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欧州の大学教育は哲学を重視する。先人の教えを紐解きながら、現代にどうフィードバックするのかという点が大学教育の根幹となっているが、日本ではほとんど重視されていない。

2024-06-24 13:03:52 | 大学受験
文系を軽視して良いのか?



@naoyasano8695

欧州の大学教育は哲学を重視する。先人の教えを紐解きながら、現代にどうフィードバックするのかという点が大学教育の根幹となっているが、日本ではほとんど重視されていない。一時、高校の世界史が文理共通で必修化されたことがあるが、これは大学教育における哲学の重要性を暗示するものであったにもかかわらず、その試みは失敗した。その結果、今は、理系重視文系軽視、という風潮になっている。だが、実社会において、高度な情報化社会が広く浸透してきた背景もあり、実務面における「理系の文系化」が進んでいる。要するに、昭和の時代ならば理系社員が行っていた業務を、端末を介して文系社員がやるのも当たり前になっているのが現状。ゆえに、情報系の学部学科は、文系なのか理系なのか、見境がつかなくなっている。ということは、単純に事務処理のスキル面だけを見ると、理系も文系も関係ない。大局的な見方についてのみ、文系なのか理系なのか、ということで分かれることになろう。どちらかというと、理想・空想を追求するのは文系で、合理性を追求するのは理系、ということになるんだろうが、この間を埋めるのが、冒頭に上げた哲学、ということになる。哲学は、日本の大学教育では、文学部の範疇に入るが、実際には、文理共通。理系にも、もちろん、独自の哲学が存在する。まずは、ここに回帰すべきではなかろうか。バブル期は就職に有利、というだけで、経済系学部がもてはやされ、現在はデータサイエンスなどの重要性から、数学重視の観点も踏まえ、理系に傾倒している様子だが、単純に実務面、スキル面のみだけで判断する風潮は長続きしない。時代の趨勢が変わろうとも、幹になる部分を教育すること。これが大学教育というものである。
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