
昭和が始まって100年 幸福度が高かった・低かった年代は… NHK 2025年4月29日 19時18分
1926年に昭和が始まってことし100年です。過去100年の日本人の幸福度について大手広告代理店のシンクタンクがWEBアンケートを行い、多くの人が幸福度が最も高かったと考える時期は「1980年代」で、その後は徐々に低下するという結果をまとめました。
この調査は、4月29日の「昭和の日」にあわせて大手広告代理店「博報堂」のシンクタンクが20代から80代の男女2800人を対象にことし2月、インターネットでアンケートを行ったものです。
昭和が始まった「1920年代」から現在の「2020年代」までを10年ごとに区切り、この100年について日本人がどの程度幸せだったと考えるか10点を満点として尋ねました。
▽幸福度が最も高かったと考える時期は、バブル景気が始まった「1980年代」の6.2点、
▽最も低かったと考える時期は、太平洋戦争があった「1940年代」の3.97点でした。
幸福度は「80年代」以降、現在まで徐々に下がり、今後も低下傾向が続く予想になったということです。
調査では、時代ごとに重視していたと思われる価値観についても尋ねました。
「1980年代」は
▽「仕事」が44.0%
▽「家族とのつながり」と「経済的な安定」がそれぞれ37.4%となりましたが、
「2020年代」は
▽「多様性」が31.6%
▽「自分らしさ」が31.0%
▽「柔軟な働き方」が29.8%だった一方、
▽「仕事」は17.3%と、価値観に変化がみられたということです。
調査を行った「博報堂100年生活者研究所」田中卓 副所長
「戦後から復興し便利さを実感できた1980年代は、幸福度も高く評価された一方、現代は将来や社会への不安が反映された結果だとみている。100年で社会が大きく変化することを改めて実感し、今後の人生設計を長期視点で考えてほしい」
1926年に昭和が始まってことし100年です。過去100年の日本人の幸福度について大手広告代理店のシンクタンクがWEBアンケートを行い、多くの人が幸福度が最も高かったと考える時期は「1980年代」で、その後は徐々に低下するという結果をまとめました。
この調査は、4月29日の「昭和の日」にあわせて大手広告代理店「博報堂」のシンクタンクが20代から80代の男女2800人を対象にことし2月、インターネットでアンケートを行ったものです。
昭和が始まった「1920年代」から現在の「2020年代」までを10年ごとに区切り、この100年について日本人がどの程度幸せだったと考えるか10点を満点として尋ねました。
▽幸福度が最も高かったと考える時期は、バブル景気が始まった「1980年代」の6.2点、
▽最も低かったと考える時期は、太平洋戦争があった「1940年代」の3.97点でした。
幸福度は「80年代」以降、現在まで徐々に下がり、今後も低下傾向が続く予想になったということです。
調査では、時代ごとに重視していたと思われる価値観についても尋ねました。
「1980年代」は
▽「仕事」が44.0%
▽「家族とのつながり」と「経済的な安定」がそれぞれ37.4%となりましたが、
「2020年代」は
▽「多様性」が31.6%
▽「自分らしさ」が31.0%
▽「柔軟な働き方」が29.8%だった一方、
▽「仕事」は17.3%と、価値観に変化がみられたということです。
調査を行った「博報堂100年生活者研究所」田中卓 副所長
「戦後から復興し便利さを実感できた1980年代は、幸福度も高く評価された一方、現代は将来や社会への不安が反映された結果だとみている。100年で社会が大きく変化することを改めて実感し、今後の人生設計を長期視点で考えてほしい」