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フェブラリーステークス回顧

2009-02-22 18:19:41 | 大レース回顧集

第26回 フェブラリーステークスは、22日、東京競馬場で行われた。

1番人気は、G1級レース4連勝を狙う、2 カネヒキリで2.7倍、2番人気は、当レース連覇がかかる、9 ヴァーミリアンで4.1倍、3番人気は、14 カジノドライヴで5.0倍、4番人気は、16 フェラーリピサで8.8倍、5番人気は、12 エスポワールシチーで9.4倍。10倍以下の人気は以上5頭。

スタートは、フェラーリピサが好発馬。しかし、エスポワールシチーがダッシュをつけて予想通りハナを奪い、カジノドライヴがすかさずこれに続いて2番手。さらに15 サクセスブロッケンが3番手に位置し、注目のカネヒキリも内を通ってフェラーリピサと並んで前団の4番手位置に。対して、ヴァーミリアンは中団あたり。

エスポワールシチーが1200mまでのハロンラップタイムを11秒台で刻むという展開となり、ヴァーミリアン以降の中団、後方位置につけていた馬たちは厳しい流れの展開に。また直線中ほどでは、カジノドライヴが一瞬エスポワールから置かれかける形にもなった。

しかし残りあと200m付近で、エスポワールの脚色が止まり、カジノが再度巻き返してきた他、エスポとカジノの中をついてカネが突っ込み、さらに外のサクセスが襲い掛かるというデッドヒート状態となったが、わずかに首差抜け出したサクセスが最後は勝利を手中に。2着争いは頭差、カネを抑えたカジノ。カネ3着。逃げたエスポが4着。フェラーリが5着。

<短評>

・サクセスブロッケン・・・前走の川崎記念は道中行きたがっていたことが災いし、勝負どころでカネヒキリらに置いて行かれてしまい、3着でも完敗の内容だったことから、今回は20.6倍の6番人気という低評価となってしまったが、3番手で折り合いをつけ、直線に入ってもじっと我慢し、エスポの逃げが衰えたところで一気にスパートして激戦を制した。川崎記念での反省を生かした勝利。鞍上の手綱捌きが見事だった。

・カジノドライヴ・・・エスポを終始ガッチリマーク。直線半ばで一旦、馬群に沈みかけながらも最後また巻き返した地力はさすが。まだ馬が大人になりきれていない印象があるので、これからさらにレースキャリアを積むことが大事だろう。

・カネヒキリ・・・敗れてなお強しというのか、3着だったが内容的には悪くない。上位2頭の勢いに少々劣ったというべきであり、まだまだこれからも主役を演じれるだろう。

・エスポワールシチー・・・最後は捕まってしまったが、残りあと200mまでは快調な走りを見せ、逃げ切りも十分ありえた走りだった。当レースの敢闘賞に値する走りだ。

・フェラーリピサ・・・発馬は良かったが、直後に馬が口を割るそぶりをみせてしまった。

・ヴァーミリアン・・・6着に入ったが、見せ場らしきものはなかった。予定通りの調教ができなかったということがあったにせよ、衰えというものも感じた一戦となった。


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