公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

まさかの「コースアウト」

2008-12-28 00:02:22 | 大レース回顧集

第131回の中山大障害が27日、中山競馬場で行われたが、3頭が落馬した上に、独走状態だった(恐らく、後続に7~8馬身ほどの差をつけていた)2 マルカラスカルが、大竹柵を通過し、逆回りにコースを取った後、夢遊病者のごとく内ラチ沿いのコースから外れて走行するという、信じられないことが起こった。

逆回りの1コーナー通過後に、マルカラスカルは隊列へと戻り、再び先頭に立って後続を牽引。続く難関障害である、大いけ垣障害も含め、その後全ての障害を飛越し終えたものの、直線入り口で完全に脚を失い、13 メルシーエイタイムに交わされ後退。しかしその外から8 キングジョイが鋭く脚色を伸ばし、ゴール直前、メルシーを捕らえて優勝。メルシー2着、終始前々勝負で頑張った14 テイエムトッパズレが3着、10 スプリングゲントが4着。マルカラスカルはまさかの5着敗退。

http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c200806050710 

<短評>

・キングジョイ・・・京都ハイジャンプにおいて、コウエイトライを破って勝利した勢いがここでも生きた感じ。直線で鋭く追い込み、待望の大障害制覇を果たした。

・メルシーエイタイム・・・4角でマルカラスカルを捕らえたときには、当レース連覇かとも思われたが、キングジョイの末脚に屈した。残念。

・テイエムトッパズレ・・・終始前々の競馬で粘りこんだ。大健闘。

・スプリングゲント・・・こちらも前々での競馬だったが、上位陣とは少々差があったか。

マルカラスカルの逸走については、もともとこの馬自身が右方向へ逃げる癖があり、騎手が到底御すことができなかったと判断された様子。しかしながら、断然リードの状態で、まさかのコースアウト状態となってしまっては、一昔前の殺気立った雰囲気の競馬場であれば、「八○○だ!」と言われても仕方ないところ。次走にあたっては、こうしたことが起こらぬよう、陣営は留意せねばなるまい。


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