
カナダ総選挙 与党・自由党が政権維持へ 米に報復関税など評価 NHK 2025年4月29日 15時57分
カナダの総選挙は与党・自由党が最も多くの議席を獲得して政権を維持する見通しで、隣国アメリカ・トランプ政権の関税措置に報復関税で応じるなど、カーニー首相の強硬な姿勢が評価された形です。
カナダの総選挙は28日に投票が行われ、公共放送CBCは日本時間29日午後3時の時点での時点で、与党・自由党が小選挙区の343の議席のうち160議席以上を獲得し、第1党となったと伝えています。
今回の選挙は、アメリカのトランプ大統領による「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という発言や、関税措置などをめぐって関係が悪化するアメリカとどう対じするかが最大の争点になりました。
自由党のカーニー首相は、経済を悪化させたなどとして最大野党・保守党から追及を受けていたトルドー前首相の辞任を受けて3月に就任したばかりですが、カナダとイギリスの中央銀行総裁を務めた経歴や、アメリカに報復関税で応じる強硬な姿勢が評価された形です。
カーニー首相は総選挙のあとにトランプ大統領との間で、関税をめぐって本格的な協議に入ることで一致していて、今後、交渉の手腕が問われることになります。
カーニー首相は29日、勝利宣言を行い「私がトランプ大統領と会談するのは、2つの主権国家の間の将来の経済や安全保障における関係について議論するためだ。カナダ国民の繁栄を築くため、アメリカ以外にも多くの選択肢があることを十分に認識した上で臨むことになる」と述べ、妥協しない姿勢を強調しました。
カナダの総選挙は与党・自由党が最も多くの議席を獲得して政権を維持する見通しで、隣国アメリカ・トランプ政権の関税措置に報復関税で応じるなど、カーニー首相の強硬な姿勢が評価された形です。
カナダの総選挙は28日に投票が行われ、公共放送CBCは日本時間29日午後3時の時点での時点で、与党・自由党が小選挙区の343の議席のうち160議席以上を獲得し、第1党となったと伝えています。
今回の選挙は、アメリカのトランプ大統領による「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という発言や、関税措置などをめぐって関係が悪化するアメリカとどう対じするかが最大の争点になりました。
自由党のカーニー首相は、経済を悪化させたなどとして最大野党・保守党から追及を受けていたトルドー前首相の辞任を受けて3月に就任したばかりですが、カナダとイギリスの中央銀行総裁を務めた経歴や、アメリカに報復関税で応じる強硬な姿勢が評価された形です。
カーニー首相は総選挙のあとにトランプ大統領との間で、関税をめぐって本格的な協議に入ることで一致していて、今後、交渉の手腕が問われることになります。
カーニー首相は29日、勝利宣言を行い「私がトランプ大統領と会談するのは、2つの主権国家の間の将来の経済や安全保障における関係について議論するためだ。カナダ国民の繁栄を築くため、アメリカ以外にも多くの選択肢があることを十分に認識した上で臨むことになる」と述べ、妥協しない姿勢を強調しました。