルには達していないが、今年に入って一気にパワーアップしてきた期待の4歳馬。デビュー当初から左回りの盛岡では抜群の走りを見せており、ここでどれだけ戦えるか注目したい存在。

【解説者の予想】
同じ左マイルのフェブラリーSの出走馬が6頭、かしわ記念の出走馬が5頭というメンバー構成だが、フェブラリーSは芝発走、かしわ記念はツーターン。盛岡のマイル戦とは条件が微妙に異なるだけに、計算が立つのは南部杯2・1・1着のアルクトスなのだが、今年は2月のフェブラリーS以来。やはり主軸はフェブラリーS連覇を成し遂げたカフェファラオになるだろう。続くのは昨年3着のソリストサンダー。それにフェブラリーSで次着のタイムフライヤー。勢い魅力のイグナイター、シャマルは距離延長がどうかという局面。エアスピネルは9歳となったが、前走のさきたま杯でいい脚を使っており、まだまだ警戒は必要とみる。

◎(4)カフェファラオ
○(9)アルクトス
▲(1)ソリストサンダー
△(3)タイムフライヤー
△(6)イグナイター
△(15)シャマル
△(16)エアスピネル


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