長崎市の鈴木史朗市長
鈴木史朗・長崎市長:原爆の日(2024年8/9)の平和祈念式典 イスラエルに招待状送らず:ロシアとベラルーシにも https://t.co/KJlFLC5Rt1 #gooblog
— bod (@bod91313247) August 8, 2024
長崎市長 あすの平和祈念式典 イスラエル不招待について説明 | NHK 2024年8月8日 11時58分
9日、長崎原爆の日に行われる平和祈念式典にイスラエルの駐日大使が招待されず、日本を除くG7各国とEUの大使らが連名で懸念を示したことについて、長崎市の鈴木市長は報道陣の取材に応じ、「決して政治的な理由で招待していないわけではない」として市の立場を改めて説明しました。
9日の長崎原爆の日に行われる平和祈念式典について長崎市はイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルの駐日大使を招待していません。
これをめぐって、G7=主要7か国のうち、日本を除くアメリカやイギリスなど6か国とEU=ヨーロッパ連合の東京に駐在する大使らが連名で懸念を示す書簡を長崎市の鈴木市長に送りました。
こうした中、鈴木市長は8日、報道陣の取材に応じ「決して政治的な理由で招待していないわけではなく、平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで式典を円滑に実施したいという理由だ。苦渋の決断ではあったが、そういう考えで決定した。判断に変更はない」と述べ、市の立場を改めて説明し、理解を求めました。
その上で「あす8月9日は長崎市にとって1年で1番大切な日だ。被爆者の平均年齢は85歳を超え、酷暑の中、頑張って参加する被爆者もいる。こうした式典が、いろんな妨害によって影響を受けてはいけない」と述べました。
駐日大使の式典への参加見合わせを表明している各国については「残念だが、来年以降参加いただければと思う。今回に限らず、長崎にとっても日本全体にとっても大切な国々なので、われわれの真意が正しく理解いただけるように、必要に応じてあらゆる機会を捉えてお話しできればと思う」と述べました。
9日の平和祈念式典で、鈴木市長が読み上げる平和宣言では中東情勢などに触れ、被爆地・長崎として強い危機感を示すことにしています。
米 駐日大使 長崎市に平和祈念式典 欠席の書簡
9日の長崎原爆の日に行われる平和祈念式典についてアメリカ大使館は、エマニュエル大使が長崎市の鈴木市長宛てに6日、書簡を送り、イスラエルを式典に招待しなかったのは政治的な決定だとしたうえで自身も欠席を余儀なくされたと伝えました。
アメリカ大使館によりますと、エマニュエル大使は長崎市の鈴木市長に宛てに6日、書簡を送ったということです。
この中で、イスラエルを式典に招待しなかったのは政治的な決定だとしたうえでそのために自身は欠席を余儀なくされたと伝えたと言うことです。
長崎市の平和祈念式典をめぐっては、7月19日付けで、平和祈念式典への招待を受けたG7=主要7か国のうち、日本を除くアメリカやイギリスなど6か国とEU=ヨーロッパ連合の東京に駐在する大使らが連名で鈴木市長に書簡を送っています。
書簡では「イスラエルを式典に招待しないことは、イスラエルを式典に招かれていないロシアやベラルーシのような国と同列に扱うことになり、不幸で誤解を招く」として大使らが式典への参加を見合わせる可能性に言及していました。
欧米大使ら 長崎市に懸念示す書簡
9日の長崎原爆の日に行われる平和祈念式典に、長崎市が、イスラエルを招かないことについて日本を除くG7各国とEUの大使らが連名で懸念を示す書簡を市長に送っていたことが明らかになりました。
書簡は先月19日付けで、東京に駐在する日本を除くG7=主要7か国とEU=ヨーロッパ連合の大使らの連名で長崎市の鈴木市長に送られました。
それによりますと大使らは、長崎市から平和祈念式典への招待を受けたとした上で「イスラエルを式典に招待しないことは、イスラエルを式典に招かれていないロシアやベラルーシのような国と同列に扱うことになり、不幸で誤解を招く」として、懸念を示しています。
その上で「式典の普遍的なメッセージを維持するためにイスラエルを招待することを求める。イスラエルが除外された場合われわれがハイレベルの参加を行うことは難しくなるだろう」として、大使らの式典への参加を見合わせる可能性に言及しています。
林官房長官「政府としてコメントする立場にはない」
林官房長は、8日の記者会見で「平素から長崎市との間で事務的なやり取りを行っており外務省から国際情勢などを説明することはあるが、式典に誰を招待するかは主催者である長崎市によって判断されたものだ。市主催の行事への各国外交団の出欠やその理由について政府としてコメントする立場にはない」と述べました。