公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

初のビッグ開催

2006-02-19 05:29:02 | 現場レポート

本当は予定していなかったんだが、6レース前に奈良競輪場へ入った。

最近、どうも競輪は大量落車のオンパレードで「怖い」イメージがあり、辟易している面があったのだが、せっかく初めて西王座戦という大きなタイトル戦が行なわれるということもあり、当初行く予定だった尼崎をキャンセルして行ってきた。ただ、車券は一切購入なし。

さっき言ったように、5レースが終わったと見知らぬ客に、

「これまで、大量落車あった?」

と聞いた。

今やこれから先に聞かないとどうにもならない現状なのが競輪。普通は、

「これまで大きいの出た?」

と聞くもんなんだが。

すると5レースまでは出ていなかったとのこと。でも答えた客も、

「確かに最近よう落ちるわ。」

と半ば辟易していた様子だった。

でも、本当に奈良でこんな大きなレースが行なわれるとは思いもしなかった。

そもそも、平城を降りると回りは田んぼで、昔は田んぼのあぜ道をせっせと歩いていかねばならないところだった。

西大寺からも歩いていけるが(西大寺からは無料バスも出ている)、こちらは道が狭く、その上車がよく来るので危ない。ま、立地条件は言うまでもなく「劣悪」。他から来た客人はびっくりするぞ。

その上、「特別観覧席」なし。

いわゆる特観席のない公営競技場というと、奈良とホッカイドウ・ばんえい競馬ぐらい。ま、既にその奈良にも特観席は実はできたんだが、使用開始は4月から。何で西王座では使用されないのか・・・

ところが3年ほど前から場間場外発売の拡大など発売日数を増やしたことや、こちらはいわば「パイオニア」ともいうべき、ブロードバンド中継&オンデマンド映像配信をWeb上で公開するなどした努力が実って一気に黒字化し、やがて、

「奈良だってビッグ開催できる!」

というところまでこぎつけ、ついに成就。そして初日を迎えた18日だったが、結構力勝負のレースが多く、久しぶりに面白いレースが堪能できた。

ま、奈良の車券成績というと案外よくない。だいたい取って損が多いし、スカも数知れず。去年は向日町で万シュー的中など「3連勝」なんかしたもんだから、すっかり「ご無沙汰」していた。

それでも、結構大きなところも取れている競輪場だし、昨年の西王座決勝の万シューを取ったが、それはこの奈良で買ったものだったから思った以上に縁起のいいところなのかも。

それに展開が速いんで見てて面白んだよな。またよく荒れるし。筋違いも結構来るんで、競輪キャリアがどうのこうのは関係ない競輪場。その点は西宮とよく似ているし、本音をいえば、奈良みたいなバンクが他にも一杯出来て欲しいもの。そうすると競輪も「変わるぞ」。

昨年はあのテオ様を国際競輪第一戦で斡旋し、目の付け所もさすがの奈良競輪。次行くのは最終日だが、今度は車券買うよ。そして万シューもいただきたいところだね。


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