三井住友信託銀行の元部長 インサイダー取引の疑いで刑事告発 NHK 2025年3月24日 20時09分
信託銀行大手の「三井住友信託銀行」の元部長が、業務で知った情報をもとにインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に刑事告発しました。
告発されたのは三井住友信託銀行の片山肇 元部長(55)です。
証券取引等監視委員会によりますと、元部長は2022年から去年にかけて、業務で知ったTOB=株式公開買い付けに関する情報をもとに3つの銘柄の株式、合わせておよそ3200万円分を買い付けるインサイダー取引をした疑いがあるということです。
元部長は、顧客企業の株主名簿などを管理する証券代行部門で次長や部長を務め、インサイダー情報を管理する立場にあったということで、監視委員会は金融商品取引法違反のインサイダー取引の疑いで24日、東京地検特捜部に刑事告発しました。
特捜部は、在宅のまま立件に向けた詰めの捜査を進めるものとみられます。
元部長は、去年10月に不正な株取り引きを会社側に申告し、その後、懲戒解雇になっています。
三井住友信託銀行「法令順守と情報管理の体制を一層充実」
三井住友信託銀行と親会社で持ち株会社の三井住友トラストグループは、元部長が刑事告発されたことについて「関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げます。法令順守と情報管理の体制を一層充実させ、信頼回復に全力をあげて取り組んでまいります」などとコメントしています。
信託銀行大手の「三井住友信託銀行」の元部長が、業務で知った情報をもとにインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に刑事告発しました。
告発されたのは三井住友信託銀行の片山肇 元部長(55)です。
証券取引等監視委員会によりますと、元部長は2022年から去年にかけて、業務で知ったTOB=株式公開買い付けに関する情報をもとに3つの銘柄の株式、合わせておよそ3200万円分を買い付けるインサイダー取引をした疑いがあるということです。
元部長は、顧客企業の株主名簿などを管理する証券代行部門で次長や部長を務め、インサイダー情報を管理する立場にあったということで、監視委員会は金融商品取引法違反のインサイダー取引の疑いで24日、東京地検特捜部に刑事告発しました。
特捜部は、在宅のまま立件に向けた詰めの捜査を進めるものとみられます。
元部長は、去年10月に不正な株取り引きを会社側に申告し、その後、懲戒解雇になっています。
三井住友信託銀行「法令順守と情報管理の体制を一層充実」
三井住友信託銀行と親会社で持ち株会社の三井住友トラストグループは、元部長が刑事告発されたことについて「関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げます。法令順守と情報管理の体制を一層充実させ、信頼回復に全力をあげて取り組んでまいります」などとコメントしています。