
ロシアのショイグ安全保障会議書記
ロシア高官が北朝鮮 キム総書記と会談 軍事協力など意見交換 NHK 2025年3月22日 5時35分
ロシアのショイグ安全保障会議書記は、訪問先の北朝鮮でキム・ジョンウン(金正恩)総書記と会談し、両国の軍事協力などについて意見を交わしたほか、プーチン大統領からの親書を渡したことを明らかにしました。
ロシアの前の国防相で、現在は安全保障会議の書記を務めるショイグ氏は21日、北朝鮮の首都ピョンヤンでキム・ジョンウン総書記と会談しました。
会談後、ショイグ氏は「キム総書記のロシア訪問とプーチン大統領のピョンヤン訪問によって決定された事項の実施結果を確認した」と述べ、去年12月に発効した「包括的戦略パートナーシップ条約」に基づく両国の軍事協力の進ちょく状況などについて意見を交わしたことを明らかにしました。
ロシアの国営メディアによりますと、ショイグ氏は条約について「両国の利益に資するもので、条約の内容を無条件で実行していく用意がある」と述べたということです。
また、ショイグ氏はプーチン大統領の親書をキム総書記に渡したと明らかにしましたが、親書の具体的な内容や、調整が進められているとみられる両首脳の会談については言及しませんでした。
このほか、ショイグ氏は、会談の中で、ウクライナ情勢をめぐってロシアとアメリカの対話が再開したことについても協議したとしています。