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紅麹原料の流通先は3万3000社か

2024-04-06 12:40:11 | 政治経済問題
紅麹原料の流通先は3万3000社か…こだわりソーセージに使用の食品メーカー「売り上げの3分の1失った」 読売新聞 2024年 4/6 11時53分

小林製薬(大阪市)の「紅麹(べにこうじ)」成分入りサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、同社製の紅麹を原料に使った各地の食品メーカーなどが、商品の自主回収や顧客への説明に追われている。原料の流通先は3万社を超えるとの推計もある。事業者に憤りと困惑が広がっている。

 「突然、『危険性がある』と言われて驚いた。主力商品を失い、経営へのダメージは小さくない」。ソーセージやベーコンを製造・販売する「薫製倶楽部」(岡山県早島町)の森雅昭社長は、そう言ってため息をついた。

 子どもにおいしいソーセージを届けたいと、化学的な添加物を使わない商品を開発してきた。自然な色合いや風味がよい紅麹を取り入れており、2016年から小林製薬の紅麹を使う。狙いは当たり、月に約1万パック(4本入り)を出荷する人気商品に成長した。

 小林製薬が先月22日に健康被害を公表したことを受け、製造・販売の中止を決め、自主回収を開始した。県内外約400の納入先に電話をかけて販売中止を伝え、ホームページでも返品を呼びかけた。返品者に同額のクオカードを贈るなどし、損害は数百万円に上る。森社長は「売り上げの3分の1を失った。補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」と訴える。

 東京都内の百貨店にも出荷する老舗「金谷ホテルベーカリー」(栃木県)は「いちごロール」など3商品の販売を中止し、自主回収した。対象商品以外でも返品が出ており、同社幹部は「小林製薬の紅麹は今後、一切使わない」と憤る。

 みそ製造の「竹屋」(長野県)は「タケヤみそ 塩ひかえめ紅麹仕立て」に小林製薬の紅麹を使用していた。他の商品でも使っていないか確認する問い合わせが相次いでいる。藤森伝太社長は「健康被害がなぜ発生したのかわかるまで、安心できない」と、原因究明を強く求める。

 厚生労働省によると、23年に製造された小林製薬の紅麹原料は52社に卸され、そこから173事業者に販売された。帝国データバンクによると、流通経路は173事業者の先に広がっており、関連する企業は約3万3000社に上ると推計される。
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