公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

2024年2/12~16のドル・円 ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-02-09 20:28:38 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は今後の利下げについて大筋で見解は一致するものの、濃淡分かれる。パウエルFRB議長は3月の開始に否定的なスタンスで、5月以降がメーンシナリオ。そうしたなか2月13日に発表される1月米消費者物価コア指数(コアCPI)は前年比+3.7%と前回を下回る見通し。また、15日発表の1月米小売売上高は前月比+0.1%と、前回の+0.6%を下回る見通し。これらの経済指標が市場予想と一致した場合、5月利下げの思惑が強まりそうだ。
 一方、日本銀行は3月以降にマイナス金利を解除する公算も、その後の政策方針が注目される。日銀植田総裁をはじめ当局者は政策金利の引き上げに慎重で、緩和的な政策運営が長期間続く可能性があるため、日米金利差の早期縮小観測は後退しており、目先的にドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。

【米・1月消費者物価コア指数(CPI)】(13日発表予定)
 13日発表の1月消費者物価コア指数(CPI)は前年比+3.7%と鈍化が見込まれており、市場予想と一致した場合、インフレ緩和を意識したドル売りが強まる可能性がある。

【米・1月小売売上高】(15日発表予定)
 15日発表の1月小売売上高は前月比+0.1%と、12月の同+0.6%から悪化が予想されている。市場予想を下回った場合、個人消費の弱さが意識され、金融緩和を正当化しよう。

・予想レンジ:147円50銭-151円50銭


・2月12日-16日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)1月消費者物価コア指数 13日(火)午後10時30分発表予定
・予想は前年比+3.7%
 参考となる12月実績は前年比+3.9%。サービス価格の上昇率は鈍化しつつあるが、住居費の上昇率は6%台を維持している。1月のコアインフレ率は12月実績を下回る見込みだが、3%台後半となる可能性が高い。

○(欧)10-12月期ユーロ圏域内総生産改定値 14日(水)午後7時発表予定
・速報値は前年比+0.1%
 速報値ではドイツがマイナス成長。スペインとポルトガルはまずまずの経済成長を記録した。改定値でドイツの経済成長率が上方修正される可能性は低いため、域内総生産改定値は速報値とほぼ同水準となる見込み。

○(日)10-12月期国内総生産速報値 15日(木)午前8時50分発表予定
・予想は前期比年率+1.4%
 10-12月期の内需はさえない状況だったものの、外需はまずまず順調。設備投資は増加したとみられており、一定規模の経済成長を記録した可能性が高い。

○(米)1月小売売上高 15日(木)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比+0.1%
参考となる12月実績は前月比+0.6%のやや高い伸びを記録。オンライン販売が好調だったようだ。1月は反動減となる可能性があるが、オンライン販売はまずまず良好との見方が多く、前月比プラスとなる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・14日(水):(英)1月消費者物価指数
・15日(木):(英)10-12月期国内総生産、(米)1月鉱工業生産
・16日(金):(米)1月生産者物価指数、(米)2月ミシガン大学消費者信頼感指数

Powered by フィスコ


「もみ合いか、インフレ高止まりも米金融政策にらみ」
 来週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏の低調な経済指標が続くなか、欧州中央銀行(ECB)当局者の政策金利引き下げに関する見解はまちまち。ユーロは売り買い交錯で、方向感を欠く展開となりそうだ。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の利下げ時期に関する見解も分かれ、米長期金利次第の展開と言えるだろう。
・予想レンジ:1.0600ドル-1.0900

「伸び悩みか、日銀マイナス金利政策の早期解除の思惑残る」
 来週のユーロ・円は伸び悩みか。日本銀行はマイナス金利解除の利上げに慎重で、円売りがユーロを押し上げる展開は続きそうだ。ただ、ユーロ域内の低調な経済指標が目立ち、ユーロの一段の上昇を抑制。一方、欧州中央銀行(ECB)当局者の政策金利引き下げに関する見解はまちまちであり、ユーロは売買交錯で方向感の乏しい値動きに。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・14日:10-12月期域内総生産改定値(速報値:前年比+0.1%)
・予想レンジ:158円50銭-162円50銭


「底堅い展開か、利下げ後ずれの見方浮上で売りづらい、雇用統計発表に注目」
 来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利(4.35%)の据え置きを決定。しかし、インフレの低下進行は認めつつも、警戒姿勢を維持、インフレ目標達成への強い意志を示し、追加利上げの可能性を否定できないとしたことから、年内利下げは後ずれするとの見方が浮上し、豪ドルは売りづらくなった。一方、四半期金融政策報告では、経済見通しの前提となる政策金利水準を今年末で3.9%と想定している。また、1月雇用統計の発表が注目され、前回からの悪化傾向が続く場合は豪ドル売り再燃の可能性も。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:1月雇用統計(12月:失業率3.9%、雇用者数増減-6.51万人)
・予想レンジ:96円00銭-98円00銭


来週のNZドル・円は底堅い展開か。10-12月期雇用統計において、失業率は予想ほどの上昇がみられず、雇用者数も予想を上回る伸びでプラス転換したことを受けて、NZ準備銀行(中央銀行)の利下げ観測は一段と後退しており、NZドルは引き続き売りづらい。中銀の1-3月期2年先インフレ予想の発表や、オア総裁の講演があり、利下げ観測のすう勢見極めへ。一方、日銀の早期マイナス金利解除は織り込まれつつあり、その後の利上げには慎重な姿勢がみられることで、円には売り圧力がかかりやすい。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・13日:NZ準備銀行・1-3月期2年先インフレ予想(10-12月期:2.76%)
・16日:オアNZ準備銀行総裁講演(NZ経済フォーラム)
・予想レンジ:90円00銭-92円00銭


底堅い値動きか。2月14日発表の英消費者物価コア指数(CPI)などインフレ指標が注目され、高止まりなら英中銀は早期の利下げ観測の後退でポンド買い先行。翌15日の10-12月期国内総生産(GDP)も堅調ならポンド買い要因に。一方、日本銀行はマイナス金利解除の利上げに消極的で円売り地合いが見込まれる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+5.1%)
・15日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+0.6%)
・予想レンジ:186円00銭-191円00銭


来週のカナダドル・円は底堅い展開か。カナダ中央銀行が利上げ終了を示唆し、年内利下げ観測が浮上しているなか、マックレム総裁が「インフレ圧力を抑制するにはさらに時間が必要」と発言。また、1月雇用統計で、失業率は小幅上昇予想も、雇用者数の適度な増加が見込まれることで、年内利下げ開始時期の後ずれ思惑からカナダドルは売りづらくなるとみられる。一方、日銀の早期マイナス金利解除は織り込まれつつあり、その後の利上げには慎重な姿勢がみられることで、円には売り圧力がかかりやすい。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:110円00銭-112円00銭


来週のスイスフラン・円は下げ渋りか。日本銀行は3月にもマイナス金利政策を解除する可能性があるが、解除後も緩和的な金融環境を維持する方針のようだ。一方、スイス中央銀行は今年前半にも利下げを行う可能性は残されているが、日本とスイスの金利差が急速に縮小するとの見方は増えていないため、新たなフラン売り材料が提供されない場合、スイスフラン・円は169円台で下げ渋る状態が続くとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:169円50銭-172円50銭
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 杉田水脈の賠償確定 伊藤詩織... | トップ | 2024年2/9 蒲郡GI・第69回... »
最新の画像もっと見る

株式・為替などの経済指標」カテゴリの最新記事